僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

一難去ってまた一難

2014年02月28日 | 心と体と健康と

24日(月)に行った胃腸科の医院は、医師の腕がいいので、とにかく評判が良く、いつも大勢の患者さんで賑わっている。僕もかつてここで胃カメラの検査を受けたことがあるが、全く苦痛は感じなかった。


その胃カメラの検査に関することだけど、話は2007(平成19)年の10月にさかのぼる。


その年の9月下旬に耳鳴りが発症した。耳鼻科へ行くと「耳は正常です。神経から来ているのでしょう」と適当にあしらわれた。しかし吐き気や下痢は続くし、持病の不整脈はこれまで以上に出るし、正常だった血圧も上がるし、夜も眠れないし…と、気が変になりそうだった。循環器科、脳神経外科の診察を受け、心療内科へも行ったが、安定剤を出されたくらいで、耳鳴り改善への手掛かりはなかった。吐き気と下痢の症状が一番つらかったので、その胃腸科へ行き、症状を訴え、吐き気止めや下痢止めの薬をもらって帰った。…が、下痢症状は良くなったものの、やはり吐き気は相変わらずだった。


僕はもう一度その胃腸科へ行き、医師が「どこも異状はないですよ」という言葉に抵抗し、とにかく精密検査をしてください…と無理に頼んで胃カメラの検査をしてもらった。結局それでも異状なしだった。今から思えば、耳鳴りによるストレスが全身を狂わしていたのだろう。


今回ここを訪れるのはその時以来である。下痢、胃の膨張感、頻繁に出るゲップ、腹部の痛み、胸部の圧迫感などの症状がネットで見た胃がんの症状とよく似ていたので、正直言って診察を受けるのが怖かった。問診では医師から、ゲップをしたとき酸っぱい胃液のようなものが出ますか…?と聞かれたが、それはなかった。吐き気は…? それもなかった。胃の上部から腹部全体に痛みが出る、と言うと、医師は「原因は胃じゃなくて腸でしょうね」と、僕をベッドに仰向けに寝転ぶように言い、お腹をさすったり押さえてみたりした。「お腹が張っている…ということはありませんね。ゴロゴロしてますけど」ということだった。


「腸の働きが異常に活発になっていて、それが胃を押し上げるので、胃にも痛みや膨張感が出るのだと思います。3種類の薬を2週間分出しますので、それでもまだ症状が治まらなかったら内視鏡で検査することにしましょう」


そんなことで、医院を出た。家に帰り、もらってきた3種類の薬の説明書を妻と一緒に読んでみたら、


ひとつは、腸管神経に作用し腸の異常な運動を抑える
もうひとつは、過敏性腸症候群による消火器症状を改善する
最後のひとつは、胃酸分泌を抑制する


…というようなことが書かれていた。


その日の夜から服用し、今日で4日目を迎えた。それらの薬が効いてくれているようで、胃腸の症状は良くなってきた。あぁ、これでひと安心…


…と、「お腹の話」はここで終わるはずだったけれど、実は昨日(27日)、信じられないことにまた体の別の部分にトラブルが起きた。今度は持病の不整脈(心房細動)と関係したものだった。何だかこんな話ばかりで恐縮ですが、このトホホな話も、ついでだから書き加えておきます。


一昨日から昨日にかけての深夜、寝ている時に不整脈が出た。朝晩2回服用しているシベノールという不整脈薬を、この時は頓服として飲んだ。いつもなら眠っているうちに収まるのだが、午前3時頃に目覚めたら、収まってはいたものの、何かおかしい。脈拍を確かめると異様に速い。時計を見て計ると1分間に130くらい脈打っている。安静にしているのにランニングをしている時ほどの脈拍数だ。胸のあたりがモヤモヤして気持ち悪い。そのまままたウトウトして、朝になった。身体を動かすと息苦しい。脈拍は相変わらず130前後。おかしい。また、不整脈の薬を飲んだ。脈拍が乱れているわけではないのだが、これしか頼るものがない。そのうち治るだろうと思って我慢し、午前中はテレビなどを見ていたが、いつまでもその状態が続く。こんなことは初めてだった。せっかく胃腸のほうが良くなりかけている時に、何なのだこれは!


