名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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詐欺罪の元警察官に執行猶予付の大甘判決!!

2009-12-24 19:48:30 | Weblog
2009.12.24
 有印私文書偽造や詐欺罪に問われた元岐阜県警巡査に対し、裁判所は懲役三年、執行猶予五年(求刑は懲役二年六月)の判決を言い渡したことに対して、求刑を上回る異例な判決でいかにも厳しい判決かのような報道がなされている。
 事件は、元岐阜県警巡査新海一平被告(24)が、昨年2月下旬、闇サイトを通じて知り合った男らと共謀し、偽造運転免許証を使って、名古屋市西区の銀行支店や信用金庫支店などから通帳をだまし取ったというものである。
 判決では、『被告の役割や常習的な犯行などから、求刑はいささか軽い』と述べた上、さらに『犯行後に平然と岐阜県警の採用試験を受けて警察官に採用されており、このような行動からも被告の規範意識は乏しい』として求刑を6ヶ月上回る三年の刑を言い渡したというものである。ここで終わっておれば納得のいく判決である。厳しい判決理由からも当然実刑であるべきであった。それがなんと執行猶予付きではないか。
 報道記事の内容によると犯罪行為の時期はまだ警察官でなかったようであるが、そんな人間が警察官になること自体、許されないことであり(そんな人間を警察官として採用した岐阜県警のだらしなさも腹が立つが)、とうてい執行猶予をつけるような犯罪ではない。
 そもそも、執行猶予などというのは実態は無実と同じであり、被告にとって何の痛みも感じないものである。こんな判決でいかにも重い罪を科したような積りでいるなら裁判官自体も警察には大甘だとしか思えなくなる。
 被告は高校生の時からこうした犯罪を繰り返しているというから、判決理由で指摘しているとおり規範意識に乏しく、この甘い判決のお陰でさらなる重い罪を繰り返す危惧なしとはいえない。被告本人のためにもよくない、まったく腹の立つ判決である。

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