信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

実生山野草13-3

2013年06月29日 | 実生
晴れ間の土曜日、実生山野草部会の2回目を開きました。
仲間のお宅の野趣味いっぱいの庭に山野草を植え付けました。




今日移植する山野草は、昨年中に種を播いた株です。
左から、フシグロセンノウ、ヤブレガサ、ノハナショウブ、
ムカゴトラノオ、アヤメです。




左からミヤマカラマツ、ソバナ、オミナエシ、マツムシソウです。




左は1昨年播種のシラヒゲソウで、蕾をつけています。
右はアズマギクで昨年播種しこの春移植した株ですが大きくなりました。
この他、ゴゼンタチバナ、カワラナデシコ、オキナグサなどを植え付けました。




この庭は、山野草を植えるには絶好の環境です。
山野草の好みの陽当たり程度に合わせて植え付けました。




庭の奥にはヒカリゴケが眩しく輝いています。




ヒカリゴケの手前では、ねぎやじゃがいもが育っています。
自然派にはなんともうらやましい、贅沢きわまる庭です。

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湯の丸つつじ祭り

2013年06月23日 | 自然
先週は大雨でしたが、土日は絶好の行楽日和となりました。
今日は湯の丸つつじ祭りの日です。
地蔵峠の駐車場は朝から車は満車状態で大にぎわいでした。




つつじ平への登り口では子供達のイベントで盛り上がっています。
車は駐車場に入りきれず、車道にあふれています。




つつじ平のつつじは八分咲き程度でしょうか。
写生を楽しまれている方もおります。
湯の丸山の中腹はようやく色づいたところですので来週も楽しめるでしょう。




メギの木にミヤマシロチョウの幼虫が抜け出た後の巣がありました。
すでに幼虫はほとんど見かけませんが、メギの葉は食べ尽くされておりました。
ミヤマシロチョウは湯の丸高原に生息する高山蝶で保護されています。
幼虫の食草はメギやヒロハヘビノボラズなどでいずれも鋭いトゲを有します。




2,3匹見かけた幼虫はすでに終齢となっております。
幸運にもメギの木に蛹を見つけました。
幼虫はいわゆる毛虫ですが、蛹は美しいと思いますがいかがですか。
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棲み家を壊され害虫に

2013年06月15日 | 自然
生態系のバランスを崩すと大変なことになることを覚悟しなくてはなりません。
身近なところで体験しました。





今週の月曜日、大切にしていた小ギクが虫だらけ、大変なことになっています。
虫たちはムシャ、ムシャ、ムシャとものすごい食欲です。




大きさは8mm前後、黒色を基に青藍色、紫藍色や黄銅色の光沢を持つ虫です。
ヨモギを好んで食べる『ヨモギハムシ』ではないかと思われます。
よく歩き回り、ほとんど飛びませんので発生地は近隣でしょう。




発生地はすぐに分かりました。
隣に1000㎡ほどの空き地があり草ボウボウだったのですが、先日刈られました。
空き地に近いキクほど被害が多くなっています。
水が撒かれて土が黒く見え場所が、キクの植えられている位置です。
手前のキクはまだ葉がたくさんありますが、空き地側の株は葉が減っています。
ユリの横の株は枝だけになって、画像ではよく分からないほど哀れな姿です。




ヨモギが生えていた場所を見ると、ヨモギの枯れ葉近辺にまだうろついています。
民家近くの空き地の雑草は、景観や花粉症対策から刈り取らなくてはなりません。
ですが、このムシはヨモギがあれば私の畑のキクを食べることはなかったでしょう。
人が栽培する植物を食べたとたん害虫になります。
未開地に人が足を踏み入れ、開発が始まったときのことが頭をよぎりました。
静かに密林で生息してきた生物が人に思いもよらぬ影響を及ぼすのではないかと。




一方、植物の生命力の強さを見ました。
左は今週月曜日の哀れなキクの姿です。
株の周りは私が指でつぶした数十匹のヨモギハムシの死がいです。
もう枯れるかと思われたキクですが、今日見ると息を吹き返しわき芽が伸び始めました。
嬉しくなって写真をとりました。
午後になり東御市で待ちに待ったまとまった雨が降っています。
イネも野菜も大喜びです。



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60万株のツツジを保つ

2013年06月08日 | 自然
湯の丸高原には国の特別天然記念物レンゲツツジの大群落があります。
60万株のレンゲツツジは山を燃えるような紅色に染め上げます。
この群落を保つために様々な取り組みがなされています。





今日は、湯の丸レンゲツツジ保存会が主催した
湯の丸レンゲツツジ保護増殖ボランティア活動の日です。
高校生20名、関係者や一般ボランティア20名の40名程が揃いました。
『レンゲツツジ保存会活動中』ののぼり旗をたてて記念撮影です。




レンゲがツジの株の周囲にはササやヤナギなどが繁茂しています。
陽当たりと風通しを良ししてやらないと株は弱ってしまいます。




高校生の活躍に、地元ケーブルテレビが取材にきました。
カメラがかなり近づいています。
高校生、カメラを横目にやや緊張気味、鋏がスムーズに動きません。




レンゲツツジの枝を切らないように丁寧に根気よくササだけを刈っていきます。
きれいにササが刈れて、全容を現したレンゲツツジは気持ちよさそうです。





職人技を駆使するボランティアもおられるようです。
スズランなどの山野草を見事に残し、ササだけを刈り取っています。




午後になり陽射しも強くなり疲れも溜まってきました。
その疲れを山野草の可憐な花がやさしく癒してくれます。
今が盛りの、マイズルソウ、ミツバオウレン、ツルキンバイなどです。
イワカガミもピンクの花を開き始めました。




レンゲツツジも蕾を開きかけてきました。
進みの早い株の花の先は淡い紅をさしています。
ここ、つつじ平の開花は例年よりやや早めかもしれません。
6月下旬は湯の丸高原特別天然記念物のレンゲツツジ祭りです。
是非お越しいただき、高校生が手にまめを作り保った60万株のツツジを堪能してください。
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ホウレンソウ採種

2013年06月01日 | 家庭菜園
6月になりました。
梅雨に入ったのですが雨はあまり降らず畑は乾いています。





冬を越し、日が長くなって抽苔(ちゅうだい:とうだち)したホウレンソウです。
毎年、このように大きく育てて種を採ります。
このホウレンソウは父が残してくれた品種ですが品種名は分かりません。
ホウレンソウは雌雄異株で緑の株が雌株で枯れかかってきた株が雄株です。
雌雄株の出現割合は、ほぼ1:1が普通ですが、中には両性花株もあります。




この頃になるとアブラムシが沢山つきます。
アブラムシが出す蜜にアリが群がっています。




アブラムシを狙ってテントウムシの幼虫が大活躍です。
殺虫剤を散布するとテントウムシもまいってしまうので散布はしません。




雄花とナミテントウの幼虫です。




雌花とナナホシテントウの幼虫です。




ホウレンソウの種が稔ってきましたので網で囲います。
これは鳥よけで、カワラヒワはこの実が大好きで食い尽くされてしまいます。




家庭菜園の帰り道、紫色のマメ科植物の花がたくさん咲いて道端を覆っていました。
クサフジかと思ったのですが、帰化植物のナヨクサフジかもしれません。
花の筒部は、旗弁の舷部(左右にそりかえった部分)よりやや長いようです。
托葉は不規則に裂けるものがあります。
葉は細く、その数は10枚以上で20枚以下でした。




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