コロナのせいもあって、この2年近く、家族以外とはほとんど会っていない。近所の人と立ち話をしたり、スーパーとかでバッタリ顔を合わせた人と話したりすることはあっても、約束して会うということはなかった。
それが、この25日、前回書いたように、長年勤めていた松原市役所のOBの人たち、それも大勢の人たちと一堂に会するとは…。
落差が激し過ぎますわ(笑)。
そのOBの会である「市友会」の解散を議題としたの25日の臨時総会には、ざっと見渡して40~50人ぐらいの人が来られていた。時間ギリギリに着いた僕は受付を済ませ、会議室に入ると、10名ほどの役員の人たちがいて、みんなマスクをしているけれど、知っている顔ばかりだった。
「やぁやぁ、こんにちは。よく来てくれたね~」と言ってくれる人や、
「何かうるさい意見を言おうと思って来たんか?」
と言ってケタケタと笑う人。
そんな人たちに囲まれると、グッと懐かしさがこみ上げる。役員の人たちは僕より年上、つまり先輩職員だった人がほとんどだった。でもよく知っている人たちばかりなので、あの人と話し、この人とも話し、と、右も左も懐かしい顔ばかり。それぞれに公私ともに思い出のある人ばかりでした。
そして、すでに席に着いている出席者の人たちを見渡すと、
「あ、〇〇さん?」
「えっ、△△さん?」
そこで、10年以上も会っていない何十人もの人たちの顔がありました。
右を見ても左を見ても、懐かしの人たちの顏、顔、顔。
ほとんど人と接していない昨今なのに、急にこんな賑やかな中に混じっている自分が不思議でした。
その懐かしの顔の中に、かつて僕が勤めていた議会事務局で一緒に仕事をした坂〇チヨ子さんがおられ、僕を見て「まぁ、お久しぶりですね~」と手を振ってくれたので、その隣に座りました。彼女は僕より1つか2つ年上です。
「お元気そうですね」とお互いに言い合ったあと、
「あのぉ、えぇ~っと、あの、そう、あのモミィちゃんは元気?」と坂〇さん。
モミィの名前を覚えてくれていたんだ。
「はい、おかげさまで。今は高校1年になりました」と言うと、
「ええぇっ! もう高校生に!」と目を丸くされてました。
そんな話に花が咲きます。
僕らの席の前後左右でも、みんなワイワイとおしゃべりをしています。
やがて会議が始まり、予定通りに議事が進行して行きました。司会をしていた中〇さんは一歳上ですが、特に親しくしていた人で、むかし、この人の結婚式の司会を僕が務めました。余談ですが、この日の夜に中〇さんからメールが来て「司会の名人の君の前で司会をするのが恥ずかしかったです」な~んて書かれていました。
会議室の様子を自分の席から撮りました。
司会をしているのが友人の中〇さんです。
さて会議も終了し、解散となりましたが、みんなすぐには帰らない。なにせ久しぶりに会ったものだから名残り惜しいのでしょうね。僕もいろんな人に声をかけられ、「すごく元気そうね~」と言われたり「昔と全然変わらないわね~」と言われたり (自慢? えへへ)。
そしてそのあと、坂〇さんを誘って3階にある議会へ行くことに。彼女とは議会事務局で一緒に仕事をしていたので、今もそこに勤めている女子職員さんに会いに行こうということになりました。
議会のフロアに着くと、「懐かしいですわねぇ」と坂〇さん。
38年間の市役所勤務のうち、26年間を議会事務局で過ごした僕にとっては、特に懐かしい職場でもあります。
そして昔馴染みの女子職員さんに会って廊下で話していると、
そこへ市議会議長が通りがかり、僕を見て、
「わっ、久しぶりですねぇ」
と、ビックリしておられました。
そりゃ、10年以上前に退職した者がここにいるのだから、議長も驚いたのでしょう。しばらく議長と話しましたが、むかし、一緒にお酒を飲みに行った時の楽しかった話などをして、けっこう盛り上がりました。
他にも、公明党の議員さんや共産党の議員さんらがやって来て、みなさん、懐かしがってくれました。どれだけの時間いたのかわかりませんが、かなり長いこと話しました。
総会の席で元職員の人たちと話したのも懐かしかったですが、議会の議員さんたちと話ができたのも懐かしかった。ただ、今の松原市議会議員の名簿を見ると、僕が退職する時に在籍されていた議員さんは全体の半分以下で、知らない議員さんのほうが多くなりました。これも時の流れでしょうか。
そんなことで、
「行くべきか、行かざるべきか」
と悩んでいたこの日の会合でしたが、多くの懐かしい面々と会い、おまけに議会にも寄って、議長はじめ旧知の議員さんとも会えていろんな会話を交わすことができたので、行って良かったです。
…あれから4日が経ち、
再び元の静かな生活に戻っています。