老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「高等工科学校生徒」制度とは

2009-11-26 22:55:13 | 民主主義・人権
『生徒の非自衛官化は、政府の総人件費改革に伴う定員削減の一環であるとともに2000年(平成12年)5月に国連総会で採択された「武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約の選択議定書」を日本も2004年(平成16年)年5月に国会承認したことから、18歳未満の自衛官をなくす目的で行われている。同議定書は、「18歳未満の自国の軍隊の構成員が敵対行為に直接参加しないことを確保するためのすべての実行可能な措置をとること」と規定しており、生徒の非自衛官化は国際約束ともなっている。』
ウィキペディア「高等工科学校生徒-制度改編の趣旨」より

疎いですねぇ。自衛隊というのは中学を出たばかりの子(未成年者!)を受け入れていたんですか。前掲のカギ括弧書きを読むと、良い方向へと思いそうですが、そんなことではなく、言えば、単に目先を変えただけのこと。「政府の総人件費改革に伴う定員削減の一環」などという麗句が、空々しい代物。
  
何にもまして「えっ!」なのは、こんなに若くから、この「世界」の教育を受けさせなければいけないという発想!こりゃ立派な軍人さん、もとえ、自衛官殿が育成されるわけですねぇ。

「洗脳」なんて言葉は使いたくもないのですが、上記議定書は、「戦闘員への道それ自体を児童には踏ませないようにする」が真意と受け止めれば、18才未満はこの組織には受け入れない方向へと進むべきでしょう。

今朝の新聞折込を見てビックリ。15才で国家公務員、高等学校の課程を履修し学費・寮費無料で手当つき、将来は防衛大学校進学やヘリのパイロットへとある。これは、陸自の高等工科学校で、空・海にもあるそうな。

北朝鮮のミサイルを仮想飛行体としての地対空(PAC3)部隊の各地展開を目論むなど、米軍基地もさることながら、「自衛力」をどのように捉えるかの高度な「仕分け」も、平行して行って頂きたいものです。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山 
コメント
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