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信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

桜花時のみちのく旅3

2025年05月10日 | 旅行

4月19日(土)ホテル出発8時、青空はないものの雨は上がりました。
大潟村の桜と菜の花ロード、花街道は11kmに及びます。
道の両側はピンクとイエローで染まり、心うきうき、バスの中は盛り上がります。


10時30分ころ「みちのくの小京都」角館(かくのだて)の武家屋敷に到着です。
桜並木の開花はちらほら、というところですが、すごい人出です。


ツアーメンバー全員が2名1組15分間の人力車への乗車体験が組まれています。
俥夫さんの説明と高い位置からの見る景色、初めての貴重な体験でした。
春の屋敷通りを彩るシダレザクラは樹齢300年以上の樹を含め400本ほどとか。


たくさん教えていただいたうちの一つ、青柳家の門の前に置かれた石です。
青柳家は隣の石黒家とともに名家、屋敷内の見学は有料です。


秋田県に入ると主要道路脇や観光地など各所で見かける「ババヘラアイス」です。
中年以上の女性が(ババ)、金属製の「ヘラ」でコーンに盛りつけてくれます。
武家屋敷の帰りにおやつタイム、暑い時期に最適な氷状のアイスクリームでした。


秋田県から岩手県に戻り、1時過ぎに小岩井農場で昼食です。
幸いにも晴天となり、一本桜と岩手山の雄姿を見ることができました。
一本桜の開花はまだ先のようですが、雰囲気は十分に味わいました。


3時ころに盛岡市内入り、盛岡地方裁判所の敷地内の「石割桜」です。
巨大な花崗岩を割って根を張る、樹齢350年以上といわれるエドヒガンです。
国指定天然記念物で、この時期は大賑わい、我々一行も大勢で仲間入りです。


道路側から見た石の割れ目、きれいに真っ二つに割れています。
この割れ目は年々広がっているとか、老木は今なお成長を続けているようです。


建物側から見た割れ目、同じようにきれいな割れ目です。
丸く膨らむ蕚筒はエドヒガンの特徴、葉が開けばさらにはっきり分かります。


この日のコースの打ち上げは、岩手の老舗酒造あさ開(あさびらき)です。
製造過程をご案内いただき、地酒物産館の試飲コーナーでうっとりです。


泊りの安比高原温泉のANAクラウンプラザリゾート安比高原に到着です。


隣接のスキー場は夜間照明がともり、雪上車が雪面整備を始めました。
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桜花時のみちのく旅2

2025年05月03日 | 旅行

4月19日(土)早起きして男鹿温泉の周辺を散策してみました。
入道崎が見える海岸沿いに緑の若芽が斜面を覆っていました。
セリ科のシャクとオオハナウドに見当をつけてみましたが?


シャクらしき若芽はあちらこちらで見られます。
花時は白い花が一面を覆うことでしょう。


ユリ科のキバナノアマナ、秋田では市街地でも自生していると聞いています。
気になったのは、キバナノアマナの周囲を埋めている草です。


道端や空き地などいたるところを覆いつくしています。
これまでに見たことがない植物で、たくさんの写真を撮りました。


毛深いイヌノフグリといった感じの草です。
調べてみると、オオバコ科クワガタソウ属のフラサバソウにたどりつきました。
妙な名は、フランスの植物学者フランシェ と サバティエの組み合わせとか。


温泉街の土手に赤紫花と白花を見つけ、近づいてみました。
カタクリの花、びっくり感激の対面です。


白い花は? 一瞬アズマイチゲと思ってシャッターを押したのですが。
葉が深く切れ込んでおり、始めて見るキクザキイチゲのようです。


カタクリとキクザキイチゲ、大きなふきのとうはアキタブキでしょうか。
その奥にはソメイヨシノが8分咲きです。


ソメイヨシノの株元にまわってみると、なんとアズマイチゲです。
両イチゲの群生がこんな近くで見られるとは、ラッキーです。


アズマイチゲの葉はキクザキイチゲのように深く切れ込みません。
また、葉柄が広がらず葉が茎にまとまってつく感じです。


エンゴサクの仲間、苞に切れ込みがあるのでヤマエンゴサクとして撮りました。
だだ、全体が細めで小さいことが気になっていたので、調べてみました。
初めて目にした名前ですが、ミチノクエンゴサクのようです。


こちらは角館の武家屋敷「岩橋家」の庭でヤマエンゴサクとして撮った株です。
こちらも、ミチノクエンゴサクに訂正しました。
旅に出ると知らなかった植物に出会えることも魅力の一つです。
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桜花時のみちのく旅1

2025年04月26日 | 旅行

バスツアーで、桜の花時のみちのくを巡ってきました。


4月18日(金)午後3時ころ、秋田市の千秋公園(久保田城跡)に到着です。
桜まつりではありましたが、あいにくの雨で公園内は貸し切り状態です。


久保田城表門をくぐると、お猿さんが開店休業で手を振ってくれました。
雨傘をさしながら、咲き始めたみちのくの桜を楽しみました。


ここでの目当ての一つは秋田に咲く「オオムラザクラ」、サトザクラの逸品です。
花弁が60~100個と豪華な品種は、開花直前の蕾状態でした。


千秋公園から1時間ほどバスで走り、ここは男鹿半島入道崎です。
幸い雨はあがり、北緯40度のモニュメントに迎えてもらいました。
40度線に沿って石標(矢印)がいくつか建てられていました。


