僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

悲しい事件

2016年02月12日 | ニュース・時事

兵庫県赤穂市で60代の夫婦が殺害された事件は、
夫婦の息子(19)が犯人だったということで、
いろいろと考えさせられるところがあった。
ま、息子といっても実際は孫だそうだけど。

報道によると、19歳の少年は働いており、
給料のほぼ全額を夫婦に渡して家計を支えていたという。
そして、小遣いは月1万円程度だった、とのことである。
殺害動機は「友達と遊ぶ金が欲しかった」ということだ。
19歳の遊び盛りで月1万円はあまりにも少ないだろうし、
しかも給料のほぼ全額を家に入れているのだから、
理不尽感が高じても仕方のない話のように思える。

といって、遊ぶ金のためにハンマーと包丁で
肉親を殺すという行動は、ふつう想像できない。

そこに至るまで、どんないきさつがあったのだろうか?

息子が勤める会社の人は、
「真面目でおとなしい模範的な子だった」
「仕事ができないくらい家族の介護で疲れていた」
と述べていたそうである。

父(祖父)は人工透析を受けていて、副作用で体が痛む時は、
背中を一晩中さすったりして世話をしていた、との話もある。
それが一転して殺人事件に変わった。あまりにも悲しい事件である。


このニュースを初めて聞いたとき、69歳と64歳の夫婦に、
19歳の息子とは、またずいぶん年が離れているなぁと思った。
その後、息子は夫婦の実の孫であり、養子にして息子になった…
ということを知って、あっ、そうだったのか、と納得した。

実際は孫だけれど、戸籍上は子供…というのは、わが家と同じだ。
モミィも実の孫だけれど、戸籍上は養女、つまり「娘」だから。

そこの家庭は、いったいどういう実情だったのか。

そして、養子縁組までして「息子」にした孫に殺害されるという、
このご夫婦の人生って、いったい何だったのだろうか…とも思う。

他人には、はかり知れないことだろうけど、
本当に、胸の芯まで痛みを感じるような事件だった。

 

 

 

 

 

コメント
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