信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

標高1300mの福寿草

2016年03月26日 | 山野草

湯の丸山系からの水を集める所沢川に沿う『湯道』の春が始まりました。
標高1300mに咲くフクジュソウの上に、空から白い妖精が舞い降りています。
日が当たらないと花を開かないフクジュソウ、また帰りに寄ることにします。


湯の丸スキー場は雪降りでモノクロ気味になりましたが。
春休みで学生さんが多く、おかげで、なんとなく春っぽい雰囲気です。


晴れ間が見えるようになった帰り道、フクジュソウが陽に向かって花を開いていました。


ここの株は、がく片が花弁とほぼ同じ長さなので、フクジュソウと思われます。
(2015.5.2の「似たもの同士の見分けフクジュソウとミチノクフクジュソウ」から)


いっぱいに広げた花びらには昆虫が訪れています。
フクジュソウは蜜を持ちませんが、花弁で陽の暖かさを集め昆虫にサービスします。
まだ寒いこの時期、昆虫にとってはなによりのおもてなし、子孫繁栄の高等戦術です。


武石唐沢地区のフクジュソウ群生地の開花状況ですが、しばらくは見頃が続きそうです。
ここの株も、がく片と花弁の長さがほぼ同じ、フクジュソウのようです。

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春の動き

2016年03月19日 | 自然

落葉樹林の林床に棲む妖精たちが目覚め、木漏れ日を浴びて花を開かせました。 
セツブンソウはキンポウゲの仲間、5枚の白い花びらのように見えるのは萼片です。
本来の花びらは退化し、黄色く見える蜜腺になって昆虫たちを招きます。


セツブンソウ群生地の入口にある『キティーパーク』は、ルリカラクサの花じゅうたんです。
お母さんと小さな子どもたちが、春のやわらかな陽ざしを楽しんでいます。


上田城跡公園内の博物館裏にある、ロトウザクラが満開に近くなりました(3月18日)。
ロトウザクラは漢字で『魯桃桜』、サクラ属の樹木ですが、由来は不明ということです。
ロシアの「魯」の字と、桃に近い植物なので「桃」の字を入れて名づけられたそうです。


花弁の先がやや尖り、花柄がほとんどなく、1節に2個の花を咲かせています。
この近辺では、城跡公園のほか、上田市立図書館や東御市の滋野小学校にもあります。


サクラとウメとロトウザクラの花比べ、品種によっての違いはありますがどうでしょうか。
一般的な見分けは、花びらの先の形や花柄(花の茎)の長さ、1節の花の数などです。
花びらの先の形では、サクラが割れ、ウメが丸く、モモが尖ります。
花柄の長さでは、サクラが長く、ウメとモモは短く枝にくっつくように咲きます。
1節あたりの花数は、サクラは多く、ウメは1個、モモは2個で真中に葉芽があります。


掘割の人だかり、お聞きしたところカワセミの巣作りとのこと、興奮しながら見守りました。
幸運にも、コンデジでオスらしきカワセミの姿をとらえることができました。
植物も動物も、そして人も春の動きを始めまして、これからは忙しい毎日になります。
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雪降ってリンゴ争奪戦

2016年03月12日 | 動物

久し振りの降雪、メンテナンス中のリフトの座席にも雪が積もっています。


雪が降ると、我が家の『鳥の食事処』は大賑わい、ヒヨドリご一行が食事中です。


ヒヨドリのスタイルはモデル並、舞う姿には見とれてしまいます。


その優雅な舞いに似合わず、激しい餌の争奪戦が始まります。


負けて反っくり返る仕草はかなりオーバー、漫画のようです。


ヒヨドリに混じって1組のりムクドリペアー、争いはどこ吹く風でマイペースの食事です。


1月30日の「おしどり?夫婦」に続いて。今回もムクドリには感心させられました。
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この花なーんだ

2016年03月05日 | 山野草

先週の伊豆の旅で見つけた眩しいような黄色の花2つ、名前が分かりません。


そんなときは、?この花なーに?とスマホでパチリ、アプリ『花しらべ』におまかせします。
写した花を『花しらべ』の画面の中央で拡大し、花冠を白い四角で囲みます。
条件設定はいくつかありますが、今回は花びらの枚数だけを入力しました。


虫眼鏡マークをタップすると、候補一覧にズラズラーと花の画像と名前が並びます。
その中から、『オオキバナカタバミ』に見当をつけその画像をタップ、解説画面になります。
本種の見分けは、黄色い4cm大の花と葉の斑点とのこと、早速その場で確認します。
直ぐに、稲取株は「オオキバナカタバミ」、熱川株は「キバナアマ」と教えてもらえました。


きれいに花を写してくれるスマホですが、コンパクトデジカメの写りと比べてみました。


スマホもかなり細かいところまで写してくれますが、コンパクトデジカメは手放せません。
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