life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

GAME of the Day: Bu 4-3 BW@大阪

2004-09-22 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2004
 そんでもって肝心の試合であるが、前回から引き続きパウエルは先頭打者を出す出す(笑)。でも大事なところは切り抜けてた。ここんとこ数試合、それがちゃんとできてる気がする。
 攻撃は先制のチャンス、ここをとりあえず逃さなかったのは良かったにしても、無死満塁でファールと見まごうキャッチャーゴロホームゲッツーになっちゃった大村。最近の不調ぶりが不運にまで繋がってる雰囲気。ただ、今年はいつもより長いスパンで(笑)頑張ってくれてると思うんやけどね。しかしその後、星野が1点追加してくれたのは大きかった。この点があるかどうかで勢いが生きるか死ぬかだったと思うんで。

 気がかりなのは、繋がりはしたものの短打短打(あるいは単打?)だったんで満塁のわりに1打で2点とかまとめて取れなかったところかな。なのでツーベースから1点返された時は、これがやれないとまずいんだよなと思ったんだけど、パウエル陥落の前に相木をなんとか代えさせることができたんで。でも次が歌藤だったというのはちょっと、なんつーか酷使されてる印象があったので、駄目を押したいんだけどなんとなく気が引けたりもして(笑)結局のところ押し出しもらっちゃったりもしたんだけど、4点目の大ちゃんの内野安打はお見事でした。頑張って走ってくれました(笑)が、その後の牽制死は痛かったけどね……。
 でも、この牽制死の判定で林1塁審にかなり野次が飛んでて(笑)いや普通にアウトはアウトだったんだけど面白かったのはその後で、何か微妙な判定があると全部この人に野次が飛んで(笑)かなり笑えた。あと笑えたといえばノリの振り逃げには笑った。めっちゃボールやし……つーか4番が振り逃げって。

 しかし終盤で大島さんが出てきた時は肝が冷えたなあ。いきなりツーベースかましちゃうところがまた大島さんらしいし。ってーか大島さんの打席でレフトスタンドに現れた「大島/公一52」のサンドイッチマン状態のファン、めっちゃおもろかったっつーかかわいかった(笑)。応援歌に合わせて跳ねたりくるくる回ったりしてるのが我々のツボに入ってしまった(笑)。神戸では気づかなかったんだけど、いる時に出会わなかったのかなー。

 それにしてもまさかカラスコが出てくると思わなかったが、いきなり死球なのがまたカラスコらしい(笑)。どうなるかと思ったけど、そういう時に意外と何気に抑えるようになってたりもする。まあ、9回じゃなかったからね(笑)。
 というかパウエルのこの安定ぶりなら連続完投もあるかなとも思ってはいたんで、交代自体が意外っちゃあ意外だったんだよね。でも代えたことで、じゃあ最後は豊彦親分の1,000奪三振締めだな! と思って、いや待てよ右から始まるから福盛かますんかな、でも打順的にはむしろ右ばっかり(大島さん除く)だから親分出番なくなるじゃん、とか思ってるうちに8回裏の攻撃が終わった(笑)

 が、野球は9回だけからとは良く言ったもので、ここからが実は今日のメインイベント。まずチェンジ直前にベンチ前にキャッチボールを始めるべっちの姿が見えたところで、スタンドが若干ざわめきましたよ。そして「ライト、益田に代わりまして、礒部」のコールで場内大拍手に大歓声に礒部コール!
 もうね、正直鳥肌立つ思いだった。ほんまに男上げたねって言うとなんか軽々しいんだけど(笑)でも本当に、見るからにやつれながら、当事者球団の選手にしかわからない気持ちをどうやって他の球団の選手に理解してもらうか、きっとものすごい苦しんでたと思う。三輪さんもそうだけど……なんかどっちかというとべっちが矢面に立たされざるを得ない感じになってたから。雰囲気的に。それはそれで三輪さんも辛かったと思うんだけどさ、ブルーウェーブの選手の気持ちについて報道してくれるところって少なかったから、実際。
 でもそんな諸々の中で、べっちは結果を出し続けてくれた。日本シリーズで置き忘れてしまったものを、3年がかりでやっと取り戻せたんだよね。こんなことになって、もしかしたら選手会長なんかやらなきゃよかったって思ってても不思議じゃない。でも、べっちは牛ファンから見たら古田と同等以上に頑張ってくれてるよ、グラウンドでも、グラウンドの外でも。

