今年の梅雨は長く、葉陰で耐える日が続く高山蝶のミヤマシロチョウです。
本種は、長野県と群馬県で天然記念物に指定され、絶滅が危惧されています。
水玉をまとったミヤマシロチョウ、これでは飛ぶことができません。
成虫の寿命は10日程度とか、子孫を残せるのかとても心配です。
オスのミヤマシロチョウ、翅が白色で腹部がスマートです。
メスのミヤマシロチョウ、翅がやや透けるような淡青色を帯び、腹部が太めです。
ミヤマシロチョウのサナギ、早く梅雨が明け青空の下で羽化できることを願います。
こちらは、雨の切れ目に出現した高山蝶のミヤマモンキチョウです。
前種と同じく、両県の天然記念物で絶滅が危惧されている希少種です。
翅のピンクの縁どりが魅力的で、メスのチョウは翅の表が白色です。
オスのチョウが美しいメスのチョウを見つけ近づいてきました。
踊ったり、舞ったり、ささやいたり、オスはマメでなくては・・・・・
メスのチョウと仲良くなりたいオス間の必死の闘いはしょっちゅうです。
オスのチョウは翅の表が黄色、翅を広げるとメスとオスの区別は容易です。
恋を成就したカップルのDNAが次の世代につながりました。
クロマメノキの葉に1個ずつの卵が産み付けられ、半月ほどで幼虫が産まれます。