信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

秋野菜の種まきの頃

2013年08月31日 | 家庭菜園
8月も今日で終わり、15号台風は温帯低気圧になったとのことです。
土日は大雨になる予報でしたので、秋野菜の一部を昨日の早朝に播きました。





例年9月1日に播く、タマネギとダイコンの播種床で、8月30日に播きました。
タマネギは作りやすい「泉州中甲高」という品種です。
ダイコンは「耐病総太り」と「ビタミン大根」という緑の日持ちの良い品種です。
ワラを敷いたのは、表面の土が乾燥すると発芽が悪くなるので乾燥防止のためです。
それと、大雨が降る予想でしたので雨が直接表土にあたらないための緩衝材です。
発芽時期を見定めて発芽の気配を確認したら直ちにワラを取り除きます。




ネギの「下仁田ねぎ」(手前)と「松本一本」(奥)です。
先日、テレビでネギを今の時期に植え替えると柔らかくて甘くなるとの話題がありました。
「松本一本」の本場、松本の農家の方の話ですのでやってみたくなりました。




植え替えて根の近くには落ち葉を腐らせたものを、上にはワラをかぶせるとのことでした。
落ち葉は用意していませんでしたので土にして、上にワラをかぶせました。
この冬にはおいしい焼きねぎがいただけることを念じて全てを植え替えました。




アズキの黄色い花が満開です。
左側に突き出した緑の軸がアズキの莢(サヤ)で、この中に赤い実が入ります。




ニンジンの葉には、キアゲハの3齢幼虫や4齢幼虫が旺盛な食欲を見せています。




畑の隅の石垣付近から大きな虫が飛び立ちました。
近くで観察すると、丸っこい黒い昆虫が大きな羽音をさせてツユクサの茂みから出てきました。
失礼してツユクサを寄せてみると巣穴があり、時たま出入りをしています。
巣穴近くの息絶えた個体を見るとクロマルハナバチではないかと思われます。




1週間ほど前から畑の取り付け道路にオニフスベが肥大を始めました。
昨日の朝は拳より大きくなりどこまで肥大するか楽しみにしておりました。
ところが、どこに行ってしまったかオニフスベ、根付き部分を少し残して消えました。
ホコロダケ科のキノコで食用になるそうですが、美味いとは思えません。






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緑・清流がおりなす涼

2013年08月24日 | 山野草
一頃の猛暑は陰をひそめた土曜日ですが、鋭気充電に源流を訪ねました。




緑の森からしみ出た清流の冷気が夏ばての身体を癒してくれます。
ここは嬬恋村、湯尻川に流れ落ちるたまだれの滝です。
湯尻川を上り湯の丸山の登山口となる地蔵峠が分水嶺となります。
群馬県側に流れ落ちると利根川となって太平洋の水となります。
長野県側に流れ落ちると千曲川から信濃川となって日本海の水となります。




長野県側に流れた所沢川の源流です。
百体観音沿いの車道から渓流の道に入り流れ落ちる沢の音を聞きながら涼を楽しめます。




渓流沿いには、紫色のトリカブト、白色のサラシナショウマなどが咲き始めました。




先週、庭の三尺バーベナに訪れたキアゲハを紹介しました。
今日はナミアゲハが訪れました。
両者の見分けは赤い丸印の中の模様の違いです。




ハツユキソウの上にカマキリがごちそうにねらいを定めていました。
カメラを向けるとこちらに気がつき、不機嫌そうににらみつけてきました。




隣ではシオカラトンボが食事中でした。
トンボはハエやカを食べてくれるありがたい昆虫なのですが。
獲物は胴体が赤く羽はまさにトンボ、ナツアカネなどの赤とんぼでしょうか。
我が家の小さな庭にも生態系が躍動しています。







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餌場の庭・夏の花

2013年08月17日 | 自然
昨日の夕刻から強い雨が降り、久しぶりに大地が潤いました。
今朝は庭に咲く夏の花に昆虫が餌を求めて群がっています。




家の隅のわずかな場所には、三尺バーベナやハツユキソウなどが花盛りです。
いずれも夏に強い園芸種で、こぼれ種から毎年発芽して花を咲かせます。
これを目当てに、たくさんの虫たちが蜜や花粉を求めて群がります。
画像真ん中辺りにキアゲハが食事中です。




キアゲハはナミアゲハと似ておりますが、画像左の頭部上の前翅に特徴があります。
黒く塗りつぶされた模様になっているのがキアゲハで、ナミアゲハは鮮明な線模様です。
口吻を三尺バーベナの花に差し込み、足を踏ん張り背を丸め夢中になって吸蜜中です。




