山野草が次々と実をつけ、種まきの楽しみな季節になりました。
収穫の時期、農道脇の雑草はきれいに刈られ、はぜ掛けされた稲束が見えます。
画像の真ん中に突き出ている草は、今日のお目当ての「カリガネソウ」です。
ほとんど刈り取られてしまいましたが、つる草の下に1株が残っていました。
カリガネソウは画像右の花で、非常に興味深い技を持っています。
技については8月2日のブログに紹介しています。
種は楕円状で幅が1.5mm、長さが3mm程で、表面が黒くごつごつしています。
この株は、大きな庭を持つ山野草栽培の達人自慢の「シロバナシラネアオイ」です。
1本の花茎が出ていた株を1500円で購入し、ここまで育て上げたそうです。
種で増やしてみたいとのご希望で、実生山野草部会にとっては願ったりかなったりです。
採種適期を逃して種が飛んでしまわないよう、各果実に網をかぶせました。
シラネアオイはキンポウケ科の多年草で、1つの花には雌しべが2本あります。
果実も2個つき、1個には20個以上の種子が入っている実もあります。
種子には広い翼があり径が1cm以上の大きさで、ユリの種子に似ています。
我が家のスズランも稔り、黄色い果実を1~3個ほどつけました。
ユキザサも赤く輝く実を5個ほどつけました。
ともに液果(漿果:しょうか)で、果肉内には発芽阻害物質が含まれています。
野鳥や獣が食べる実は、消化管で果肉は取り去られ、糞と共に種が出ます。
そこで、液果の種子を播く前に果肉をきれいに洗い取ります。
1つの果実の種子数は、スズランが10個ほどでユキザサは2個です。
両方とも大きな種子で、ユキザサは4mm程の白色の丸い種子です。
液果は乾燥させると発芽しにくくなるので、実を採ったら直ちに播きます。
採取した種を貯蔵しないですぐに播くことを『取り播き』といっています。
当地の冬は寒く種子が凍み上がるので、大きな種子には十分な土をかぶせます。
秋になり、種を播いた鉢がどんどんと増えてきました。
画像左下の鉢のように、年内に芽を出す種類もあります。
秋から雪が降るまでの間の管理には気を遣いますが、楽しみでもあります。
収穫の時期、農道脇の雑草はきれいに刈られ、はぜ掛けされた稲束が見えます。
画像の真ん中に突き出ている草は、今日のお目当ての「カリガネソウ」です。
ほとんど刈り取られてしまいましたが、つる草の下に1株が残っていました。
カリガネソウは画像右の花で、非常に興味深い技を持っています。
技については8月2日のブログに紹介しています。
種は楕円状で幅が1.5mm、長さが3mm程で、表面が黒くごつごつしています。
この株は、大きな庭を持つ山野草栽培の達人自慢の「シロバナシラネアオイ」です。
1本の花茎が出ていた株を1500円で購入し、ここまで育て上げたそうです。
種で増やしてみたいとのご希望で、実生山野草部会にとっては願ったりかなったりです。
採種適期を逃して種が飛んでしまわないよう、各果実に網をかぶせました。
シラネアオイはキンポウケ科の多年草で、1つの花には雌しべが2本あります。
果実も2個つき、1個には20個以上の種子が入っている実もあります。
種子には広い翼があり径が1cm以上の大きさで、ユリの種子に似ています。
我が家のスズランも稔り、黄色い果実を1~3個ほどつけました。
ユキザサも赤く輝く実を5個ほどつけました。
ともに液果(漿果:しょうか)で、果肉内には発芽阻害物質が含まれています。
野鳥や獣が食べる実は、消化管で果肉は取り去られ、糞と共に種が出ます。
そこで、液果の種子を播く前に果肉をきれいに洗い取ります。
1つの果実の種子数は、スズランが10個ほどでユキザサは2個です。
両方とも大きな種子で、ユキザサは4mm程の白色の丸い種子です。
液果は乾燥させると発芽しにくくなるので、実を採ったら直ちに播きます。
採取した種を貯蔵しないですぐに播くことを『取り播き』といっています。
当地の冬は寒く種子が凍み上がるので、大きな種子には十分な土をかぶせます。
秋になり、種を播いた鉢がどんどんと増えてきました。
画像左下の鉢のように、年内に芽を出す種類もあります。
秋から雪が降るまでの間の管理には気を遣いますが、楽しみでもあります。