僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

楽天監督に星野とは…

2010年10月29日 | スポーツの話題

またまた野球の話題で恐縮ですが…

あの星野仙一が、楽天の監督に決まりました。
昨日はさっそくドラフト会議にも出てましたね。
まさか、再びユニフォームを着るとは…夢にも思いませんでした。
どのツラ下げて戻ってきたんじゃ~、と言いたいです。

マスコミは大きくこのことを取り上げ、昨日はあるTVニュースで、
「星野氏は現役の頃は、“燃える男”と呼ばれていました」
などと、ありもしないウソを報じていた。

星野が現役の頃に「燃える男」と呼ばれたことなど聞いたことがない。
「燃える男」というのは、巨人の長嶋茂雄の代名詞である。
星野はすぐカッカして熱くなるだけ、という単純な選手だった。
長島のユニフォーム姿からにじみ出るきらびやかな闘志には、ほど遠かった。

  ………………………………………………………………………

そして星野と言えば…
2年前の北京五輪で日本代表を指揮し、惨敗を喫した張本人である。

五輪代表監督の就任会見では、
「全試合に勝つ」
「金メダルしかいらない」
と威勢が良かったが、結果はご承知のとおり。

予選リーグで4勝3敗の4位でギリギリ準決勝に進出。
その準決勝で、韓国に逆転負けして金メダルは夢に終わった。
おまけに3位決定戦でもアメリカに完敗して結局4勝5敗で4位。
「全試合に勝つ」 どころか、負け越しである。
「金メダルしかいらない」 どころか、銀も銅も取れなかったのだ。

帰国した会見では、いさぎよく敗戦を認めればいいものを、
「審判のストライクゾーンがおかしかった。選手がかわいそうだ」
などをはじめ、星野監督は、情けない言い訳を何度も繰り返した。

ダルビッシュや藤川球児のやる気を無視した不可解な投手起用もあった。
中日の守護神・岩瀬投手を酷使する一方で、ダルを敗戦処理にまわしたりね。
そして岩瀬は韓国戦で本塁打を打たれて敗戦投手に。 世間から非難された。

岩瀬のひどい使われ方に、中日・落合監督が激怒した話は有名である。
落合監督が翌年のWBC日本代表に中日の選手を一人も出さなかった…
というのも、このことから見れば、ある意味で仕方なかったかもしれない。

それと、星野に乞われコーチになった「お友達」の田淵幸一が、選手に、
「低目を振るな」 とか 「高めのボール球に手を出すな」 とか…
あれもダメ、これもダメという消極的指示ばかり出した。
おかげで選手は思い切ったバッティングができず、打線がふるわなかった。

それやこれやで、日本はいいところなく敗退し、悔しくて仕方なかった。
結局韓国が金メダルを取り、日本をせせら笑ったあの五輪。
あれから2年。

星野監督は二度とユニフォームは着まい、と思っていた。

ところが、今回の楽天監督への就任である。
仙台は、日本の都市の中で、僕が一番好きな街のひとつなのだ。
その仙台へ星野が行く…という最悪の展開である。
野村が行く、と聞いたときもぞぉ~っとしたが、今度はそれ以上だ。
それに、またもや田淵幸一をコーチに呼びたい、と言っているそうである。
もっと他に発想がないのか…と思う。

抱負を聞かれた星野は、
「東北を熱くすることが私の仕事」 と例によって意味不明の言葉を発した。
まるで未開の土地を開墾するかのような、東北を見下した発言である。
じゃぁ、東北は熱くないのか…? 冷たいのか…? 反応が薄いのか…? 
いったい、どういう意味なのか…? と問いたい。

昨日のドラフト会議でも、星野は、1位指名した塩見選手に対して、
「いっしょに歴史を作ろう、と言ってやりたい」 と述べていた。
も少し、具体的にわかるようなことを言えよ。

いつもこの調子である。
「金メダルしかいらない。全試合に勝つ」
と北京五輪前に聞かされた僕は、もはや彼の言葉には、聞く耳を持たない。

それにしても、仙台なぁ…。
都市美と人工美が見事に溶け合っている美しい街だ。
さまざまな思い出が、仙台にはある。
そこにプロ野球の球団が誕生したことは本当に喜ばしいことだった。

しかし、それが今、星野監督の指揮の下に入るのかと思えば…
いや~ん、バカ~ん、と言いたくなる。

楽天には勝ってほしいわ、星野には勝ってほしくないわで、
これは実に複雑なモンダイなのである。

「仙一という名前は、仙台が一番という意味です」
な~んて、言っている場合か (まあ、うまいこと言うてるけど)。

でもな~。 シャレで勝てるほど、プロ野球は甘くないぜよ…

…と、仙台と同じぐらい好きな高知の言葉で、忠告してあげるぜよ。








コメント (7)
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