信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

石尊山へみちくさ登山

2023年08月26日 | 自然

3年ぶりの石尊山、天気は上々、登山道を離れ崖下まで降りてみます。
濁川を9mほど落ちる赤滝(血の滝)、酸化鉄の色に濁っています。
石尊信仰の霊域となった地で、修行窟(座禅窟)へと通じます。


登山道に戻り血の滝の落ち口付近を横切ります。
崖の中腹に見える洞窟が石仏の安置場所です。


少し進むと登山道は林道と交差し、案内板があります。
山に行く前に「座禅窟」に寄り道です。


追分自性院の修験者は血の滝でのみそぎと座禅窟での座禅修行をしたそうです。
二つの座禅窟があり、左は下の座禅窟で、右は上の座禅窟です。


パワースッポト的雰囲気の林内を、秋の花々が和ましてくれます。


登山道に戻り数十分歩くと「血の池」の案内板があります。
以前は池だったのでしょうが、現在は水は全くありません。
その先、ちょうどシラヤマギクが咲く中に血の池弁財天様です。


途中の登山道沿いには、湿地帯にオタカラコウが花盛りです。
8号目付近ではミヤマモジズリが静かに迎えてくれました。


標高1667.7mの石尊山到着、今日は浅間山がくっきりです。


午後からは滝巡り、白糸の滝の美しさと涼しさ、安らぎのひと時です。


豪快な竜返しの滝と菱野温泉の繊細な不動の滝です。
今日12日は朝から家籠り、午後からはクーラー無しにはいられません。
ましてや、世界陸上の女子マラソン ますます熱くなります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納涼 白と緑の滝と花

2023年08月19日 | 自然

昨日は上田市で全国一の暑さ38.4℃を記録、猛暑日も11日連続です。
緑の森に、白い水しぶきをあげてすさまじく流れ落ちる滝があります。
頭、顔、全身にマイナスイオンの水滴が覆い・・まさに“涼”です。


ここは菅平高原の入口にある唐沢の滝、駐車場から数分の距離です。


“涼”を求めてやってきた家族連れ、小さな子供たちは水遊びです。


大きな子供たちは滝から落ちる水に挑みますが、“涼”が過ぎるようです。


しばらくすると高原で合宿中の屈強な若者が大勢でやってきました。
滝下への挑戦は断念ですが、“涼”により活力はチャージした様子です。


こちらも緑と白の世界で、セリ科のセリモドキが花時です。


濃い緑色の葉をつけます。


端正な白色の花をたくさん咲かせます。


花序を下から覗いて写した画像です。


緑と白の花で涼しい画像と思ったのですが・・・・・
書き込み過ぎて・・ちょっと暑苦しくなったかもしれません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山に登ってきた外来花

2023年08月12日 | 自然

夏の高原に咲く赤、白、黄色の花、里も高原も道脇にはこの3種が目立ちます。
ムラサキツメクサ、ヒメジョン、メマツヨイグサはいずれも外来植物です。
最近、山で見かけた外来直物の一部をまとめてみました。


キクイモモドキ、里の空き地などでは見かけますが、山では初めて見ます。
近くに雰囲気が似るカセンソウがあり、遠目にそう思い近づいてビックリです。


ビロードモウズイカがなぜここに? 工事などで運ばれた土壌に種子が混入?
3年前の台風の影響で川岸の地表に光が当たるようになり、発芽が促されたのかも。


タチオランダゲンゲ、外来植物とはいえ初めての出会いは嬉しいものです。
全体的にはムラサキツメクサ似で、花はシロツメクサ似です。


四葉のクローバーでお馴染みのシロツメクサです。
花でのタチオランダゲンゲとの見分けは萼筒と萼裂片の長さ比べです。


“高原の花”になりつつあり、ちょっと困った花のフランスギクです。
黄色い花のニッコウキスゲと白い花のフランスギク、見事というべきでしょうか。


アメリカオニアザミ、名はアメリカですがヨーロッパ原産、強靭な刺を持ちます。
在来植物より強く、人も家畜も野生の獣も寄せ付けず、怖いものなしです。


あちらこちらの高原で見かけるコゴメバオトギリです。
葉には明点がたくさんあり、葉と花弁の縁には黒点があります。


セイヨウノコギリソウ、7月の霧ヶ峰ビーナスライン沿いを彩ります。
湯の丸高原では地蔵峠側がノコギリソウ、車坂峠側がセイヨウノコギリソウです。


ありがたくない花のセイヨウタンポポが標高2228mまで登ってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯の丸高原花便りR5/8

2023年08月05日 | 山野草

8月を迎え、湯ノ丸高原の花々は夏の花に混じって秋の花も咲き始めました。
烏帽子岳の陵線に出たところに咲く八ヶ岳連峰を望むシモツケソウです。


鮮やかな黄色の花で人気のコキンレイカ(ハクサンオミナエシ)です。


遠方に霧ヶ峰や美ヶ原を望むマツムシソウ、こんなに咲き始めました。


四阿山や根子岳、さらに遠くに横手山や白根山を望むヤナギランです。


菅平高原や北信五岳を望む烏帽子岳山頂に咲くキオンです。


湯ノ丸山を望むウスユキソウ、隣はよく似た仲間のヤマハハコです。


三方ヶ峰への山道脇にはマルバダケブキが花盛り、チョウやハチが群がります。


ノアザミの花で吸蜜中のアサギマダラ、花頭はハナバチに譲っています。


足を伸ばして浅間山外輪山のトーミの頭のヒメシャジンです。


ほぼ同じ場所に咲いていたミヤマシャジン、萼片が見分けのポイントです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする