信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

菅平筑波大学の樹木園

2021年06月26日 | 山野草

筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の入口に到着です。


後ろを振り返ると、高原野菜のレタス畑と緑のグランド、まさに菅平です。
今にも降り出しそうな梅雨空、樹木園見学の手続きを済ませ、早速に出発です。


樹木園の面積は約4.5haとか、200種類ほどの樹木と下草がいっぱいです。
門から入って直ぐの左手に、ベニバナイチヤクソウが見頃を迎えていました。


エゴノキ科のハクウンボクとコハクウンボク、花は似ますが葉が違います。


見分けに迷うコブシとタムシバ、写真を撮って違いを書き留めておきました。


バラ科のカマツカ、丸い蕾と花弁が可愛いく、この時期に是非とも見たい花です。


画像右下の特徴を持つツルウメモドキをオニツルウメモドキというそうです。


アヤメ花の左側、下向きが外花被片、上向きが内花被片、横向きが雌しべです。
右側は雌しべを下から覗いた写真で、雌しべの下に、柱頭と雄しべが見えます、


ニシキギ科のマユミとコマユミがたくさんの花をつけていました。
一見よく似た花なのですが、拡大すると違いがよく分かります。


この辺りのマユミは、葉の裏に毛のあるカントウマユミが多く見られます。




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上田野倉の茶房と露花

2021年06月19日 | 自然

上田市別所温泉からすぐの女神岳 その南西麓の野倉地区に行ってきました。
野山を一巡りした後、以前から気になっていた「茶房パニ」を目指しました。
夫婦道祖神、延命水の案内板と並んで、「茶房パニ→」とありました。


野倉の自然と調和したたたずまいの茶房です。
なんと、完全予約制とのこと、コヒーのみということでお願いしてみました。


テラスの席が1時間後の予約だそうで、時間制限で都合していただけました。


庭に降りてみると、弥生土器風の鉢に多肉植物が育てられていました。
奥には焼き物が並べられ、お気に召した作品は購入できる旨の添え書きが。


なごみのコーヒータイムです。


帰宅後、ネットで茶房パニを検索すると、なるほど、予約制と載っていました。
パニのページに、メニューをかってに張り付け、次回訪店の参考に残しました。


この日に出会った、ツツジ科ネジキ属のネジキ(捩木)です。


梅雨空の中、透けるような白色の花弁に梅雨の露飾りです。


アジサイ科ウツギ属のウツギ(空木:茎が中空の意)が花盛りです。


ウツギの花も、たくさんの露の玉をまとっています。
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湯ノ丸高原花便りR3/6

2021年06月12日 | 山野草

湯ノ丸高原地蔵峠から三方ヶ峰や高峰高原に向かう林道です。


高原一帯をシロバナノヘビイチゴの白花がにぎわせています。


マイヅルソウは開花間近です。


陽当たりの良い場所のイワカガミが見ごろになっています。


標高2000mの鏡池で、高層湿原のみに棲むカオジロトンボの話をしました。
地元の園児達、なんと虫好きの様子、身を乗り出して池を覗いています。


芋虫を手にして可愛がる園児達、ほほえましく嬉しくなりました。


三方ヶ峰から東御市内を一望、みんなの園や家が探せたかな。


コマクサは咲き始めた株もあり、来週あたりから見頃になるでしょう。


森の休憩所で楽しいお弁当タイム、その横を地元の小学生一行が通ります。


春の花が次々と花をひらき、山ははなやいできました。
20日過ぎには首都圏の子供たちも来山の予定、にぎやかになりそうです。
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R3/6月初旬の清流の花

2021年06月05日 | 山野草

僅かに木漏れ日が射し込む奥山の清流で、クリンソウに出会いました。


心弾む濃紅紫色の花、夏が来れば隣のバイケイソウが白い花を咲かせます。


出会うことの少ないタチカメバソウ、渓畔林内で白い花を見つけヤッターです。
直立して匐枝がなく、2又の花序を出すことが、ツルカメバソウとの見分けです。


純白の花弁の真ん中に鮮黄色の飾り、見とれてしまいます。


コンロンソウとオドリコソウが花の盛りです。


時期外れのニッコウネコノメの花ですが、かなりの存在感です。


今が花時期のヒメウツギは、ウツギより一足早くに花を咲かせます。


渓流沿いの斜面に陣取るウスバサイシン、りっぱな果実をつけています。


沢を覆うサワフタギ、雄しべを線香花火のように広げます。


森の切れ間で陽と清流をたっぷり浴び、ごきげんのイワネコノメソウです。
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