信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

R4種から山野草の移植

2022年05月28日 | 山野草

春に種子をまいた2種類の山野草の移植です。
希少種のオオアカバナは発芽率がよく、鉢がいっぱいになってしまいました。


素焼鉢から抜いてみると、根が巻いて ”根鉢” 状になっています。


根を丁寧に1本ずつほぐして、6㎝径のポリポットに移し替えます。
用土は、園芸用培養土に畑の土を1/3ほど混ぜています。


希少種のカラスノゴマはアオイ科の1年草、黄色の目立つ花を咲かせます。
3月に種子をまいたのですが発芽せず、4月にまき直したものです。


根は鉢内を巻くほどは張っておらず、植え替えにはちょうどいい時期です。
また、バーミキュライト主体の用土は、パラパラしていて分け易いです。


ついでに、家庭菜園用のモロヘイヤとオクラの苗を買ってきて、株分けします。
ともに1ポット4株の幼苗入りで税込み98円、この商品が狙い目です。


水を張った容器の中で、根の絡みを優しくといて、傷めないように分けます。
ポリポットに移植して4倍増、ひと手間かけて大儲け、年金生活も安泰です。


葉挿しのセントポーリアも移植時期を迎えています。
我が家に来てから何回も株を更新し、16代目が成人します。


用土を山野草用に替えて、ちょっと見た目の良いポットに植え込みます。


山野草の移植にあわせ、野菜や園芸種の移植を済ませました。
あとは水やりと、週に1回のハイポネックス1000倍液で苗を育てます。
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令和4年の清流の春花

2022年05月21日 | 山野草

奥山から流れ出る清流沿いに春の花がたくさん咲いています。
シソ科のラショウモンカズラ、名の由来を聞くと恐ろしいのですが、美しい花です。


上を見上げると、アケビの花ざかりです。


清流が大好きな、アブラナ科のオオバタネツケバナです。
タネツケバナに似ますが、生育場所や葉の先の頂小葉の大きさなどで見分けます。


こちらも清流が大好きな、ヒロハコンロンソウです。
一面に広がり、あと1週間もすると見事な花畑になります。


ヒロハコンロンソウの開花始め、オオバタネツケバナの花によく似ます。
アブラナ科タネツケバナ属で、茎を抱く葉の付け根が特徴的です。


湿った場所に生えるスミレ科のツボスミレ、ニョイスミレの名もあります。


花色は白で、花弁には紫色の筋が入ります。
側弁と上弁の基部には毛があり、柱頭はカマキリの頭に似て横に膨らみます。


3月から咲き始めたネコノメソウの仲間は種子を散布する時期になりました。
果実は、目を細めた猫の目状のニッコウネコノメ、杯状のツルネコノメソウです。


カタバミ科のオオヤマカタバミの花を見たかったのですが、実になっていました。
小葉の縁が尖り、花のすぐ下に苞がつくので、容易に本種と分かります。


せせらぎの音が聞こえる清流の縁にホウチャクソウが花を咲かせています。



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続いて隣の篭ノ登山へ

2022年05月14日 | 山野草

くるみ街道の両側の、左のクルミ園も右のワインぶどう園も開花まじかです。
またまた青空に誘われて、奥山歩きに出かけました。


先週、うっかりミヤマザクラと書いてしまったタカネザクラが満開になりました。
タカネザクラは標高1550m辺りから見られますが、そこは葉桜になっています。


登山道沿いにも見られ、サクラ全線は山を登り、6月初めまで楽しめます。


池の平駐車場から40分ほど歩くと東篭ノ登山山頂(標高2228m)です。
以前は、「篭ノ塔山」ともされていましたが、最近は「篭ノ登山」です。


この日の東篭ノ登山は360°のパノラマがくっきりと望めます。
これから向かう西篭ノ登山(標高2212m)までは40分ほどです。


かってはガンコウラン科のガンコウラン、APG植物分類体系ではツツジ科です。
これでツツジの花? 雌雄異株で画像は雄花、萼と花弁と雄しべは3個です。


マツ科のトウヒ、東篭から西篭への登山道沿いではこれ1株? 貴重です。
針葉樹の多くはシラビソ、オオシラビソ、コメツガ、ゴヨウマツです。


特徴は、葉の先が尖り、葉の付け根に目立つ葉枕(ようちん)があることです。


シラビソやオオシラビソは葉先が丸く、葉の付け根は丸く膨らんでいます。


先週は、葉が3出3葉のコセリバオウレンを見ました。
この日は2出3葉のセリバオウレンに出会いました。
一帯の株の中には両方の葉を持つ株があり、見分けは悩ましいところもあります。
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令和4年の山歩き始め

2022年05月07日 | 山野草

青空に誘われて、今年初めての山歩きに出かけました。
今日のお目当ての花は3種類、そのうちの一つミヤマタカネザクラです。
地蔵峠の80番観音様横のミヤマザクラ、蕾が大きく膨らんできました。


左に西篭ノ登山、右に東篭ノ登山、手前が池の平駐車場です。
連休に合わせて駐車場の雪が寄せられています。
天気も最高、早春の山歩きにたくさんの方がやってきました。


今年始めての山歩きは、画像の奥の水の塔山を目指します。


高峰温泉側から登ります。


中腹まで登った登山道脇で、二つ目のお目当て、ガンコウランに出会いました。
春早くに小さな花をつけるので、気づかれることの少ない花時です。


この岩場を登ると頂上です。


水の塔山頂上(標高2202m)、アサマ2000パークスキー場が見えます。


篭ノ登山に向かう登山道を進むと、眼下は群馬県嬬恋村、奥の山は四阿山です。
画像左の白く雪が残る場所が登山道で、100mほどの間はアイゼンが必要です。


この日は足慣らしなので、来た道を帰ります。
画像奥が黒斑山、そのさらに奥に白い頂の浅間山が僅かに見えます。


3つ目のお目当て探しに、篭ノ登山山麓の針葉樹林内の登山道に入りました。
ありました。キンポウゲ科のコセリバオウレンです。
セリバオウレンの葉は2出3葉、コセリバオウレンは3出3葉だそうです。
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