先日の参議院予算委員会で、民主党の石井一氏が「文芸春秋には冒頭解散すると書いてあるではないか、しないのであれば文を取り下げなさい」と麻生首相を厳しく詰問していたのを聞いて、件の「文芸春秋」投稿を読んでみた。
麻生首相は投稿の中で、総選挙に向けて民主党の小沢代表をあれだけ挑発しているのであるから、臨時国会での与野党の代表質疑後には衆議院が解散されていてもいいはずである。誰が読んでも、あの文脈からは、遅くとも与野党の代表質疑が終了したら解散と思うであろう。
しかし挑発の勢いはどこに行ったのやら、麻生首相はこのところ解散どころか、景気対策を楯に延命策に汲々と取り組み始め、いつの間にか衆議院予算委員会から参議院予算委員会まで2回転進行しようとしている。成るほど国会は審議する場所であり大いにそれも結構である。しかし、今の麻生首相の深層心理を察すれば、解散すべきか否かハムレットの心境ではないだろうか。
一方野党にとっても、解散は待っていれば来るような甘いものではない。古来解散は政権を追い込んで勝ち取るもののはずである。そうであれば、民主党の蛇の生殺しのような国会対策はもはや誤算である。今からでも遅くはない、安倍内閣、福田内閣以来の山積する問題を今国会で徹底審議・追求し、給油法案も難産に追い込むべきである。
麻生首相にも、首相として安倍・福田首相が味わった衆議院での三分の二以上の再議決を経験してもらい、法案成立の難産の苦しみを味わってもらう。そして三分の二の議席が次期総選挙で失われた場合の国会運営の困難を連想させ、法案難産の苦しみに耐えかねて政権を投げ出した先輩首相の思いを実感してもらうことである。
安倍元首相、福田前首相、麻生現首相、何れも血族に首相経験者を持つぼんぼん育ちの二世三世であり、それ故のひ弱さが共通点ではないかと想像する。民主党は、そんな麻生首相に対し、三度目の政権投げ出しに追い込み、選挙管理内閣を野党で組閣し解散する位の意気込みで対峙して欲しいものである。そうすれば嫌でも解散せざるを得なくなるはずである。
「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年
麻生首相は投稿の中で、総選挙に向けて民主党の小沢代表をあれだけ挑発しているのであるから、臨時国会での与野党の代表質疑後には衆議院が解散されていてもいいはずである。誰が読んでも、あの文脈からは、遅くとも与野党の代表質疑が終了したら解散と思うであろう。
しかし挑発の勢いはどこに行ったのやら、麻生首相はこのところ解散どころか、景気対策を楯に延命策に汲々と取り組み始め、いつの間にか衆議院予算委員会から参議院予算委員会まで2回転進行しようとしている。成るほど国会は審議する場所であり大いにそれも結構である。しかし、今の麻生首相の深層心理を察すれば、解散すべきか否かハムレットの心境ではないだろうか。
一方野党にとっても、解散は待っていれば来るような甘いものではない。古来解散は政権を追い込んで勝ち取るもののはずである。そうであれば、民主党の蛇の生殺しのような国会対策はもはや誤算である。今からでも遅くはない、安倍内閣、福田内閣以来の山積する問題を今国会で徹底審議・追求し、給油法案も難産に追い込むべきである。
麻生首相にも、首相として安倍・福田首相が味わった衆議院での三分の二以上の再議決を経験してもらい、法案成立の難産の苦しみを味わってもらう。そして三分の二の議席が次期総選挙で失われた場合の国会運営の困難を連想させ、法案難産の苦しみに耐えかねて政権を投げ出した先輩首相の思いを実感してもらうことである。
安倍元首相、福田前首相、麻生現首相、何れも血族に首相経験者を持つぼんぼん育ちの二世三世であり、それ故のひ弱さが共通点ではないかと想像する。民主党は、そんな麻生首相に対し、三度目の政権投げ出しに追い込み、選挙管理内閣を野党で組閣し解散する位の意気込みで対峙して欲しいものである。そうすれば嫌でも解散せざるを得なくなるはずである。
「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年