早いもので12月も後半に入りました。
街のあちこちでクリスマスの飾り物が目につき、クリスマスソングが耳に入ってきます。今日も商店街のスピーカーからこの曲が流れていました。
♪ 真っ赤なお鼻の~ トナカイさんは~
いつもみんなの~ わらいもの~
でもその年の~ クリスマスの日
サンタのおじさんは~ 言いました~
暗い夜道は ぴかぴかの~
おまえの鼻が 役に立つのさ~
おなじみ「赤鼻のトナカイ」ですよね。
実はこの歌を聴くと、必ず思い出すのが、村上春樹のエッセイなんです。
そのエッセイの中で、春樹さんはむかし、この歌の、
「でもその年の~ クリスマスの日~」というくだりを聞いて、
「デモッソの年」って、何だろう? と不思議に思ったと書いています。
「でもその年の~」が「デモッソの年の~」に聞こえたというわけで。
何となく聴いているだけだと、そんな聞き間違いもあるんでしょうね。
以前このブログにコメントをくださっていた北海道在住の方も、そのむかし、大ヒットした「巨人の星」の歌の出だし、
「♪ 思い込んだら 試練の道よ~」というのを耳にして、
「重いコンダラ」って何? 「コンダラ」って何だろう?
と不思議に思っていた、と書かれていました。
これもまた「デモッソの年の~」と同じような話ですね。
クリスマスが近づき、「赤鼻のトナカイ」の歌が流れてくると、いつもこの話を思い出すのですが、同時に年の暮れが来たことも実感しますよね。
…とまぁ、お気楽なことを言っていますが、
前回のブログで、ちょっと体調のことで愚痴ってしまいました。あの翌日、え~っと14日(水)ですけど、5度目のコロナのワクチン接種を受けたのですが、それでまた夜から熱が出て、翌15日は外出もできず、1日中家でゴロゴロしていました。で、昨日になったら少し元気が戻ってきて、今日は、腰痛や手足のだるさの方もマシになってきたような気分になっています。
でもね~
来年の今頃も「赤鼻のトナカイ」を聴けるのかな~?
つまり、生きているのかなぁ~、と。
ふとそんなことを、思ったりしています。