ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

モーツァルトピアノ協奏曲20番

2010年11月12日 | レッスンメモ
モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番ニ短調(K466)の練習を始めました。まだ譜読み程度ですが、とてもいい曲なので練習するのが楽しみです。この曲はオケがとても素晴らしくて、ピアノはオケのパートがないと成り立たないといってもいいくらい、ピアノとオケがシンクロしている傑作だと思っています。だから、ピアノの部分だけ練習しているとやりにくいというか、オケの音が欲しくなってきます。連弾の曲を一人でパート練習する時に感じるストレスと似ています。

ピアノ協奏曲の中には、一人練習が気にならないものもあるのですが、(たとえばショパンの協奏曲など)このモーツァルトはピアノとオケの掛け合いが多くて、すぐ第2ピアノかオケが欲しくなります。オケと一緒に練習なんてもちろん簡単にはやれないので、練習の時はいつもCDと合わせることになりますが、それにしてはまだ私が弾けてないので、もっともっと練習するしかありません。

そもそも、なんでこの曲が弾きたくなったかというと、ピョートル・アンデルジェフスキーのCDを聞いたからです。このCDを初めて聴いた時は、「モーツァルトをこんな風に弾くの?!」と驚きました。そしてこの曲の魅力を開眼させてくれたのでした。アンデルジェフスキーの弾くピアノの音色の新鮮さ、フレッシュな果実から水が滴るような音、けっしてロマン派にはならない、ストイックなまでに節度を持った解釈。それなのに、ぐいぐいと音楽を引っ張っていく強烈な牽引力(この録音では自ら弾き振りをしています)。これらに圧倒されてしまったのでした。

だれか、一緒にやってくれる人いらっしゃいませんか?
私もいつかこの曲を思いのままにぐいぐい弾き振りしてみたいです。気持ちいいだろうなあ!!

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心の通う生徒たち

2010年11月11日 | レッスンメモ
先日、大人の生徒たちと食事会をしました。初めての食事会でしたが、楽しい夜となりました。ピアノの話題はもちろんですが、それに加えてそれぞれのお仕事や日常生活のお話など思い思いに語り合いました。私も昔、音大受験の頃や若い頃の事など、色々おしゃべりしました。

なんだかだと食べたり呑んだりしながら話していくうちに、それでもやっぱり「ピアノを頑張っていこう」という話に戻って、そんな風に自然となっていくこの生徒たちはみんな本当に素晴らしいと、嬉くなる会でした。みんな意気投合して、いつの日か、一緒に旅行に行く計画まで飛び出しました。これから毎月そのための貯金を始めようということになりました(私も貯金しなきゃ!)



こうやって、みんなで仲間になり、励まし合ってピアノを続けて行く力になればとても素敵な事です。ピアノって、孤独な練習でソロ演奏は、舞台でも孤独。そうであるから、同じものを頑張ってる者同士の共感は、ありがたいものです。

そして、先生と生徒の関係も心が通じ合っていれば、よりよい状態でピアノをやっていけると思います。もちろん、それは、飲み食いすることによってだけ生まれるものではありません。子供の生徒にも同じことが言えます。ささいなことでもお話してくれるオープンマインドなお子さんだったり、口数は少なくても、レッスンの間のやりとりで、心が通じる生徒はいます。どんな形にせよ、先生も生徒も同じ方向を向いてめざすものがあり、心が通っていれば、ぐんぐん伸びることは間違いないと思っています。

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熱燗

2010年11月10日 | グルメ
秋らしい素晴らしい晴天が続いています。空気も乾燥して気持ちがいいですね。朝晩は少し冷えますが、暖房を入れるほどではありません。こんな時こそ熱燗です。真冬でほんとに寒くなると、逆に部屋の中をぽかぽかにしてしまうし、食事も温かい物中心になって、熱燗というよりは冷たいお酒やワインの方が良かったりします。部屋がほどよく冷えていて、身体の内側から暖めたくなるこの季節が、熱燗の一番美味しい季節ではないかしら。

ということで、行きつけの酒屋さん(小谷酒店)で「熱燗の美味しいお酒下さい」と言って、渡されたのがこれです。
鷹勇 大谷酒造の「強力」
初めて飲むお酒でしたが、これが大正解!! 「強力(ごうりき)」というのはお酒づくりの原料にするお米(酒米)の品種の名前だそうです。確かに、今まで飲んだお酒とは少し違う「味」がします。本当に「美味しい」お酒です。

日本酒の原料になるお米については「山田錦」というのが有名ですが、それ以外のお米のことは何にも知りませんでしたし、正直言って気にしたこともありませんでした。けれど、これがワインになると、いくつかのぶどうの品種について、ああでもない、こうでもない、と結構みんな詳しいですよね。日本酒も段々こんな風になっていくのかもしれませんね。

「強力(ごうりき)」という品種は鳥取県の酒米で、戦前は盛んに栽培されていたそうです。ところが戦後になってまったく栽培されなくなって、「幻の酒米」と呼ばれていたのだそうです。それを地元の酒蔵と農家の方々が一緒に協力して復活させて、近年、徐々に高い評価を得るようになったということです(参考)。なにかドラマがあるお話しですね。原料になるお米を丹精込めて作っている人、酒蔵で一生懸命仕込んでいる人、そんな、人の「思い入れ」というものを感じながら、今夜も美味しくいただきます!

