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9月24日の6時50分、モミジ色に染まり始めた八方黒菱平の鎌池湿原(標高1680m)です。
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八方池山荘から50分、唐松岳・不帰ノ嶮(かえらずのけん)の絶景スポットに到着です。
画像左の石積みの中に山並み展望の略図板があり、それを画像下に模写しました。
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標高2050mに水を湛える神秘の八方池と、白馬三山の勇姿です。
三山のガスが切れ、日を浴びた山並みが、風のない静かな水面に映されました。
右から白馬岳(標高2932m)、杓子岳、白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)です。
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登山道を少し登り八方池を振り返ると、遠方に信州北部の名峰が望めます。
八方池の上方は、雨飾山、焼岳、火打山、妙高山、高妻山、黒姫山で雲に隠れます。
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黒菱平付近から八方池付近までは森林がなく、低木や草本で高山性植物もあります。
八方池から少し登ると、ダケカンバなど亜高山性の落葉樹林帯に入ります。
ダケカンバは葉を落とし始め、ミネカエデは紅葉の見頃、木々の隙間には白馬三山が。
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八方尾根の固有雑種ハッポウワレモコウが、僅かに花を残していました。
短く直立する花穂はワレモコウに、長く突出した雄しべはカライトソウに近いとか。
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展望が開け、勇壮な五竜岳(標高2814m)と鹿島槍ヶ岳、そして爺ヶ岳も僅かに見えます。
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扇雪渓を過ぎた標高2350m付近から、本来の高山性の植物群落があらわれます。
陽があたると花を開くミヤマリンドウ、今日は晴天で青紫色の花はご機嫌です。
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山道沿いに1株のウサギギクが今年のなごり花を咲かせています。
白毛をまとってスクット立ち、高嶺の気品を漂わせるのはタカネヤハズハハコです。
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10時10分、唐松岳頂上山荘に到着、唐松岳まではあと20分ほどです。
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標高2696mの唐松岳山頂から見る立山連峰です。