名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

熊野の大花火大会

2013-08-18 15:34:47 | Weblog
2013.8.18(日)
 毎年8月17日は曜日に関係なく熊野の大花火大会が開催される。歳をとってくると夏の花火は欠かせない。今年の花火見物は、この熊野の大花火を花火好きの仲間と出かけた。
 熊野の大花火は300年以上の伝統を持ち、その起源はお盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げ、その花火の火の粉で灯籠焼きを行なったのが始まりといわれる。
 時代とともに花火の規模が大きくなっても本来の目的である初精霊供養の要素は消えることなく残されてきている。今回のプログラムの中にも追善をテーマにした仕掛け花火がいくつかあった。
 熊野の大花火は1万発を打ち上げる。2万、3万発の規模の花火大会が珍しくなくなってきている最近の状況からみると、さほど大きい規模のものではない。しかし、熊野灘に広がる美しい七里御浜や、国の名勝に指定されている鬼ヶ城を舞台に繰り広げられるこの花火大会は他と比べてスケール感が違う。直径約600mに広がる美しい3尺玉海上自爆や、疾走する2隻の船から海へ花火玉を次々と投げ入れ、海上で扇形の花を咲かせる海上自爆などは見ものである。フィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛」は、来年には高速道路の紀勢線の開通を願って行なわれたが、爆発した花火が扇状に開き、轟音が響きわたる光景はこれぞ大花火という醍醐味である。

 さて今回の花火見物にはバスによるツァーとして出かけたが、名古屋から熊野までの距離は結構ある。東名阪道、伊勢道を経て国道42号線に乗って走ったが、この大花火をめがける大渋滞に巻き込まれてしまった。朝8時に名古屋駅を出発したが、鬼ヶ城にたどり着いたのはすでに暗い午後7時を過ぎていて所要時間は11時間を越えていた。特に42号線は走っているより止まっている時間の方が長く、一般国道のためトイレ休憩を取るところもない有り様であった。
 今回の開催日が土曜日であったことから、大勢の観客が押し寄せ大渋滞を招いたことが原因であるが、こういう一発勝負のイベントにバスで行くのは無理がある。JRの列車で行くべきであった。花火はすばらしかったが、大渋滞の疲れがやや帳消しにしてしまったのは残念であった。

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