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持つべきものは友

2010年11月09日 | 思うこと
昨晩、出張から戻りました。今回は、時間的にも余裕を持った日程で行きました。仕事の後は、友人たちと会い食事会をしました。いろいろなお話を心おきなくできて、とても楽しくて、また、勇気ももらいました。お互い何十年もの知り合いとなると、たとえ久しぶりに会ったにしても、すぐに心を割って共感して話せることが嬉しいです。

職種や立場は違っても、生きていくことを励まし合ったり慰め合ったりする友がいるのは幸せです。気ごころの知れた仲間と一緒に、美味しいお酒と食事を楽しんでいると、いい話も悲しい話も、みんな笑い飛ばしていけるパワーをもらえます。「一、連れ、二、酒、三、さかな」という言葉があるそうです。う~ん!たしかに!同感です。

高速道路を走りながら、ところどころ紅葉している山々の美しさを見ながら帰ってきました。

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秋ですね

2010年11月06日 | Weblog
秋晴れの気持ちの良い日が続きますね。我が家の庭に少しだけある小菊が咲きました。私は、この花が咲くのを待っていたのです。どうしてかというと、先日こんなに素敵な花器を頂いたからです。これには、洋花はあまり合わない気がして、「我が家の小菊に合うかも」とピンときたんです。それで、この小菊の花が咲くまでずっと待って、ようやく今朝切り取って生けてみたのです。

この花器は私の尊敬しているMさんに頂きました。植物にとても詳しくて、Mさんのお宅の植物は本当に大切に丁寧に育てられています。この姿勢は、もちろん人間関係においても同じです。細やかな心配りなど彼女から学ぶことがたくさんあります。とてもセンスがよくて、ごらんのとおりの器です。とても気に入っています。こうして見ると秋の風情がよく出ているという感じがしませんか? 

今日は秋晴れの中、高速を飛ばして出張です。湯布院から九重にかけての風景は目が覚めるように美しいから、ドライブも楽しみです。頑張ってきますね。

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タイムカプセル

2010年11月05日 | レッスンメモ
今週は、教室の生徒たちにこれから1年間の目標を書いてもらっています。週も後半となり、みんなの目標の紙が、だいぶ集まってきました。一人ひとり書いてもらった紙を、箱に入れてそれを預かって、1年後に取り出す予定です。そして、その目標が達成できたかどうかを、自分で検証して反省するというプロセスを踏んでもらおうと思っています。

どうしても、練習をしないとうまくならないピアノという楽器。子供にとって、楽しくない時もあるでしょう。でもそれをちょっと乗り越えたら、曲が弾けるようになり、とても楽しく感じるのは間違いありません。「そのちょっと乗り越える」時のために、つぎのような事柄をきちんと心がけておくと助けになります。①まず目的を持ってピアノに向かう、②次にその目的を達成するためにはどうするか、その手段、方法を考える、③練習を楽しめるような工夫をする。

今週は、みんなに①を考えてもらいました。来週は、じゃあどうしたらその目標を達成できるか、その方法(練習計画など)を話し合う予定です。生徒と向き合ってその生徒がどんどん伸びていってくれるのはとても嬉しいことです。
 
さて、これからの1年間、この子たちがどう変わっていくか楽しみです。このタイムカプセルの箱と一緒に1年後を待ちます。

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デュオ・ロイーヴ誕生!

2010年11月04日 | レッスンメモ
先月、ピアノ・デュオのコンサートを私と住江一郎さんとで行いましたが、おかげさまで、大変好評をいただきました。そこで「もっともっと、たくさんの皆様に聴いていただきたい」と、二人でピアノ・デュオのグループを結成することにしました。その名も「デュオ・ロイーヴ(duo Loive)」!

