音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■第 4回平均律・アナリーゼ講座のご案内■

2010-01-08 00:35:29 | ■私のアナリーゼ講座■
■第 4回平均律・アナリーゼ講座のご案内■                  10.4.5 中村洋子


★ ≪第 4回 平均律クラヴィーア曲集・アナリーゼ講座≫                   第 1巻 4番 嬰ハ短調 前奏曲とフーガ 

平均律・嬰ハ短調から何を吸収して、Beethoven「月光」ができたのか?


講師:中村 洋子
日時:2010年 4月 28日(水)午前 10時~ 12時半
会場:カワイ表参道 2F コンサートサロン「パウゼ」
会費:3000 円 (要予約)
参加ご予約・お問い合わせは カワイミュージックスクール表参道
Tel. 03-3409-1958 omotesando@kawai.co.jp


★平均律クラヴィーア曲集第 1巻全24曲は、

4曲ずつのセットとして、見ることも可能です。

この4番は、最初のセットの“まとめ”となる重要な曲です。

しかし、解説書などには、

“このフーガのテーマは、十字架の形をしている”など、

もったいぶった説明がされており、

はたして子供に弾かせていいのかしら?と、

躊躇される先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そうではありません。


★この前奏曲を、バッハは、

「フリーデマン(長男)のためのクラヴィーア小曲集」のなかに

収録し、10歳前後の子供たちに弾かせていたのです。


★まずは、前奏曲だけでも、お子さんたちが、

楽しんで接することができるように、アナリーゼし、

演奏するのに必要な、具体的なヒントもご提案します。


★また、ベートーヴェンが、この4番から何を学び、

「月光ソナタ」を創作するさいの滋養としたか、

についても、お話いたします。


★ベートーヴェンのピアノソナタ全 32曲は、

バッハの平均律を理解せずには、真の演奏はできません。

フーガにつきましては、たった 5つの音から成る主題が、

実は、平均律全 24曲を支配する、

新しい重要なモティーフとなっています。

その点を詳しく、ご説明し、さらに、

日常のレッスンで「ソルフェージュ」にも、

応用できるよう、分かりやすくお話いたします。


★この講座は、音楽を、バッハを、

心から愛している方々のためのものです。

難しいことはやさしく、分かりやすいことは、

さらに深く、ご説明いたします。


■講師:作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、ギター、声楽、雅楽、室内楽などの作品を発表。2003 年~ 05年、アリオン音楽財団《東京の夏音楽祭》で、新作を発表。
自作品「無伴奏チェロ組曲 1番」などをチェロの巨匠W.ベッチャー氏が演奏したCD『W.ベッチャー 日本を弾く』を 07年、発表する。08年 9月、CD「龍笛&ピアノのためのデュオ」とソプラノとギターの「星の林に月の船」を発表。
09年10月、「無伴奏チェロ組曲第 2番」が、W.ベッチャー氏によりドイツ・マンハイムで初演される。08~09年にかけ、「バッハのインヴェンション・アナリーゼ講座」全15回を開催。
10年「 無伴奏チェロ組曲第 1番 」が、ベルリン「 リース&エアラー社 」 「 Ries & Erler Berlin 」から、出版される。
*プログ:「音楽の大福帳」 http:// blog.goo.ne.jp/nybach-yoko


●第 5回講座 6月 8日(火)5番 ニ長調 前奏曲とフーガ  

6月8日は、ロベルト・シューマンの生誕二百年の誕生日です。

「森の情景」Op.82 ( 1848~49に作曲 ) の 7曲目

「 予言の鳥 」 と平均律 5番との、深い関係についても、

お話いたします。               


●お申込は、カワイ表参道 03(3409)1958


                       ( 土佐ミズキ )
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