名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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ピアニスト ランランを聴く

2014-04-24 23:25:03 | Weblog
2014.4.24(木)
 中国人ピアニスト・ランランの演奏会に出かけた。ランランの演奏は、テレビではしばしば聴いていたが、生演奏は聴いたことがなかったので機会を伺っていたところ、東海テレビ放送の主催による「スーパークラシックコンサート2014」中で開催された今日の演奏会で聴くことができた。
 ランランは現在31歳。5歳で瀋陽ピアノ・コンクールに優勝して最初のリサイタルを開き、北京の中央音楽学院に9歳で入学、12歳でドイツで開かれた第4回エトリンゲン青少年ピアノ・コンクールで最優秀賞および技能賞を獲得するという経歴の持ち主である。
 プログラムは、モーツァルトのピアノ・ソナタ第4番・5番・8番とショパンのバラード第1番から4番までの7曲である。
 ランランはやや派手な演奏パフォーマンスで悪く言う声も聞かれるが、その演奏技術は当代随一といってよい。併せて表現力も素晴らしい(と筆者は思っている)。10本の指から繰り出される音色と迫力は聴く者をして恍惚の世界へ誘う。まさにマジック・フィンガーと呼ばれるにふさわしいものである。
 会場の県芸コンサートホールは舞台の後部席まで満席の盛況で、ピアノリサイタルでこれだけの聴衆を集める奏者はそうはいない。尤も聴衆の多くは若い女性で占められていたが。
 1曲ごとに盛大な拍手が起こり、全曲終了の際にはスタンディングオベーションとなった。これにランランは、ショパン「華麗なる大円舞曲」、ポンセ「間奏曲」、モーツアルト「トルコ行進曲」のアンコールで応えてくれた。

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