 で話はゲームに戻って、結局のところ豊彦親分が出てきたので、幸運にも1,000奪三振達成を拝めるチャンスに恵まれた! 絶対見て帰りたいので親分お願い! て気分だったんだけどいきなり連打で無死1、3塁って親分ー!(汗)だったわけだが、まあ信頼はしているので勝つには勝つだろうと思ってました。ほんとです!(笑)だって1,000奪三振達成の時にあんまり変な真似できないし、親分もそう思ってただろうし。実際、後で公式サイトのコメント見て思わず笑ってしまいましたが(笑)親分らしい。
 でもピンチの間もずーっと続く吉田コールの中、1発で達成できて本当に良かった。おめでとう! 意外にも、この人から三振獲るのは至難の業だと思ってた大島さんから取れたり、しかも1,000個目でゲームセットだから(笑)。だけど三輪さんのツーベースはともかくとして、2点目の平野の打球、あれヒットになってたけど気分的には高須のエラーでお願いしたい(笑)。勝ったから笑えるけど、半分捕りかかってたじゃんよー!! なんだったらべっちにスライディングキャッチでもしてもらえば良かった(笑)

 試合の途中から、ベンチ脇のすぐ上のいつもの席にお子さん連れたパウエルの奥さんが来てて、ヒーローインタビューの時もパウエルはお子さん抱いてるし奥さんもグラウンド降りて見てるし(笑)なんかこのファミリー、いつ見ても和むんだよなあ。して奥さん、帰りはダグアウトから出るのかと思ったらまた普通にスタンドから出てってコンコースのバフィの像(?)のとこでファンに記念撮影お願いされまくってるし(笑)
 でもそれを普通に受けてるのを見たらなんていうか、アメリカの野球界では選手全体にそれが普通っていう意識が長い歴史の中で根付いていて、それを特別に意識することなく実践してるのかな、とか思ったりもした。単純にそういう性格なだけかもしれないけどね(笑)どっちにしてもファンにとっては嬉しいこと。

 そんなこんなで辛くも逃げ切り。そういえば最近すっかり大西と立場入れ替わった下山、規定打席には遠いながらも打率が3割を超えました。先月の鹿児島で「今年初めて」ってぐらい久々にいいところを見た時は打率1割行ってなかったのにねえと思うと、その後の良さが際立つね。結構いいとこで打ってくれてたし。あと今日は憲史のヒットを久々に拝めたような気がする(笑)。憲史、今年こそは伸びてくれるかと思ってたのだが、まだまだ道は険しいぞ。

YB 6-3 G @横浜
 チーム最多本塁打記録は更新したらしいが、だからと言って勝てるわけではないんですよと相変わらず身を以って示している史上最強打線であったりする。
 でも、黒田がアピールしていたり、今日は捕手が善ちゃんだったりということは悪くはないんだけどね。つーかあべしんはまだ体が本調子ではないのか?

