僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

巨人先勝 今日で決まり !?

2010年10月17日 | スポーツの話題

やりましたぞ~。
プロ野球CSセ・リーグの第一ステージ初戦。伝統の巨人・阪神の激突は…
われらが巨人軍が、先発・中継ぎの好投、坂本、小笠原ら左打者の活躍、守備陣の好プレーなど、良いところがいろいろ出て、阪神に3対1の逆転勝ちをした。

阪神の3回裏、1死一、二塁で出てきた最多安打男マートンが、0-3のカウントから2-3とされ、最後のストライク球を、ボンヤリと見送り三振したのが巨人にとっては幸いだった。

それともうひとつ恵まれていたのは8回裏、阪神は2死満塁でブラゼルが打席に入った。バットを振り抜いた瞬間、打球の角度がホームランのように見えてドキッとしたけれど、バットが折れていて、打球は二遊間後方へ…。普通なら幸運なヒットコースに見えたが、遊撃手坂本が華麗な動きで好捕した。ぱちぱちぱち。

それにしても、甲子園っていうところは怖いですからね~。 ほんと、よく勝てたことだ。

テレビを見ていても、アナから解説からゲストまで、露骨なまで阪神びいきである。
関西のテレビ局だから仕方ないかも知れないが、あまりに偏りすぎだぞ~。

巨人にとっても、日本中で甲子園ほどの「敵地」は他にない。
昔、長島、王がいた頃、僕もよく甲子園球場へ行き、3塁側スタンドで声援を送ったけれど、あの頃は甲子園の半分は巨人ファンだったように思う。最近、巨人の魅力が薄れたこともあり、テレビで見ていても、巨人ファンの数は減り、阪神一色の感が強い。

ところで…
巨人・阪神決戦…といえば、必ず思い出すのが1973年(昭和48年)の秋だ。
僕は24歳で、市役所に就職して2年目。
家庭では、前年に長男が生まれ、この年の夏には次男が誕生していた。

このとき首位だった阪神はあと2試合を残し、優勝マジックが1となっていた。
2位は、半ゲームほどの僅差で巨人が続いていた。
阪神は、まず名古屋で中日戦があり、次の最終戦が甲子園での巨人戦だった。
阪神ファンの誰もが、中日を下して優勝…という結果を信じていた。

一方、巨人ファンの僕は、阪神・中日戦を祈る思いで見ていた。
もし、阪神が負けたら、巨人・阪神が同率首位となる。
両チームとも残りは1試合。しかも、直接対決。
翌日甲子園球場で行われる巨人・阪神戦の勝者がセ・リーグの覇者となる。

「頼むぞ、中日。なんとかして阪神に勝ってくれ~ぇ」

その思いが通じたのか(?)、阪神は、江夏が打たれて痛恨の黒星を喫した。
よっしゃ~。
これで巨人の自力優勝の可能性がよみがえった。

名古屋球場の位置からは東海道新幹線が見えるのだが…
阪神が中日に敗れたその瞬間、新幹線が西に向かって走って行くのが見えた。
アナウンサーが、テレビに映ったその新幹線を見て、
「あの列車の中に、明日甲子園で戦う巨人の選手たちが乗っているのです」
そう言った時、僕は胸が騒ぎ、ブルッと震えるほど興奮した。

文字通り、天下分け目の大一番であった。

そうして行われた甲子園球場での巨人・阪神最終戦は、巨人が初回から攻めまくり、終わってみれば9対0というあっけないほどの一方的な差で阪神に圧勝し、見事に逆転優勝を決めたのである。(これが巨人の9連覇の最後の年であり、翌年優勝を逃し、長島が引退した)

さて、試合終了後、怒り狂った甲子園の阪神ファンがグラウンドになだれ込み、巨人ベンチを襲撃。王がファンに小突かれたり、グラブが盗まれたりの騒ぎで、巨人選手たちは優勝を喜ぶどころか、命からがら球場を後にした…というおまけつきの最終戦であった。

「甲子園での大一番」というと、どうしてもあの試合を思い出す。

今日、もし巨人が勝てば、阪神はおしまいである。
阪神勝利を信じて疑わなかったファンは、おさまらないだろう。

球場関係者も、37年前の出来事を念頭に、警備も強化していることだろ。

でもまあ、思うんだけど、最近の阪神ファンは、昔に比べるとおとなしくなった。
今日負けても、グラウンドになだれ込む、なんてことはしないと思うよ。

…と、すでに今日、巨人が勝つことが前提の話になってきております。
阪神ファンの皆さん。すみませんねぇ。




コメント (4)
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