昨日の日曜の午後6時過ぎ、テレビの報道番組を見ていたら、画面上部にニュース速報が出た。見ると「AKB48のメンバーが握手会で切られ負傷」とあった。そしてほぼ同時に、番組の中でその事件が伝えられた。いや~、驚いた。
岩手県で、AKB48のライブが終わった後の握手会での出来事だった。殺人未遂容疑で逮捕された青森県十和田市の24歳の男は、ノコギリのような刃物を振り回してメンバー2人とスタッフ1人を負傷させたとのことである。
人気アイドルの握手会というのは時々ニュース番組で見たりしていたが、あのファンの列の中に悪いヤツが潜んでいて、いきなりナイフかなんかを出してアイドルに襲いかかるということはないのかね?…と思っていた。でも結構厳重に警備しているはずだし、手荷物検査もしているはずなので、まぁそんなことは起きないのだろう…と思っていたのだが、今朝の新聞を見てみると「手荷物検査も赤外線検査もなかった」とのことだった。ふむ。東京ディズニーランド&シーでも入り口で手荷物検査をしているというのに、この握手会ではしていなかったのか…(あんまり関係ないか?)。
それにしても、東日本大震災の被災地支援としてAKBのアイドルたちが続けてきた被災地訪問や握手会でこんな事件が起きたことは、まことに残念で悲しい。
つい数日前に海外ニュースで、台湾で地下鉄ホームに刃物を持った男が周囲の人々を襲ったり、中国で小学校に侵入した男が刃物をふりかざして小さな女の子を追いかけまわす映像を見たばかりなので、こういう国は物騒だなぁと思っていたのだが、日本でも人気アイドルの握手会に刃物男が出現するとは、まさに衝撃の事件であった。
AKB48のメンバーたちは計り知れないほどの精神的ショックを受けただろうし、AKBに限らず、これまで握手会を開催してきたアイドルたちも、これには慄然としたに相違ない。今後、握手会…といえば恐怖が先立ち「やるのが怖い!」という気持が強く働くだろう。今回の事件が及ぼす影響は、とても大きいと思う。
追伸 → その後のテレビニュースを見ていると、この事件を踏まえ、他のアイドルグループの握手会やハイタッチ会も中止されたそうです(…でしょうね)。