ツツジ科のナツハゼ(スノキ属)とネジキ(ネジキ属)です。
葉の時期はよく似ていて、遠目には見分けがつきません。
樹皮はいずれも縦に裂けますが、ネジキはより細長く密に裂けます。
ネジキは成長すると幹がねじれ、樹皮の縦の裂けめもねじれてきます。
出たばかりの新しい枝、ナツハゼは赤紫色で腺毛がびっしりついています。
ネジキはまだ緑色ですべすべしています。
葉身の形は似ますが、よく見ると基部の形が違います。
葉の時期は、縁を見たり触ったりすると確実に見分けられます。
花が咲けば一目瞭然です。
ネジキの花は一気に咲いて見事です。
果実も全く違い、ナツハゼは液果でネジキは蒴果です。
ナツハゼの実は美味しく、子供の頃ハチマキブドウと呼んで人気の実でした。
今考えると、実の頂部の萼の落ちた跡の模様を、鉢巻に見立てたと思います。
青木村ではナツハゼを「コンパラ」と呼び、親しまれているそうです。
「道の駅あおき」では、コンパラ果実のジャムやソフトクリームが楽しめます。
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