老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「北星学園大学への脅迫状(テロ)」

2015-02-03 20:19:27 | 社会問題
今日のニュースで流れたように、北星学園大学への脅迫状が再び繰り返されている。元朝日の記者が勤務するこの大学に、彼を辞めさせなければ「職員や受験生などに危害を加える」という脅迫状である。

事件の発端は元記者の書いた従軍慰安婦に関する記事であった。この記事をめぐっては、去年大きな問題になっていたが、朝日は既に謝罪している。もう新聞社を辞めているのにテロ脅迫を繰り返す犯人は異常であるが、朝日を非難・攻撃するネットウヨクなども同じ傾向にある。

櫻井よしこもずっと朝日を攻撃していた。彼らは朝日の誤報道を拡大解釈して、従軍慰安婦問題全般をなかったことにしようとしている。そのことはユーチューブでの放映を観れば明らかである。櫻井よしこはテレビなどで、特に、韓国の元従軍慰安婦の問題はねつ造であり、彼女たちは自ら進んで慰安婦になった、商行為による慰安婦であったと主張している。

この人は過去に日本テレビでキャスターを長年勤めていたが、日本国憲法をダメな憲法であり、即刻改正すべきだと言うのだが、どういう憲法が良いかとなると、それは聖徳太子が制定したとされる「憲法一七条」です、と正気で主張するのである。大日本帝国憲法などではなく一五〇〇年も前の憲法を「新しい」憲法として制定しなさいという。

脅迫状問題から脱線してしまったが、最近のテロ脅迫は常軌を逸している。歴史修正主義がはびこる社会は限りなく危うい。以前も朝日の阪神支局の記者が白昼散弾銃で撃たれた事件があったが、今回も同じ傾向の犯人を想定してしまった。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵
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焼け太りを許すな

2015-02-03 17:01:12 | 安全・外交
下記の記事(ネットによる毎日新聞)を見て、またぞろ日本人の同調意識に恐ろしさを感じる。

・・・・・・・・・・・・・・・(引用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
民主党の枝野幸男幹事長は2日の記者会見で、「対決姿勢で臨むべき話ではない」と強調。共産党の山下芳生書記局長も「悲劇を繰り返さないための検証というスタンスが大事だ」と述べるにとどめた。民主党幹部は「悪いのはISで、政府を不用意に攻めても国民の批判を受ける。まずは分析が必要だ」と慎重に語る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そもそも、今回の日本人殺害の最大の切っ掛けはなんであったのか?
政府が既にに昨年秋から「日本人がISILに拘束されており、20億円の身代金を要求されていること」を承知に上で、12月に中東を訪問し「ISILと戦う国に230億円の支援を行う」と高らかに宣言(ISIL側からすれば「宣戦布告」)を繰り返したことではなかったか?

この人質の件を国民には何の情報も漏らさず、年末の衆議院選挙を乗り切って、大勝したが、ISILから公開されて初めて国民の知るところとなり、「テロには屈しない、かつ、人命第一」と矛盾する論法で右往左往したあげく最悪の結果となった。(全てアメリカの主導に従っただけではないのか?)

終わって見れば、後藤健二氏の活動の賛美尽くめの報道に乗じて「テロ対策第一、有志連合国との共同活動の推進」である。

今回の政府の一連の対応をキッチリと検証せずにテロ対策第一のみで動けば、政府与党の思う壺である。戦う前に世論の動向を恐れて敵に塩を送っているようでは、与野党対決など百年待っても実現不可能だろう。野党が国民を引っ張って行かなくてどうするのか?

ISILの過激な行動は許されるべきことではないが、その依って来たる要因の考察と対応をも冷静に議論するべき、との論を抹殺すべきではないと考える。(これを「過激集団の洗脳かぶれ」と言う勿れ。)

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
tetsujinn
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