2016.4.2(土)
今日(4月2日)午後、半田市にあるアイプラザ半田で、同志社大学教授・浜矩子氏の講演を聞いた。
標題は「岐路に立つ私たち 戦争法・アベノミクスを切る!」とし、さらにアベノミクスはもはや経済政策にあらず!「強い国」の危険な正体!今決別の時と副題がついている。
この人ほど歯に衣を着せず、安倍政権をこき下ろしている人はいまい。アベノミクスをアホノミクスと言い、これでももの足らずアホノミクスの頭にドをつけたいという。
そして、アベノミクスの下心=不純な動機は、経済運営の良好さで戦争への道をカムフラージュしていることだという。
昨年4月、アメリカへ出掛けた安倍首相が笹川平和財団アメリカ支部で講演した内容は、アベノミクス外交と安全保障政策は表裏一体であることを自ら認めたものだという。
その意味とは、日本経済をデフレから脱却して経済を立て直すのは、軍事費の増大を可能にして富国強兵路線をすすめるためである。しかしこれは、経済政策を外交安全保障政策の手段に使っているものであり、これこそがアベノミクスの下心である。
経済政策のミッションとは
①均衡バランスが失われたときに元に戻す(均衡回復)であり、
②弱者救済のためでなければならない。
安倍氏の外交安全保障政策が目指しているものは、
①戦後レジームからの脱却であり、それは戦前回帰、即ち大日本帝国への復活である。そのためには現憲法は邪魔である。
②アメリカ追随=日米同盟の強化であるが、日米同盟こそが戦後レジームそのものであり、その脱却を言うことはアメリカとの決別を意味する。
そしてアベノミクスの第二ステージとして
①現行GDPを20%上乗せする600兆円を打ち出した。その上に、一億総活躍推進、産めよ増やせよとして、軍事費を増大させ、ただただ強い国家を目
指している。
②環太平洋パートナーシップ(TPP)は本当はTYPである。TYPとは≪とってもやばいパートナーシップ≫だそうである。
そして浜先生は言う。
1)一つの原点回帰
経済は何のためにあるのか。→ 経済活動は即ち人間の営みである。人間の幸せのためである。不幸にするものであってはならない。 その例として原発
がある。原発は経済合理性からすればやむを得ないとして、原発推進に走るのではなく、人間の幸せの観点からすれば、止めるべきである。
2)一つのバランス感覚
孔子の言に、「おのが欲するところに従えども、のりをこえず」がある。「のり」とは節度、倫理、規範とでもいうものである。「のり」とは浜矩子の
「矩」である。これこそが黄金バランスである。
3)耳・目・手
耳とは傾ける耳であり、目とは涙する目である。そして手は差し伸べる手である。 安倍組の仲間たちはこうした耳・目・手を持っていない集団である。
今こそ、国民が力を合わせて、この三つの建前に立ってアベノミクスを粉砕しようというのが私なりに理解した浜先生の主張であったと思う。
今日(4月2日)午後、半田市にあるアイプラザ半田で、同志社大学教授・浜矩子氏の講演を聞いた。
標題は「岐路に立つ私たち 戦争法・アベノミクスを切る!」とし、さらにアベノミクスはもはや経済政策にあらず!「強い国」の危険な正体!今決別の時と副題がついている。
この人ほど歯に衣を着せず、安倍政権をこき下ろしている人はいまい。アベノミクスをアホノミクスと言い、これでももの足らずアホノミクスの頭にドをつけたいという。
そして、アベノミクスの下心=不純な動機は、経済運営の良好さで戦争への道をカムフラージュしていることだという。
昨年4月、アメリカへ出掛けた安倍首相が笹川平和財団アメリカ支部で講演した内容は、アベノミクス外交と安全保障政策は表裏一体であることを自ら認めたものだという。
その意味とは、日本経済をデフレから脱却して経済を立て直すのは、軍事費の増大を可能にして富国強兵路線をすすめるためである。しかしこれは、経済政策を外交安全保障政策の手段に使っているものであり、これこそがアベノミクスの下心である。
経済政策のミッションとは
①均衡バランスが失われたときに元に戻す(均衡回復)であり、
②弱者救済のためでなければならない。
安倍氏の外交安全保障政策が目指しているものは、
①戦後レジームからの脱却であり、それは戦前回帰、即ち大日本帝国への復活である。そのためには現憲法は邪魔である。
②アメリカ追随=日米同盟の強化であるが、日米同盟こそが戦後レジームそのものであり、その脱却を言うことはアメリカとの決別を意味する。
そしてアベノミクスの第二ステージとして
①現行GDPを20%上乗せする600兆円を打ち出した。その上に、一億総活躍推進、産めよ増やせよとして、軍事費を増大させ、ただただ強い国家を目
指している。
②環太平洋パートナーシップ(TPP)は本当はTYPである。TYPとは≪とってもやばいパートナーシップ≫だそうである。
そして浜先生は言う。
1)一つの原点回帰
経済は何のためにあるのか。→ 経済活動は即ち人間の営みである。人間の幸せのためである。不幸にするものであってはならない。 その例として原発
がある。原発は経済合理性からすればやむを得ないとして、原発推進に走るのではなく、人間の幸せの観点からすれば、止めるべきである。
2)一つのバランス感覚
孔子の言に、「おのが欲するところに従えども、のりをこえず」がある。「のり」とは節度、倫理、規範とでもいうものである。「のり」とは浜矩子の
「矩」である。これこそが黄金バランスである。
3)耳・目・手
耳とは傾ける耳であり、目とは涙する目である。そして手は差し伸べる手である。 安倍組の仲間たちはこうした耳・目・手を持っていない集団である。
今こそ、国民が力を合わせて、この三つの建前に立ってアベノミクスを粉砕しようというのが私なりに理解した浜先生の主張であったと思う。
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