ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

習う側

2010年11月20日 | レッスンメモ
以前にも書いたことがありますが、私は月に3回、フラメンコを習っています。いつもは、ピアノを教えてる立場ですが、フラメンコのお教室では習う方の立場です。フラメンコを習い始めて、もう何年か経つのですが、相変わらず劣等生の私。覚えも悪いし、どうしてもかっこよく踊れないのです。

これは先生のお立場からするとなんとも情けなくて、もどかしいお気持ちだと思います。とても熱心に教えて下さる先生で、私もなんとかそれに応えなくちゃ!と思っているのです。しかし、レッスンの後、家に帰ると、さっきまでわかったと思っていた振付があやふやになります。悩んでいる暇もなく、今度は自分が先生になってピアノを教え、家事をし、一晩経って次の日になると、ステップやいろんなことがもっとあやしくなってきてます。きっと、ものすごく飲み込みが悪いんですね。自分でも呆れています。踊りの楽譜みたいなものがあるとやりやすいんじゃないかと思ったりしますけどね。

フラメンコ練習用の靴。ばんばん床を踏み鳴らすので結構頑丈にできてます。踵とつま先にはびっしりと鋲が打ちつけられています。


私もピアノを教えていて自分の生徒に毎週毎週、同じ事を言って注意しなきゃいけない時はちょっと悲しくなるので、フラメンコの先生もきっと私にがっかりしてるだろうなと想像します。というわけで、最近、同じ教室に通っている上手な友人にお願いして、たまに時間がある時に、我が家でステップや振付を教えてもらって練習しています。こうして特訓してもらって、なんとか現状から抜け出したいと思っているのです。少しは、習う立場として成果をださないと本当に先生に申し訳ないですものね。亀のようにおそい私ですが、いつかは、きっとかっこよく踊れるようになりたいものです。

こういうことを自分で感じていると、自分が生徒を見る目も変わってきます。一生懸命の気持ちはあっても、なかなか現実にはできないっていうこと、ありますよね。人に教える時は習う側の気持ちをよく理解することを心がけたいと思います。

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