白黒模様がひときわ目を引く岬のシンボルの入道埼灯台です。
地名は入道崎、灯台の名には「埼」の字があてられています。
夕方の5時を過ぎているせいか、ひっそりと店のシャターは閉まっています。


午後5時半、男鹿温泉の男鹿ホテル(正面)に到着です。
自家温泉かけ流しの湯で、露天風呂の周囲は桜にかこまれ花見風呂です。


夕食の目玉は、赤ズワイガニと漁師料理が起源といわれる豪快な石焼料理です。
秋田杉桶に湯をはり、白身魚を入れ、そこに灼熱の石をいれて沸騰させます。
真っ赤に焼けた石は800℃とか、金石(かないし)と呼ばれる火山岩だそうです。
秋田味噌で味を調え、ネギや海草を加えていただきます。


夕食後、ホテル近くの交流会館「五風」(2つ前の画像)にでかけました。
「なまはげ太鼓ライブ」男鹿のナマハゲと和太鼓を融合させた郷土芸能です。
ライブ全般が撮影可で、「たくさん撮って方々にひろめて」とのことでした。


ナマハゲの迫力と和太鼓の響きに体全体で感動しました。
ホテルに帰っても興奮がさめない、男鹿半島の思い出になりました。
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栃木&茨木へ春の花旅

2023年04月22日 | 旅行

バスツアーで、春の花見に行ってきました。


花見の始めはいちごの里ファーム、眩しい純白のいちごの花です。
実もたわわ、ミツバチさんのおかげです。


栃木名産のいちご5品種の食べ比べ、大満足です。


あしかがフラワーパーク、長年の念願だった藤の花に出会えました。


圧倒されます。


藤の移植について以下のようなことが書かれています。
1991年足利市中心部にあった藤棚が町の再開発のため移動が余儀なくなった。
しかし、幹の直径が1m以上の藤は、移植の成功例がなかった。
何年も移植の方法を模索し、1994年にようやく移植の準備が開始された。
延べ2000名の人々の努力と、諦めない気持ちにより1996年に移植された。


これからが見頃、80mの白藤のトンネルはみごとなことでしょう。


花房の長さは最大180cmとか、今は半分ぐらいの長さです。


やさしいうす紅色の半円状の棚です。


巨大なスクリーンの紫藤と香り立つジャコウフジです。


黄色や白色の花コーナー、ツツジにシャクナゲ、春の花々らんまんです。


ひたち海浜公園のみはらしの丘は、ネモフィラ目当ての人々でいっぱいです。


ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属の総称で、いくつかの種類があるそうです。
1年草で、花の開花期期は4月~5月、青紫色に混じって白色の花もありました。
花はオオイヌノフグリ(オオバコ科)に似ますが、葉が全く違います。


見渡す限りの空色のネモフィラ、晴れていれば空とつながることでしょう。


見学時間は2時間半、園は広大でたまごの森を出てからは小走りでした。
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五色沼から安達太良山

2021年12月25日 | 旅行

2021年11月2日6時45分、毘沙門池を囲む木々に朝日があたり始めました。
福島県北塩原村の裏磐梯を代表する観光スポット、五色沼湖沼群内の湖です。


磐梯山の噴火(1888年)で川がせき止められ、数百もの湖沼群ができたそうです。
その中の、毘沙門沼など8つの湖沼を五色沼湖沼群と呼んでいるそうです。


神秘の湖は、天候、季節、温度、見る角度などにより色彩を変えるのだとか。
毘沙門沼の幸せを招くとウワサの「ハートの鯉」か! 残念、違うようです。


毘沙門沼の第一展望台は、若い皆さんの記念撮影で華やいでいます。
真っ赤に染まったモミジの奥に少し見える山が磐梯山です。


バスはガイドさんの絶好調案内の中、磐梯吾妻レークラインを走っています。
裏磐梯エリアにある観光道路で、秋元湖や小野川湖の眺望もすばらしいです。


福島県二本松市にある「あだたらやまロープウェイ」で、10分間の空中散歩です。
全長は1505.54m、山麓駅の標高は約940mで山頂駅の標高は約1,350mです。


山頂駅に到着、広場の高校生はこれから安達太良山(標高1700m)登山のようです。
安達太良山までは1時間半ほど、我々は駅から5分の薬師岳展望台周辺散策です。


那須火山帯に属する安達太良連峰は、磐梯朝日国立公園内の南端に位置します。
安達太良山は花の百名山、薬師岳でもたくさんの高山植物に出会えました。


高村光太郎の「智恵子抄」で、智恵子が言う「ほんとの空」の記念碑です。
高村智恵子が子供のころに見ていた安達太良山の青い空がこの日も見えました。


ガイドさん、マイクがなくても案内が止まりません。
皆さーん山頂を見てー、安達太良山は‘ちちくびやま’の名でも親しまれていまーす! 
’智恵子’ の話は哀調たっぷりに、’乳首山’ の話は艶語りで、山でも絶好調です。
お陰様で、「錦秋の日光、福島の旅」、3日間の旅でしたが2ヶ月間も楽しみました。

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