C 3-2 T @広島
 タイトル争い&記録達成までの道のり激化中(日本語が変だ)。とにかく、嶋の順調さが際立つ。

D 3-0 S @名古屋
 石川、今日はがんばっていたみたいなんだけど大事なところで決め球が甘くなってしまった模様。しかしやっぱりなんつーか、竜の強さが際立つなあ。昌、ここ数年でいちばん状態のいい年なんじゃなかろうか。

GAME of the Day: Bu 4-3 BW@大阪(試合前)

2004-09-22 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 予定では最終戦だったんですけどねー。いや、野外球場が雨とかで押しになるのはしゃーないとして、しかし屋内だからな。まず問題なかろうと思ってたのに……台風のばかー(泣)←24日分

 16時過ぎに球場入りして、1塁側のカメラマンブースの真上でブルーウェーブの練習をまったり見物。カメラマンブースからスタンドに出入りできる扉があるのを実は知らなくて(笑)そこに鍵がかかってなくて、寄りかかったらなんか壁動くぞ、うわ扉やししかも開いてるやんここ、ってんで初めて気づいた。その場所で、最近竜太郎が気になるんやけど良く考えたら背番号覚えてないとか大変失礼なこと言って(笑)そしたら同行の友人が調べてくれて、そんで竜太郎のバッティング練習をちゃんと拝むことができたという……情けない(笑)。実は平野の9番も思い出せなくて、あの黄色いレガースで思い出したという(笑)。だって練習用のウェアって背番号しか入ってないんだもん(言い訳)

 そうやってぼーっと見てたら例のカメラマンブースに通じる扉がちょっと開いて、あらカメラマンさん出入りするんかなと思って避けたらボールが差し出されて、何かなと思ったらカメラマンさんが「ボール欲しいて口が動いてたから」って、そのへんにあった練習球をくれた。びっくり。でも、そんなこと言ったっけ? と友人と首を傾げてみたが、なんで平日の日中のこんな時間にこんなところにいるんだろうといつも思わされる子どもたちを横目で見ては「ボールくれくれってそればっかりうるさい子ども多いよねー」などとなんの気なしに話してたのが聞こえてて「……とか言いながらお前らも欲しいんちゃうんかい、しょーもないやっちゃ」とばかりにくれたのかもわからんが(笑)
 今まで球場でボール飛んできたりもらったりしたことなかったので、なんか夢みたいだった(笑)。でもすごい嬉しかった。じわじわと嬉しさが来た(笑)。だって、もう今日明日終わったらこの球場に来ることはないだろうと思ってるから、最後の最後だもんな。そんな時にバファローズロゴの入った練習球だもん、正直な話、公式試合球もらうより嬉しい。人の良さそうなカメラマンさんでした。本当にありがとうございました。

 あと余談だけど、最近のカメラマンさんはみんなノートPCをブースに持ち込んでデータ整理やらしているのを良く見かけるのだが、今日いたカメラマンさんの1人が練習中にまさにそれをやっていた。たまたまその人の真上にいたので見えたんだけど、どうやら昨日の広島のナイターに行ってたようで、黒田や井川のナイスな投球写真などなどが見えて、失礼ながら我々、後ろからめっちゃ見入ってしまった。そのデータくれぇぇとか言いながら(笑)。ネット越しに撮るのとそうでないのとの違いもあるんだろうけど、なんか遠目でもすごい臨場感溢れる写真で、これがプロの写真なんだなーって漠然と感心してしまった。

 あとは牛選手が守備練習で出てきたのをカメラ持参の友人に撮ってもらいながらその場で上映会を楽しみつつ(笑)ゲーム開始を待つばかり。この時点では私、礒部が名古屋に行ったのかどうか知らなかったので、普通に練習に出てきて笑顔を見せていたりもしてるのを見て、今回は古田に任せたのかなと思ったんだけど、三輪さんと一緒に新幹線通勤だったんだねー。お疲れさんです。でも、けっこう表情は良くて元気そうだったのにスタメンじゃなかったからどっか悪いのかと心配になってしまったよ。そう見えてもやっぱり疲労は蓄積してたんだよな、当たり前だけど。
 締めの円陣での声出しは下山だったかなあ、ちょっと失念してしまいましたが、スタメンだからやったのかなと思った記憶があるから下山か益田大ちゃんだった気がします。