愛野の愛(Love)と住江の住(Live)を合わせた造語ですが、二人とも気にいっています。


数年前から住江さんとは単発でデュオの仕事をする機会が何度かありましたけど、それらはあくまでその時限りのデュオという意識でやっていて、特にグループとして一緒にやるんだということではありませんでした。ただ、何度かやって行くうちにだんだんお互いの呼吸とかくせとかが分ってきて、自分で言うのも変ですが、演奏自体ずい分良くなってきたことは間違いありません。そこで、「これはこのまま終わらせるのはもったいない」と思ってグループ結成に至ったというわけです。

これからは、それぞれソロ活動もしながら、デュオの活動も積極的にやって行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。








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曲決め

2010年11月03日 | レッスンメモ
今年の一連のコンサートも、教室の発表会も無事に終わり、いっぺんにほっとして、ゆっくり休養した一週間でした。でも、こんな時が曲の仕込みの時です。今週からまた仕事モードです。

今月から、コンクール審査の仕事が始まりますが、来年の演奏活動に向けて、また新たなプログラムを作るための新曲や、引き出しから出して、衣替えする曲などをあれこれ考えています。

たくさん弾きたい曲はありますが仕事に使える曲(ステージにのせられる曲)とそうではなく勉強しなきゃいけない曲、それから、そんなことは関係なく弾きたくて弾きたくて仕方がない曲とあります。全部毎日弾ければいいのですが、なんでもさっとは弾けませんし、一日24時間の間、大切な生徒のレッスンと私の日常生活と、寝ることを差し引くと、到底思うように全部は弾けません。

だから、優先順位を決めて、効率よくやろうと思っています。今やっている曲たちは、シューベルトのアンプロンプチュ作品142の1番と4番これは、勉強の曲でもありステージに載せる可能性もある曲。やりたくて仕方ないのは、モーツァルトの協奏曲20番、さらにショパンのノクターン4番が新しいもの(私にとって)。引き出しから出しているものは、シューマンのダビッド同盟、メンデルスゾーンの小品とラフマニノフの小品です。勉強に、バッハとリストのテクニカルスタディーズ、これを全部一日でやるというのは至難のわざです。毎日はやれない曲もありますが、「千里の道も一歩から」と信じて少しずつ練習していきます。

あれこれどれを弾こうかと、曲を考えている時はとても楽しいです。あと、何をやろうかな?

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ダイエット!?

2010年11月02日 | Weblog
秋も深まってきました。おいしいものがどんどん出てくる季節です。お酒やワインと一緒にゆっくり時間をかけて夕食をとるのが本当に楽しみな毎日です。でも最近ちょっと体重が増えてきている私。先月のコンサートで、ビシッと指摘されました。誰に?何を?  ハイ、答えは「母」に「体型」のことをです。

私は、ふわっとしたお姫様スタイルのドレスよりも、スリムなラインのドレスが好みで、持っているものの大半がそのタイプです。先日のデュオのコンサートで着たものは、その中でも特に身体にぴったりしたタイプのものでした。連弾では、ペダルをセカンド(下のパート)の人が踏みます。その時に、もう一方のピアニストのドレスの裾が広がってペダルを覆っていたりすると、やりにくいという配慮もあって、ぴったりタイプのドレスにしていました。

そのコンサートを聴きにやってきた母が、終わった後に一言、「お腹が少し出てきたわね。もう、このドレスは着れないわよ。」というのです。私は、「ええ?!」と驚きました。「たったこれくらい普通でしょう」と思いました。母は、自分がガリガリに痩せているのでお腹の脂肪のことなんて理解できないんだと思ったのです。

しかし、よくよく考えると、こんな事言ってくれるのは母しかいませんよね。お客様はもちろん、お友達にしても、なかなかそう思ったとしても口に出して本人には言いにくいですものね。そこで、母の言葉を素直に受けとめて、ドレスの方を合わせるのではなくて、身体の方をドレスに合わせることに決心しました。

ウン年?前の雄姿!!

最近すこしでも暇をみつけて、ウォーキングをするよう心がけていますが、これだけでは効果がでないみたいで、体重はちっとも落ちません。食事が美味しい季節だからついつい食べ過ぎなのが原因だと思います。ついに、いよいよ、ダイエットしなきゃいけないかも? ダイエット、う~、それだけは今までやったことがないんです! おいしいものを制限するなんて・・・。想像しただけで、もう、つらい気分になってしまいます!

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色鉛筆

2010年11月01日 | レッスンメモ
さあ、今日から新しい気持で教室のレッスン再開です。

私は、生徒にレッスンする時に生徒の楽譜に注意事項を書き込む事があります。基本的には、レッスンの後に私が指摘したことを生徒が自分で書くように言っていますが、それでも私自身が音符や楽語をマルでかこんで注意を促したり、何度言っても直らない時は、忘れないように注意事項を言葉で書き込むことがあります。もちろん、強調のために色鉛筆もよく使います。

お店でこんな小さなかわいい色鉛筆セットをみつけたので買い換えました。どんどん減るようには、使わないのでちょうどいいサイズです。12センチの色鉛筆です。


この色鉛筆は、生徒の指導の時だけではなく、自分の練習の時にも使います。「赤でマークして、出来るようになった。次に別に問題点が出てきて、それは、緑にしよう。赤も緑も克服したけど、またまた、問題発見。今度は紫でマーク。」という具合に何色にも、注目点のマークをつけておくと、「あ、またやっちゃった」ということが少なくなります。

いろいろな効果を狙って、私の生徒がどんどん伸びていってくれることを期待しています。

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