音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■■ 春のフキノトウ・スパゲッティー ■■

2007-12-20 00:08:47 | ★旧・ とびきり楽しいお話
■■ 春のフキノトウ・スパゲッティー ■■
2007/4/3(火)

★春爛漫です。

桜に続き、海棠、花梨、花桃・・・ピンクの花盛り

山吹も、可憐な黄色いお花を、ぼんぼりのように燈し始めました。

気が付かないうちに、姫リンゴも純白な花を、枝一杯びっしり飾っていました。


★先日、都内のイタリアレストランで、美味しい「フキノトウ・スパゲッティー」をいただきました。

小麦色のスパゲッティに、萌黄色の細切りフキノトウが、お星さまのように散りばめられています。

他にはなにも入っていません。

麺にはオリーブオイルが、まったりと、からまっています。


★そっと口に運びます。

若い春の息吹のような香りが、鼻をくすぐります。

お口の中では、奥ゆかしいほろ苦さが、縦横に駆け巡ります。

苦味は、脳の奥まで細い糸のようにたなびいていきます。

しゃきっと、目覚めました。

大地を割って頭をもたげる野草の生命力を、そのまま頂いたような気持ち。


★早速、私なりに再現してみました。

かなり満足のいく出来具合でしたので、レシピをお知らせします。

どうぞ、お試しあれ。


★1)熱湯に重曹を少し入れ、フキノトウを丸のまま、さっと茹でます。

すぐに取り出し、氷水に入れて、鮮やかな色を出します。

(重曹と氷水がカギです)

2)茹でたフキノトウを軽く絞り、好みの大きさに刻みます。

3)スパゲティーは、塩をたくさん入れた湯で茹でます。

塩味が麺にうまく移ります。

4)冷えたフライパンに、みじん切りのニンニク、赤唐辛子、オリーブオイルを同時に入れます。

5)点火し、香りが立つまで、弱火で熱します。

6)そこにフキノトウを入れ、塩コショウを少々散らし、

スパゲティーの茹で汁をお玉一杯弱くらい加え、乳化させます。

7)そのお汁にスパゲティーを和え、さらにバターとオリーブオイルを加えて、こくと香りを出します。

これで完成です。

ベーコンでもマイタケでもお好きなものを、炒め合わせても結構です。


★オリーブオイルの質が、やはり、このお料理の要です。

以前にお知らせしました「VIOLA」というオイルを使いました。

このスパゲッティーの美味しさは、「VIOLA」に負うところも大です。

http://blogs.yahoo.co.jp/nybach321/folder/1310049.html?m=lc&p=2 の

06年10月7日の欄でご紹介しています。


★春を、目と舌で、どうぞお楽しみください。


▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲▽
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