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近隣の里山は夏から秋にかけての野花が楽しめる季節になりました。
印象深いこの花はナンバンハコベ、ツルで這うナデシコ科の多年草です。
ナンバン(南蛮)とつきますが、帰化種ではなく在来種です。
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キンポウゲ科のクサボタン、この名は葉がボタンに似ることからだとか。
造形的にくるっと巻いた花弁にみえるのは萼片で、花弁はありません。
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ハマウツボ科のママコナ(飯子菜)、花弁に並んだ白い膨らみが米粒のようです。
似たミヤマママコナは、米粒の奥の両側に黄色の斑があります。
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キキョウ科ツリガネニンジン属のフクシマシャジンです。
同属の似たツリガネニンジンは花が茎に輪生につき、ソバナは葉が互生です。
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アカバナ科アカバナ属のアカバナ、花は淡紅白色から紅色で径1cm以下です。
雌しべの柱頭は棍棒状、本種より高地に生えるイワアカバナの柱頭は球形です。
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なんとも魅力的なこの花は、リンドウ科のアケボノソウ(曙草)です。
この名は、花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたことによるのだそうです。
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マメ科のイタチササゲ、名は花の黄褐色をイタチの毛の色にたとえたものとか。
花序が大きく色が鮮やかで、遠くからでもよく目立ちます。
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ゴマノハグサ科のオオヒナノウスツボ(大雛の臼壺)、興味惹かれる名です。
ヒナノウスツボかなとも迷ったのですが、各特徴から本種としました。
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キキョウ科のツルニンジン、ジイソブの名で親しまれています。
対するバアソブとの見分けは、花の大きさと葉の毛で、ジイソブは無毛です。
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花の中を覗くと、各器官や模様が実に丹精で魅力的です。
ジイソブの種子には翼があり、種子があればバアソブと迷うことはありません。