life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

Last Man Standing @韓国戦

2007-12-02 23:59:59 | 【五輪】BEIJING 2008
 つ……疲れた。
 試合なげーし。
 昨日の試合も見るには見たが、すでに5-0からだったのでイマイチ緊張感がない感じで見ちゃいました。すいません。

 国際大会と言えば、やはりWBCの印象が強く残っているせいか、最近はこういうきつい大会(試合)になると頭の中が「Last Man Standing」になる(笑)。JSportsの洗脳、恐るべし。←違うだろ

 あら、今日を成瀬にしたんだ。というちょっと意外なスタート。でも、キャッチャーは里じゃないんだなーというのもちょっと意外というか残念な部分。当たり前なんだけど、成瀬のことをよりよく知ってるのは里だろうし。
 要するにあべしんが妙にバッティングの調子いいからそのまま行きたいんだろうなぁと。仕方ないって言ったらおかしいけど、そんな感じ? 妙に勝負強くなる里も見たかったなぁ、というか(笑)

 しかししんどい試合だった。
 フィリピン戦は、勝ちはしたものの2回以降ももう少し押せ押せになってもいいのではないか? って試合だったし……結局昨日の死球がたいそう影響しちゃったみたいで、今日はばっさんいないし……いきなり先制されるし(汗)

 ホームラン直後の四球で「大丈夫か? 成瀬動揺してないか?」と冷や汗かいたけどゲッツー。この断ち切り方には「負けない男」たる所以が出たか。
 で、そんな成瀬ががんばれば、「繋ぎの4番」サブローが応える。というマリさん的いい図式ができあがっていた。さらに、なんだか何かやらかしそうな森野が相手のやらかしを誘った(笑)。←笑うところなのかー! 何か、こういうことまでもが森野らしい……何故かそんなイメージ。

 中盤1点返されてからはじりじりし始める。
 5回の憲伸の、インサイドにずばり投げ込んだストレートで見逃し三振! には本当に痺れた。惚れる~(笑)←そういうのに惚れっぽすぎ
 しかしなかなか流れが安定しない。エラー(イレギュラー多いね、やっぱ)と死球(全然よけてくんない~)のピンチで後を受けた岩瀬、抑えはしたもののいつもの殺人スライダーが微妙にゾーンと合わない雰囲気。なかなかストライクにならない。特に左打者。いやな予感。

 8回先頭絶好調あべしんが長打で出ると、代打バントに井端。足の状態がよっぽど悪いんだろう、送球が逸れて1塁が微妙なタイミングになったけどセーフにはならなかった。あれ、普段のばっさんだったら絶対に1塁セーフになってるところだ。なので心配だ。折れてたりしないといいんだけど(汗)
 稲葉のタイムリーは、決してきれいではなかったと思うけど、あの1打がなかったらと思うとぞっとする。まさに気合だなと。シーズン中の稲葉になってたね。ま、シリーズとは捕手が違うしね(笑)←そういう問題?
 それにしてもこのタイミングと言い点差と言いあのガッツポーズと言い……シリーズのノリを思い出さずにはおれんかった(笑)あ、おんなしやー、この場面。みたいな。

 まあそんな余談はおくとして、しかしその裏もやっぱりピンチは続く。
 取った1点を取り返されて、2死ながらなお同点の走者3塁、逆転の走者1塁。
 でもここでも岩瀬、痺れた……。2イニング超って今季あったか? そんなロングリリーフ(岩瀬にしては)になっちゃっていいのか?? というところだったけども、本当によく踏ん張ってくれた~~。最後も憲伸と同じ、インサイドのストレートで見逃し三振だかんね。これにも惚れるね。(笑)←だから惚れすぎ

 しかし……こうなると1点差の9回ですよ!!(汗)
 恐怖の1点差。で、1人で何かをやらかすかもしれない男。←失礼
 そういうわけで、上原氏がマウンドに立ちました。ひー。
 代名詞「国際大会無敗!」が、「国際大会初黒星」になりませんようにと祈るしかない……一応勝ってる場面なのにね。どんだけ心配すりゃいいんだよって(笑)

 投げるまでは怖くて怖くてしょうがなかった。
 けど、投げたら普通のストレートがストライクゾーンに入っていった……140km/hくらいの。本当にいつもの。そうじゃないかもしれないけど、そう見えた。なんつーか、これまでの試合展開が嘘みたいに、マウンドが静かな感じがした。スタンドは沸いてるんだけど。淡々と流れていく時間って感じ。
 でも最後の瞬間、両腕を突き上げた姿を見ると「ああ、やっぱり違ったんやなー」と思った。気持ちがね。その瞬間まで、ボールにだけ乗せていて打者以外に出ていかなかった「気」が、あの瞬間に全身から発散された感じで、なんかすごいいい画になってた。久々にそういう姿を見た気がする。

 でもさ、球児温存について「10回があるかもと思った」ってーのはさ、じゃあ岩瀬と上原のどっちが打たれて延長になると思ったのかね? 星野さん。
 ……と、無事に終わったからこそツッコミを入れたい一言であった。(笑)

 ところで、ベンチのベンちゃんが「8」のリストバンドをつけていたのが見えましたよ。
 相川とはアテネ以来の仲で、リザーブ組って感じでもあったし、あと宮様も含めて3人けっこう仲良しになっているみたい。宮様もWBCの時のベンちゃんを評して「あれだけ気持ちの熱いやつがいてくれてよかった」みたいなことを言っていたし、気持ち的に通じるものがある3人なんだろう。
 そんな相川はどうやら、状態が非常によろしくないらしく、実は手術らしい。がんばったんだなぁ……。
 途中で外れざるを得なかった選手みんなそうだと思うけど、気持ちがね。きっと選手には残ってると思うし、そうでなきゃ外れた選手に申し訳ないと、残った選手も思ってるはずだし。それが、ベンちゃんのしてたリストバンドに凝縮されてるんじゃないかな。
 10年20年先、いつか宮様が代表監督になってベンちゃんと相川がコーチにいたらいいチームになんじゃねーの? とか妄想してみる。(笑)

 しかし、このままだと里の使いどころがないなぁ。もったいないなぁ。西岡むねりんも好きだけど、せっかくいるのに荒木井端の二遊間が見れない感じだし、残念。攻撃面では仕事させてもらってるから、それはそれでいいんだけども守備が見たかった……
 まあそんな悠長なこと言ってられるのが、見てる側の気楽さってやつ。
 とりあえず、明日燃え尽き症候群になってませんように。