信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

令和3年新春宝貝詣(3

2021年01月30日 | 自然

今年の「宝貝詣」の最終回です。


摩耗した貝殻も前後端の褐色の斑点が特徴的で分かり易い貝です。


鹿の子模様が目立ち、人気の貝殻です。


側面や腹面は斑点や帯はなく白色一色です。


当時、浜にはたくさんのカモンダカラの貝殻が打ち上がり、目立っていました。


画像左上の殻は、殻内に肉片が残り、死後間もないと思われる個体でした。
前後端の紫色は時とともに退色するそうですが、未だに当時の輝く色彩です。


幼貝や亜成貝もかなり新鮮な殻を拾えました。


キイロダカラは、黄色く光り輝く美しい殻です。


ハナビラダカラは、浅瀬の岩礁の窪みに棲み、たくさん見ます。


同じ場所に棲むキイロダカラとハナビラダカラをよく見ます。
見分けは形や横帯のほか、殻口の前溝側の開き程度が異なりキイロは狭いです。
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令和3年新春宝貝詣(2

2021年01月23日 | 貝類

殻は摩耗しても側面の斑点は残ります。


歯は種類の個性が出る部分ですが、画像のように表現されます。


奄美大島の龍郷町の海岸で2008年の1月に拾った貝殻です。
ホソヤクシマダカラとして拾ったのですが、後にアミメダカラとしました。


腹面の様子は明らかにホソヤクシマダカラと異なります。


エダカラは比較的多くの打ち上げ貝殻があり、たくさん拾えました。


ほとんどが摩耗した貝殻ですが、特徴があり分かり易い貝です。


エダカラの殻内ですが、背面の上半分を割って砥石で削りました。


オミナエシダカラはこの2個しか拾えなかったのですが、殻の形が特徴的です。


ナツメモドキはかなり新鮮な成貝や幼貝の殻を拾うことができました。


胎殻と螺塔の肩の高さ比べは、見分ける際の特徴のひとつです。
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令和3年新春宝貝詣(1

2021年01月16日 | 貝類

種子島などの海岸に打ち上げられた貝殻を2007-2008年に採集したものです。
採集してからずいぶんと時が経ち、名前が出てこない貝殻も・・トホホ


今年は12種類のタカラガイを復習します。
殻の背面は、模様や色彩、大きさや形、横断する帯などの違いを見ます。


殻の腹面は、斑点や帯、歯の大きさや色、殻口の大きさなどに注目します。


海岸で拾う貝殻は擦れたり割れたりしたものがほとんどです。
図鑑に出ているようなきれいな個体はごく稀です。


さらに、赤ちゃんから大人になるまでは、ずいぶんと形や色を変えます。


摩耗程度や成長過程のほか、大きさもかなりのばらつきがあります。
名前にたどりつくまでには容易ではありませんが、分かり始めるとハマります。


はじめはスソムラサキダカラ、名前のとおり、裾の紫色の斑点が目立ちます。
【主に以下の解説は、タカラガイ・ブック(2007).池田・淤見.東京書籍より】


太い白色の歯と、橙色に彩色された歯間が特徴的です。


たくさん拾ったヤクシマダカラの中から、この2個を本種としました。


ホソヤクシマダカラとヤクシマダカラを見分ける際の特徴です。

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令和3年の八日堂縁日

2021年01月09日 | 文化財

7日に信濃国分寺八日堂縁日に行ってきました。
例年7~8日ですが、今年は参拝者の分散化のため11日まで延長するそうです。


例年はこの辺りから参拝者でいっぱいでしたが、今年はまばらです。
参道中央に建つ回向柱に触れて、ご本尊様にご挨拶してからお参りです。


長野県宝の信濃国分寺の本堂、ご本尊は薬師如来様です。


屋根の瓦には鬼の顔がいくつも配してあります。


各所に消毒用のアルコールが用意してありました。


八日堂縁日と言えば、厄除けのお守り「蘇民将来符(そみんしょうらいふ)」です。
制作から頒布までが国の選択無形民俗文化財に指定されています。
高さ10cmほどのものから大小6種類を千~8千円で販売されていました。


本堂の周りはだるま市、値段は客と売り手の掛け合いで決まります。


買っただるまは大黒天堂で目を入れてもらうとご利益倍増です。


参拝が終わって境内を一回り、その後は「休み処」の露店で一休みが恒例でした。
今年は残念ながら出店なし、その空き地から国重要文化財の三重塔が撮れました。


帰り際、神川橋から河川敷を覗くと、切実なメッセージが目に留まりました。
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令和3年元旦の景色

2021年01月02日 | 風景

謹賀新年 おだやかな年でありますように。


令和3年元旦の初日の出です。


ニューイヤー駅伝のテレビ観戦の合間に近所の散歩に出かけました。
カルガモが利用する冬季の市民プールも氷で埋まり始めました。


疫病を退けるとされる妖怪「アマビエ」を初詣です(東御市民病院前)。
新型コロナウイルスの拡大の終息と復興の思いが込められた砂像です。
東御市地域おこし協力隊員の堀田光彦さんの作品です。
令和元年の台風19号により田畑に入り込んだ砂が材料だそうです。


運動公園の森の中の日陰には、わずかに雪が残っていました。


常田の剣持道祖神、江戸時代に造られたとされ、市の文化財です。
解説では「愛の姿を巧妙に浮き彫りした出色の造形である」とか。
男神のもつ剣が女神のはかまのひだの部分にあてられいます。
男女の陰陽をあらわしているめずらしい道祖神なのだそうです。


お店屋さんの前にも「アマビエ」が祀られていました。


地元のより所、縣諏訪神社(あがたすわじんじゃ)です。


昨晩の降雪で山はきれいな白色の頂になりました。


散歩は約1時間、家の玄関はおめでたく正月用です。
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