軽い昼食を済ませたあと、収まりそうにもないので、診察時間外だが、心房細動で定期的に通っている徳〇会病院に電話をして症状を伝え、診てもらうことにした。間もなくモミィが下校してくる時間なので、妻は家に残り、僕はタクシーを呼んで1人で病院へ行った。


病院に着いてすぐにベッドに横になり、心電図や脈拍、血圧などの検査があったあと、いつもの担当の循環器の医師はいなかったので、別の内科医がやってきた。内科医は僕にいくつか質問したあと「じゃ、点滴をします」と言って、あとは看護師に託し、出て行った。しかし約1時間の点滴でも、横の機器のディスプレーに示されている脈拍数は130~135を行ったり来たりで、収まる気配がない。途中、医師が様子を見に来て、「う~む、まだあかんなぁ…」と顔をしかめながら、看護師に何やら指示をした。このまま入院ということになるのだろうか…。あぁ、気持は暗くなるばかり。


点滴が終ってしばらくそのままでいると、看護師さんが来て「では薬を入れますね」と言い、針が入っている僕の腕のところへ何かをシューと注入した。すると…機器が示す脈拍の数字が130から100そして90と、見る見るうちに下がってきた。と同時に、胸のモヤモヤがす~っと引いて、気分が良くなったのだ。聞けば、最初の点滴が効かなかったので、やや強い薬を注入したということだった。


看護師さんが点滴の針を抜きながら「気分はどうですか?」と尋ねたので、「えぇ、すっきりしました」と答えた僕の目には、看護師さんの姿が(大げさではなく)菩薩に見えた。ありがとう…。約12時間続いた頻脈からやっと解放された。あの息苦しさというか、胸のモヤモヤ感は、もう二度と味わいたくない。治ってよかった~


…という顛末でした。夕方には無事家に戻ることが出来ました。


ところで、点滴をする前に内科医がいくつか質問したのですが、「お酒は飲みますか?」と聞かれたので、「はぁ、飲みます。好きですから」と答えると、毎日どのくらい飲むのかと尋ね、僕がビールで言えば中ビン2~3本だと言ったら、「お酒は心拍に悪いから飲みすぎは厳禁です。また今日みたいになるかも知れないので、当分控える…というより、やめることですね」と言われちゃいました。


で、僕は素直ですから(笑)、昨日から禁酒することにしました。胃腸のトラブルといい、そのすぐあとに起きた心拍の異状といい、同時期に2つの体調異変が起きたのは一体何だろうと思いますが、しばらくは様子を見ながら、体調管理を最優先にした生活を送っていきたいと考えています。


皆さまも、健康にはくれぐれもご留意ください。変だな…と思ったら、すぐお医者さんに行きましょう(…と、自分にも言い聞かせています)。

 

 

 

 

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2 コメント

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心房細動 (ジン)
2014-02-28 22:35:12
こんばんは。心房細動の異状で不整脈!偶然にも主人と同じでしたね。主人は無呼吸症候群でシーパップを付けてねています。そしてまた同じ頃に病院での検査をのんさんもされていたのですね。主人は自覚症状もなく便に血が混じっていて検査をしたら悪さしていた物があり手術となりました。いやな響きの悪いものです。今は現実を受け止めて頑張る覚悟です。のんさん治まってよかったですね。やっぱり飲み過ぎはダメなんでしょうか?
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教訓に (のん)
2014-03-01 21:01:33
「悪さをしている物」は、自覚症状があるものや無いものや…
ほとほと厄介なものです。
どこかに「異変」があれば、やはり早期に検査すべきですよね。

ジンさんのご主人様の順調なご回復を心からお祈りしています。

お酒も、飲みすぎると良くないようですが、
僕はついつい飲みすぎる悪い癖があります。
もう少し生き延びるためには、控えなければと…
頭の中では十分にわかっているのですが…

でも、今回でかなり懲りました。
喉元過ぎれば熱さを忘れる…ということにならないように、
しっかり教訓にしたいと思っています。
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