信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

待望の雪

2012年12月29日 | 山野草
仕事納めの昨日、夕方から雪が降り出し大地を白く覆い始めました




仕事納めは、職場の仲間とディナーを頂くことになりました。
ここは「レストランブランカン」というフランス料理店で佐久市にあります。
6時半には雰囲気のいい店の灯りが、積もった雪を照らしていました。




今朝は目覚めのいい朝でした。
早速物差しを持って雪の深さを測ってみると17.5cmでした。
この雪を待っていたのです。
今年は寒く、種から育てている山野草が寒さと乾燥で痛まないか心配していました。
早速家の周りの雪を片付け、その雪を鉢の上にたっぷりと積みました。
高山帯の山野草も、厳寒期の寒風や凍みから雪が優しく守ってくれているのです。





赤い実と白い雪のコントラスト2題
上がスズランの実で、下がナンテンの実です。
ナンテンは、音で「難を転じる」ことにあやかり縁起物で、よく庭木として植えられています。
我が家にも2株あり、毎年赤い実を楽しませてくれます。
また、「南天のど飴」があるように漢方では咳止め薬の原料とされています。




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おとぎの森

2012年12月23日 | 風景
東御市加沢の国道18号線沿いにエクステリアのお店があります。
ここは毎年12月になると楽しい電飾の世界を作り出してくれます。





漆黒の闇の中に「おとぎの森」が現れました。




森の中では鹿やうさぎなどの動物たちが遊んでいます。




森の入り口は赤い屋根の「珈琲はうす」です。
森を通り「水車小屋」を抜けると動物たちの楽園にたどりつきます。



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テモミグルミの話

2012年12月15日 | 樹木
だいぶ前に『クルミ収集家』さんからテモミグルミのお問い合わせがありました。
今日の話題はテモミグルミです。





二つのクルミを手のひらでくるみ、コロコロと動かす健康法があります。
手には、胃、心臓、脳などの体の器官と密接に 結び付いているツボがたくさんあるそうです。




テモミグルミは殻が厚く、殻の表面がゴツゴツしています。
このためクルミの種類の中では手のつぼを刺激するのには向いているようです。




ちなみに殻の中には食べられる実も詰まっています。




このテモミグルミは東御市のくるみ街道沿いにあります。
写真の道がくるみ街道で、道沿いにある2本の大きな樹がテモミグルミです。
ここは「サンファームとうみ」のくるみ展示園で東御市が管理しています。




展示園ですので各樹には和名と学名が表示されています。
本種は外来の栽培種と日本原産のオニグルミ、ヒメグルミが自然交配した珍しい種類で、
クルミ生産地の長野県東部、北部で、まれに見つかるそうです。
野生のクルミの分布状況を長年にわたって調べている花岡さんによると、
自生のテモミグルミは東御市に1株など近隣市町村で1~2株が確認されているそうです。
なお、写真の樹には青いテープが巻かれています。
気になりファームの場長さんにお聞きすると、今年中に切断するとのことです。
テモミグルミは樹勢が強く、道(くるみ街道)向こうの作物に悪影響があるのだそうです。
その作物は、高値で売れる薬用作物のオタネニンジンで、黒く見えるのは日よけ屋根です。




これは花岡さんが各地で収集した野生のクルミの標本です。
オニグルミは各地とも多く、ヒメグルミは地域によって分布量が異なるようで、
群馬県での自生株はいまだ確認していないとのことです。
テモミグルミは極めて少ないのですが樹勢が強く遠くから見ても存在が分かるそうで、
秋になりオニグルミの葉が色づいてもテモミグルミの葉は青々としているそうです。


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師走の土曜日

2012年12月08日 | 家庭菜園
師走の土曜日は冬の準備で朝からあわただしく動き回りようやく一段落しました。
昨日の地震はテレビの地震速報にかじりつきましたが、大きな被害もなくなによりでした。




今朝は霜もなく暖かい朝でした。
9月17日に種を播いた野沢菜の収穫です。
霜に何度もあてて葉の先が紫色になると柔らかさが増し美味しくなります。




野沢菜はカブの仲間で、写真にも赤紫色のカブが写っています。
野沢菜は「信州菜」と呼ばれることもあるように信州特産ですが由来ははっきりしないようです。




一輪車に1台が収穫でき、重さにして23kgでした。
これを1株ずつきれいに洗います。




いよいよ漬け込みです。
20kg当たり800gの塩を入れてみました。
漬け終わったら大きな石を積み重ね水が出るのを待ちます。
今年は塩漬後、柿の皮や焼酎など各種調味料でもう一回漬け込む計画です。




野沢菜を漬け終わった後、近くのお宅で落ちたカリンをいただいてきました。
カリンの実は非常にいい香りがしますし、硬くてなかなか痛みません。
そこで毎年玄関において長い間香りを楽しみます。
写真の左側の楕円形の実がカリンです。
そして、右側の丸形の実はマルメロで、同じくいい香りを放っています。




庭ではシジュウカラがヒマワリの実を食べるのに夢中です。
左上の個体は口にくわえ、右下の個体は足に挟んでカラを割っています。
ヒマワリを与えることは生態系を乱すことになるかもしれませんが、
私のかってな都合でたっぷりとたべてもらっています。
ジュウカラに期待するのは、我が家の柿や梅や庭木についた虫を食べてほしいのです。
年間に食べる虫の量は、3cmくらいの毛虫に換算すると10万匹以上になるそうですから。




ヒヨドリは果物をつついて食べる困った鳥ですが、非常に行儀のいい鳥です。
1個の実を毎日食べ続け、最後まできれいに食べてから次の実に移ります。
ムクドリのようにあちこちの実をつつきまわす鳥とは大違いです。
ヒヨドリはギャーギャーと大きな鳴き声で大騒ぎをします。
するとシジュウカラも鳥が近くにいることに安心している様子で集まってきます。
そんなことがありまして、落ちリンゴを農家からいただいてきてご褒美においてあります。
これも私のかってな都合からです。
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