老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

セーラ・ペイリンが大統領になったら

2008-10-19 20:03:19 | 選挙
セーラ・ペイリンが大統領になったら・・・

http://www.palinaspresident.us/

画像のあちこちをクリックすると、面白い仕掛けが。

日本ではあまりセーラ・ペイリンは報道ネタになっていないようなので、解説をいたしましょう。画面左下から時計回りで。

1.地球儀
くるくる回り、ペイリンの声で「ここからアラスカが見えるわ」。

2.映画ポスター
"Maverick" というタイトルの西部劇。Maverick には「異端者」とか「一匹狼」という意味があります。ペイリンは、「政界の異端者の自分とジョン・マケインのみが政治を改革できる」と、なんとかのひとつおぼえで繰り返し叫んでいます。

3.ドアを開くと・・・(3種類の展開がありますから、合計6回クリックしてください)

(1) 本が燃えています。英語のbook burning は焚書のこと。ワシラ町長時代、ペイリンは、「好ましくない出版物」を公立図書館から排除しようとしました。
(2) グアンタナモなどで使われた waterboarding という水責めの拷問を受けている金髪女性は、CBSアンカーのケイティー・クーリック。彼女にインタビューされたペイリンは、しどろもどろで馬鹿丸出しでした。そのことでクーリックを恨んでいます。
(3) 鹿。クリックすると、銃で撃ち殺されてしまいます。ペイリンは、血なまぐさい野生動物狩りが大好き。

4.さらにMaveickのポスター

5.空白の卒業証書。ペイリンは6年間で6か所の大学を転々としたそうです。

6.アメリカの国章(ワシ)。
「ワシ(の剥製)は、私のアラスカの家にも飾ってあるわよ」とペイリンの声。

7・子供につける名前の候補リスト。
名前はダーツで決めるようですね。なお、彼女の5人の子供たちは、いずれも風変わりというか、一般的ではない名前ばかりです。

8.赤いソファ
「私から隠れることなんかできないわよ、上げ足取りばっかりのメディアの皆さん」とペイリンの声。記者の質問に答えられずに恥をかくと、自分の非常識・無知は棚に上げ、「あれは汚い上げ足取りの質問だった」と自己正当化するのがペイリン流なのです。

9.ソファの手前の屑籠
ひっくり返った屑籠には、Science (科学)というタイトルの雑誌。ペイリンは科学を徹底的に軽視しており、地球温暖化についての科学的データなども信用しません。人類誕生にいたっては、旧約聖書の天地創造の話を鵜呑みにしており、地球の年齢は6000年だと主張。また、恐竜と人類は同時期に存在したと信じています。

10.デスクの左扉 
口紅をつけたピットブルと、転がりだす口紅。ピットブルは獰猛な犬の代名詞ですが、アメリカでは「やり手」な人をピットブルに例えることもあります。ペイリンは、「私とピットブルの唯一の違いは、私は口紅をつけている」と自己紹介しました。

11.デスクの右扉
アラスカ州警察官は trooper と言いますが、ペイリンの夫の妹はtrooper と結婚し、その後離婚。これに憤ったペイリン夫妻は、元義弟をクビにするよう、執拗に政治工作をしました。これがいわゆる Troopergate スキャンダル。先々週の金曜日、超党派の事件調査委員会は、ペイリンが知事としての職権を乱用したと結論づけました。しかしペイリンは「これで私の容疑は完全に晴れた」としゃーしゃーと言っているのですから、まったくもう、この人、どういう神経をしているのか・・・
ここで縛られて監禁されているのは、元義弟です。

12.デスクの左端の橋の模型
ペイリンの真っ赤な嘘の第一号は、「私は利益誘導型の公共事業に反対し、予定されていた橋の建設をストップさせた」でした。この橋には、そもそも利用価値がなく、Bridge to Nowhere (行く先のない橋)と呼ばれており、ペイリンは建設中止を余儀なくされたというのが真実なのです。建設に反対したどころか、そもそも州知事選では、橋の建設を公約して当選したのです。

13.デスク中央の金色の装置
核のボタンです。核は英語で nuclear で、ニュークリアと発音しますが、ペイリンは「ヌーキュラー」と発音します。これはジョージ・W・ブッシュと同じで、ふたりともオツムの程度が同じ、と嘲笑されています。

14.ホットラインの赤電話
鳴っているところをクリックすると・・・核爆発!!!

15.左上の窓
クリックすると窓が開き、どうやら外で暴動が起こっているような叫び声。

16.中央の窓
クリックすると、「ロシアはどこに行っちゃったの?」とペイリンの声。これは、「アラスカからはロシアが見えるから、私は外交政策に強い」という発言から。彼女は大真面目で言ったのですから、もう、怖いとしか言いようがない。

17.右の窓
国内の油田を採掘 (drill) しまくるというのが、ペイリンのエネルギー政策の主柱。合言葉は Drill, baby, drill ですが、drill には「セックスする」という隠語の意味もあります。彼女が色っぽい声で言うので、ますます、そういうニュアンスが全面に出てきてしまう・・・

18.ペイリンの右後方のパソコン・モニター・スクリーン。
NASDAQ指数など、経済・社会の動向を示す各種の数字が表示されています。株価は、石油会社以外は、軒並みダウン。「ムース」「オオカミ」「クマ」などの野生動物の生存数もダウン。
しかし、「10代少女の妊娠率」「自殺率」「社会の不寛容度」「うつ病患者数」「戦争」「政治パロディー・サイト数」などは軒並み大幅アップ。
ペイリン支持率:0%
などなど。

19.カーペットを敷いた床
「100%アラスカ産の赤ちゃんアザラシの皮よ」

★★★

噂によると、11月4日の投票日まで、このサイトにはさらに新しい仕掛けが加えられる予定だそうです。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
ゆるふんネコ
コメント
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