名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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名大男声東京OB合唱団の演奏会を聴く

2015-02-02 10:39:20 | Weblog
2015.2.2(月)
 名大男声東京OB合唱団が東京三鷹市の芸術文化センターで1月31日(土)、結成して2回目の単独演奏会を開催した。
 前日の30日、東京では今冬初めての積雪を記録するという厳しい天候であったが、当日は寒いながらも朝から晴れわたってこの時期としてはよい演奏会日和となった。
 演奏会は午後2時、ほぼ満員の聴衆を集めて開演した。
演奏曲目は
 第1ステージ  シューベルトの「ドイツ・ミサ」(男声合唱版)
 第2ステージ  中南米・ロシア・日本の合唱曲 (ピアノ伴奏)
         「さらばジャマイカ」「灰色の瞳」「バンドゥーラをとって」
         「長い道」「案山子」「ふるさとは今もかわらず」
  全員合唱「花は咲く」

 第3ステージ  高田三郎 男声合唱組曲「水のいのち」 (ピアノ伴奏)
         1.雨 2.水たまり 3.川 4.海 5.海よ
 第4ステージ  清瀬保二作品集 (ピアノ、ピッコロ伴奏)
         「蛇祭り行進」「からす烏百態」「はらたいけんばいれん原體劍舞連」
 出演した団員は26名、ややこじんまりとしているが、男声合唱としては十分な声量が出せる人数である。平均年齢は70歳前後と思えるが、第2と第3ステージの11曲を暗譜で歌いとおした。まずそれだけで感服である。
 それだけでなく実によく歌いこんである。ハーモニーも美しく、気持ちよい。高齢だけに、人生の哀歓、喜びも哀しみも、また、苦しみも乗り越えた抑えた響きとハーモニーが心に響く。気になったことと言えば、細かいことはともかく、第2ステージなどは曲の内容からみるとその表情が固い。音楽の中見を伝える表現方法として、歌い方は大事なような気がする。
 終わりには、400名余りの聴衆から鳴り止まぬ拍手があって、第2ステージの「ふるさとは今もかわらず」をアンコールとして再度歌ってくれたが、この曲は身に沁みるよい曲で、気持ちよい終焉であった。

なお演奏会の翌日、2月1日は名古屋から一緒に出かけたT君と久しぶりの東京見物をした。おのぼりさん気分で東京スカイツリーへ行くつもりであったが、余りの天気のよさで入場を待たされることをきらって、同じタワーでも東京タワーのほうへ出かけた。こちらはスカイツリーにくらべるとおよそ半分の高さであるが、都内の全景は言うに及ばず、雪をかぶった富士山も見事であった。
 さらに、数年前に建設された近くの「東京ミッドタウン」まで足をのばし、「サントリー美術館」に入館した。この期間は、京都の陶工・高橋道八家の二代目にあたり清水五条坂を拠点に活躍した京焼の名工・仁阿弥道八(にんなみどうはち)(1783~1855)の企画展であった。
 仁阿弥道八は茶道具から、食器、置物など彫塑的な作品に至るまで多くの作品を残したことで知られるが、こうしたものは絵画や彫刻とちがってなかなか難しい。しかし、本展覧会は初代橋道八、三代道八、さらには現代活躍する九代橋道八の作品も多く展示してあり、見ごたえのある陶磁展であった。





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