信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

ヒノキの仲間4種の見分け方

2011年07月23日 | 樹木
長野県林業総合センターの樹木観察等のコースは一般人も自由に利用させてもらえます。
樹木には和名、学名、科名、属名、分布、特徴などの標記があり、とても参考になります。
本館棟の前にヒノキの仲間が1本ずつ植えられていました。




4種の樹木の葉を少しいただいて並べてみました。
左から、ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロです。
並べれば、何となく違うような気もします。
「サワラは葉の先がヒノキより鋭い」とあり、
「アスナロは葉が鱗状でヒノキに比べて大きい」とありました。
なるほど、確かにアスナロは見分けられそうです。
ですが、葉の表で4種を見分けるのは私には無理そうです。



次に葉の裏を比べてみました。
かなり特徴が異なり、見分けるには葉の表より良さそうです。
ヒノキは「葉の裏の気孔線は白いY字形」、
サワラは「白い気孔線はヒノキより広い」と書かれています。
なるほど、わかりやすいです。
白いすじは気孔線なのですね。
ネズコには白い模様はありませんでした。
アスナロはかなり幅広く白い模様が広がっています。




アップでヒノキ(左)とサワラ(右)を比べてみました。
ヒノキとサワラの見分け方が紹介されている記事を思いだし、
ついつい「なるほど」と感心して笑ってしまいました。
ヒノキの気孔線をY字形とすれば、サワラは少し無理してH字形でしょうか。
そこで、次のように覚えるのだそうです。
「卑猥(ひY)なヒノキ」、「H(エッチ)、サワラないで」
ヒノキやサワラには大変に失礼ですが、覚えやすいです。
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