僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

好きだった歌謡曲を思い出す日々

2022年03月27日 | 思い出すこと

近年はテレビの歌番組も少なくなりましたね。Jポップは別として、演歌・歌謡曲となると、地上波だとNHKの「うたコン」くらいしかないので、BSの歌番組を見て昔を懐かしんでいます。大好きだった歌が出て来ると、胸が熱くなり、涙がこみ上げてきそうになったり
歳、ですかねぇ。

僕は歌謡曲の歌詞が大好きで、歌を聴いて「ああ、いいフレーズだなぁ」と心に残ったものは数え切れないほどあります。

初めて覚えた歌謡曲は、小学生の頃で、橋幸夫の「潮来笠」だった。
何度も聴くうちに1番から3番まで歌詞を全部覚え、親やその知人の人たちの前で声を張り上げて歌ったこともある。
しかし歌詞の意味はわからない。たとえば2番の、
♪ 田笠の紅緒がちらつくようじゃ 振り分け荷物重かろに」は、
♪ たがさのべにおがちらつくようじゃ ふりわけにもつおもかろに」
って、耳から聴いて覚えたままを歌った。言葉の意味は全然わからずに。

それ以降、どれほど多くの歌に惹かれただろう。

沢田研二の「勝手にしやがれ」は、
行ったきりなら幸せになるがいい 
戻る気になりゃいつでもおいでよ~
というフレーズ。いいなぁ、ここ。
当時20歳代後半だった僕は、この部分が強く心に残った。
彼女に出て行かれても愚痴を言わない優しい男! な~んてね。

この作詞は阿久悠さんですが、同じく沢田研二の「サムライ」という歌詞は、その出だしの部分がすごい。
♪ 片手にピストル 心に花束
唇に火の酒 背中に〇〇を

というところでクイズです。
この〇〇には、何という言葉が入るでしょうか?

これはいつか聞いた話ですが、ある人が若者たちにこのクイズを出したら、
「入れ墨!」という答えが一番多かったそうです。
なるほど、「背中に入れ墨」ねぇ。
でも、ちょっと平易ですかね~(笑)。不正解です。
正解は「人生」でした。

♪ 片手にピストル 心に花束
唇に火の酒 背中に人生を
アアア
アアア

というふうに歌は続いて行きます。

イルカが歌う「なごり雪」も大好きです。タイトルも素敵だし。
汽車を待つ君の横で僕は
時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと
さみしそうに君がつぶやく

南こうせつの「神田川」は、ラストの歌詞に惹かれました。
♪ 若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ あなたのやさしさが 怖かった~
聴き終えても、ジーンと余韻に浸れます。

さて、石川さゆりの「天城越え」の歌詞も傑出していますね。
♪ 隠しきれない 移り香が
いつしかあなたに 浸みついた
誰かに盗られる くらいなら
あなたを殺して いいですか
(強烈な歌詞ですよね)

ところで、僕はこの歌は愛人の胸中を歌ったものと思っていた。でも、何かの本に書いてあったのは、これは愛人ではなく、本妻だとのこと。つまり、その男に妻の香りが浸みついていても当然のことで、隠す必要はない。だから「隠しきれない移り香」というのは、夫に愛人ができたことを知った妻の視点に立った歌とわかる、ということでした(何の解説や)。
話は逸れますが、この歌に出て来る「浄蓮(じょうれん)の滝」は、一度伊豆方面へ旅行した時に実際に行ってみたのですが、思ったより小さかったのを覚えています。

最後に、小林幸子が歌う「雪椿(ゆきつばき)」も大好きです。
やさしさと かいしょのなさが
裏と表に ついている
そんな男に 惚れたのだから
私がその分 がんばりますと

よく言いますよね。
やさしい男には、かいしょがないって。
まぁ、平たく言えば僕のような男です。
え? なに?
アンタには? 両方とも? ないやろって? 

ほっといてちょ~だい。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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