名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

第8回名古屋大学ホームカミングディ

2012-10-20 21:43:27 | Weblog
2012.10.20(土)
 今日は名古屋大学のホームカミングディに参加してきた。このホームカミングディは、名大が教育・研究の成果を広く発進するため、平成17年度に立ち上げられ、以来毎年開催されてきた。
 この間、3回ほど合唱団として参加してきたが、今年は10年単位の周年卒業者として招待を受けた。
 儀式のあと、第二部として名古屋フィルハーモニーのコンサートがあり、これを聴くために参加したのが本音である。
 プログラムは、ブラームスの大学祝典序曲と交響曲第1番、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲であった。指揮は若手の大井剛史氏。会場は豊田講堂だからもともと音楽会用には造られていないため、舞台が低く、また客席とも接近していることもあって、一層迫力を感ずる演奏であった。
 このカミングディの行事は、豊田講堂をはじめ東山キャンパスをフルに使って30以上の全学行事が行われ、さらに各学部ごとに50近い行事を行うというスケールの大きいものである。
 よくよくこのプログラムを見てみると素人でも結構面白そうなものがあり、これなら朝から来て参加するのも良かったと反省した。もちろん、一般市民の参加もOKである。来年は計画的に参加してみよう。

この日は同期生の丹羽宇一郎・駐中国大使が講演した。彼はすでに大使を退任したが後任者が急死したために新たな後任者が確定するまでまだ大使の任務を遂行中という。
 彼は講演の中で「日中で起きている問題の深刻さを政府も日本の皆さんも感じていない。このまま放っておけば、本当に深刻な危機が来る」と警鐘を鳴らした。
 9月の尖閣諸島の国有化以降、中国で「日本人は盗人」という言葉が広がっているという現状を紹介した。その上で「日中が争えば両方が傷ついて多方面に障害が出る。40年も積み上げてきた関係が壊れ、水泡に帰してしまう」と主張。
 中国で習近平氏が11月に国家主席に就任するという情勢の中で、「主席が代わったとしても、日中の関係修復は難しい。解決への良薬はなく、地道な努力をする以外にない」との見解を述べた。
 この意見を政府はどう受け止めるかであるが、こういう主張が気に喰わなくて外務省は丹羽氏を退任させたとの声も聞こえる。 

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