先日、テレビ大阪で、
「大阪43市町村ランキング 大阪人でも読めない難読地名」
という番組があって面白そうなので録画して見たのですが…
難読地名の1位が大阪狭山市の「茱萸木」(くみのき)でした。
続いて2位が池田市の「呉服町」(くれはちょう)でした。
やはり難しいですよね。
以下
3位 富田林市の「廿山」→ つづやま
4位 高槻市の「出灰」→ いずりは
5位 富田林市の「彼方」→ おちかた
6位 茨木市の「道祖本」→ さいのもと
7位 泉南市の「信達葛畑」→ しんだちつずらばた
8位 和泉市の「南面利町」→ なめりちょう
と続きます。
そして第9位なのですが、これにズッコケました。
松原市の「阿保」が出たのです。
「あほ」??? とテレビではまずこの読み方をしたあと、
などと、「阿保」が映っている映像をいくつか出していました。
まぁ、普通に読めば「あほ」ですよね。
僕は松原市役所に長年勤めていたのですが、市役所の住所は、
「松原市阿保1丁目1番1号」です。
それで、その昔、長男が小学生の頃ですが、このことを知ると、
「うちの父ちゃんが働いている場所は、アホ1の1の1やねん」
と、友達や先生らに言いまわっていたようです(笑)。
それほど、子どもたちにとっても面白い地名だったようですね。
その「阿保」というのは、地元の人たちは「あお」と発音しており、市役所でも「あお」を正規の読み方としています。
この番組でも、「正解は『あお』です」と解説していました。
でも、これって「難読地名」に入るのかなぁ?
「難読地名」というより、「珍地名」のほうに入るのでは…
…と思いながら、番組を見ていました。
それにしても、なんで「あほ」でなく「あお」と読むのか?
それはよくわかりませんが、元々この地名は、平安時代、平城天皇の第2皇子であった阿保(あぼ)親王がこの地に別荘を造営したことに由来しているそうです。だから「あぼ」だったらわかるんですけどね~。長い歴史の中でいつのまにか「あお」という呼び方になったのでしょうね。
まぁ、由緒ある地名だと言えるでしょう。
でも、なにせ「阿保」ですからね~
僕も市役所に勤めていた時、よその市役所の人と電話のやりとりをする際、相手の人が「松原市役所のご住所を教えてください」と言われた時、これを電話で伝えるのですが、「え~っと、松原市…」とここまではいいのですが、
「あお1丁目1番1号です」と言うと、
「あお? どんな字を書きます?」
と聞き返されるんですよね。
そこで、「『あ』は『こざとへん』の『あ』で、『お』は『保険のほ』です」などと説明する。すると先方は一瞬沈黙をしてから、「あほ」ですか? みたいな反応を示すので、いえ、それで「あお」と読みます、と解説をしなければならない。
それで何度も照れ臭い思いをしたものです。
というようなことで、
大阪の難読地名がテーマの番組でしたが、まさか松原市の「阿保」が出て来るとは思ってもみませんでした。
むかし、明石家さんまの、
「アホちゃいまんねん、パーでんねん」
というギャグがありましたが、僕としては、
「アホちゃいまんねん、アオでんねん」
と叫びたいところです(笑)。
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