僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

コアラを抱っこ

2019年07月09日 | 旅行

昨日のブログでゴールドコースト・マラソンに関することを書きましたが、本当はニュースで「ゴールドコースト」という地名を聞いた時、以前そこへ家族で旅行した時のエピソードを思い出し、それを書こうとしたのです。なのに、ついマラソンの話になってしまいました。相変わらず、脱線ばかりで

で、今日はゴールドコーストで体験した「コアラを抱っこ」のお話を。

ゴールドコーストはオーストラリアのクイーンズランド州というところにあるのですが、この州以外では、観光客がコアラを抱くことについて厳しく制限されている、ということでした。まぁ、20年ほど前の話なので、今はどうか知りませんが、当時はそうでした。

だからこの地へ来たからにはコアラを抱っこしたい、と僕たちは思ったのです。

この旅行は妻と長男と3人連れだったのですが、ゴールドコーストのドリームワールドという遊園地にコアラを抱ける「コアラ館」というのがあったのでそこへ行きました。2匹のコアラがいて、それを観光客が列を作って順番を待つ。やがて僕たちの番になり、コアラを抱っこする瞬間が訪れました。

ところで、そのコアラの「抱き方」ですが

コアラの「正しい抱き方」というものがあるのですよね。

係の金髪女性が、身振り手振りで抱き方を指導してくれたところによると

まず両手を下で組むように言われる。そこへコアラが乗せられる。つまりコアラのお尻を、組んだ両手で受ける形になる。

大事なのは、このとき、人間は絶対に動いてはいけないということだ。コアラに「これはユーカリの木だ」と思わせなければならない。だから抱いたあと、決して動かず、ユーカリの木になりすますこと。ここがポイントだそうである(ホンマかいな?)。

赤ちゃんを抱っこする時のように軽くあやすようなことはしてはならない。とにかくじ~っとしていれば、コアラは安心してしがみついてくるとのことでした。

そういうジェスチャーで説明があったあと、係の金髪女性がコアラを抱いて近づいて来る。その時、僕は言われたように両手を下で組んだ。そして、そこへコアラがそろりと乗せられた。

むろん、僕はコアラが乗っても両手を下で組んだまま、動かずにじっとしていた。うまく抱き着いてくれたら女性係員は手を放す。コアラは少し体を伸ばし、僕の両肩に爪をグイっと食い込ませて抱き着く。痛い。そんなに爪を立てるなよ、と言いたいけれど、それがまたちょっと可愛くもある。

そこへもう一人の女性係員が写真撮影をしてくれる。

抱いていた時間はだいたい15秒ぐらいだったろうか。ポテッとした生温かい感触を楽しんでいるうちに、撮影が終わり、先の女性がコアラを僕から引き離しにかかった。そのとき、コアラが引き離されまいとしたのか、さらに爪を僕の両肩に食い込ませたので、僕は思わず「痛っ」と声を上げてしまった。自分がユーカリの木になりすましていたことを、もう、すっかり忘れちゃってました(笑)。

コアラというのは、よほどの怖がりなのでしょうか。これだけたくさんの人たちに抱かれていても、犬や猫のペットのように人に慣れるということはないんだろうか? な~んて思いながら、出来たてホヤホヤの写真を受け取って、コアラ館を出た僕たちでした。

 

 
右は「抱っこ指導」をしてくれた女性、左は写真撮影担当です。
うしろに見えるカンガルーたちは絵です。念のため。

 

 
離れる時、コアラに爪を立てられ、「痛っ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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