名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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大阪北部地震発生

2018-06-19 15:04:18 | Weblog
2018.6.18(月)
 6月18日午前7時58分ごろ、関西地方を中心にかなり強い地震が襲った。震源地は大阪府北部で震源の深さは約13キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.1と推定された。大阪府で震度6弱を観測したのは観測態勢が整った1923年1月以降初めてという。
大阪市北区、大阪府高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱の地震があり、大阪府で死者は4人、負傷者は大阪で280人にのぼり、兵庫、京都、奈良、滋賀、三重の各県も含め330人にのぼった。死者4人のうち、小学校のブロック塀の倒壊で4年生の女子が死亡。また別の場所でも塀の倒壊で80歳の老人が死亡した。
 地震の規模の割には、交通網が麻痺し、東海道・山陽新幹線の運転見合わせ、京阪神地区の在来線の運転休止など400万人近い乗客に影響した。
 ちょうど40年前の1978年6月12日、宮城県沖地震が発生した。この時は死者28人のうち18人がブロック塀などの下敷きで亡くなった。この時の教訓で建築基準法が強化されたことを覚えている。
 今回の大阪北部地震はM6.1とそれほど大きな規模ではない。日本各地の地盤には地震のエネルギーとなるひずみがたまり、活断層が複雑に影響し合いながら走っているが故に、今回のような地震は、どこでも発生する可能性があるという。ちなみに1995年の阪神淡路大地震はM7.3であり、一昨年の熊本地震ではM6.5の地震の28時間後にM7.3の大地震が発生した。
 今回倒壊して死者を出した学校のブロック塀は3.5メートル(M)だった
。建築基準法ではブロック塀の最大高さ(H)は、地盤面より2.2Mとなっている。またブロックの厚さは、塀の高さが、2.0m以下の場合は12cm以上、2.0mを超える場合は15cm以上と決められている。
 今回倒壊したブロック塀はこの基準を大きく下回っていた。40年前の宮城沖地震の教訓が守られていなかった。
 地震は事前の予知が難しい。現段階では不可能と言っていい。したがって、過去の教訓はしっかりと守り、受け継がなければならない。被害をいかに少なくするかが地震との闘いである。




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