ハナバチの仲間が朝早くから、幼虫の餌を蓄えるために花粉や蜜を集めています。
コバギボウシにはマルハナバチ、三尺バーベナにはクマバチでしょうか。
花達も受粉を助けてくれる大切なパートナーのハナバチの訪問を待ち焦がれています。
マルハナバチには15種ほどがあり、舌の長さで相性のいい花が決まっているそうです。
クマバチはオオスズメバチ並に凶暴性があるような誤解がありますが平和的なハチです。



シオカラトンボです。
たくさんの虫が群がる花園には、昆虫を餌とする多くのトンボも訪れます。
画像左は、黄褐色で腹部に黒い斑条が見られ、腹部先から1/3が黒い色をしています。
この個体は、雌かあるいは雄の未成熟個体です。
画像右の個体は雄で、腹部が黒くなり青っぽい灰白粉を吹いています。
体色から雄はシオカラトンボと呼ばれ、雌はムギワラトンボとも呼ばれています。




タチアオイの葉にはたくさんの幼虫が寄生し、葉を食べ荒らしています。
それを狙っているのか、ニホンカナヘビが行ったり来たりしています。
石垣にはニホントカゲの幼体もいたのですが、画像には納められませんでした。
ニホントカゲとニホンカナヘビの特徴的な違いはいくつかあります。
トカゲはうろこが細かく艶やかで、カナヘビはうろこが目立ってかさかさです。
トカゲの幼体(成体になるのに3~4年)は特徴的で尾が青色に光っています。
また、トカゲはおなかも地面につけるように歩き、カナヘビは四肢と尾で体を支えて歩きます。





フシグロセンノウが送り盆の昨日咲きました。
昨年の10月2日に播種し、今年の6月29日に庭に植えた株です。
子供の頃、母に名前を教えてもらった花で感慨ひとしおです。


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家庭菜園の花

2013年08月10日 | 家庭菜園
猛烈な夏の太陽の下、菜園の花は元気に咲いています。




アオイ科のオクラです。
オクラはアフリカ原産の暑さには非常に強い夏の野菜です。
食物繊維、各種ビタミン、カルシウム、鉄分などの栄養素を豊富に含んでいます。
夏ばて防止、便秘予防、下痢予防、強精促進、消化促進などの効果があるそうです。
オクラは花も美味しく食べられ、オクラの香りと粘り、そして甘さがあります。
花びらだけをはずしてさっと湯通した甘酢漬けは絶品です。




夏野菜の代表格、ウリ科のキュウリの雌花です。
キュウリは雌花と雄花がありますが、スイカなどとは違い受粉しなくても実がつきます。
これは単為結果(たんいけっか)という性質が強いので実が大きくなるのです。
開花してから後約2週間程度で収穫できます。




ウリ科のカボチャで、画像上が雌花、下が雄花です。
雌花は花の下に丸いカボチャの可食部が付いています。
カロテン、ビタミン類を多く含む緑黄色野菜です。




ウリ科のツルレイシの雄花ですが、ニガウリあるいはゴーヤの名称が一般的です。
暑い季節の活力源として、生活習慣病の予防食・健康食として人気です。
ゴーヤは血糖値を安定させる効果が科学的に分かってきたということです。
ゴーヤの苦味成分は血糖値やコレステロールを低下させるのだそうです。




ナス科のトマトの花です。
トマトは1つの花に雄しべと雌しべがあります。
受粉は風や昆虫によって行われます。
私は、気温の低い春先だけトマトトーンというホルモン剤を花にかけています。
本来なら受粉した刺激で発生する植物ホルモンと同じ刺激になるトマトトーンを
花にかけることで、花が受粉したと錯覚して実を太らせてくれるのです。




ナス科のナスの花で、雄しべと雌しべが1つの花に見えます。
「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄は無い」ということわざがあります。
ナスは雌雄同花なので咲いた花はほとんどが結実するということでしょうか。




マメ科アピオス属のアメリカホドイモの花です。
属名のアピオスが商品名としてよく使われています。
地中に数珠状にできる塊茎をたべます。
非常に美味しいのですが、野生性が強く収穫漏れの塊茎が次の年に雑草化します。




マメ科のラッカセイ(落花生)です。
南アメリカの熱帯地域が原産で、日本には江戸時代の初めに渡来したそうです。
朝早く黄色い花が咲き、自分の花粉が雌しべについて自家受粉します。
昼には花がしぼみ、およそ1週間後には子房の元が伸び出して根のように下を向きます。
この伸びた部分を子房柄(しぼうへい)といい地中にもぐって豆を作ります。




ショウガ科のミョウガの花です。
ミョウガの花は食材として逸品です。




イネ科のトウモロコシの雄花です。
雄花は茎の頂部にあり、雌花は実の先のヒゲです。
多くの花は虫媒花のため、目立つ色の花びらや、香り、甘い蜜などを持っています。
イネやトウモロコシは、風が花粉を運ぶしくみの花なので、目立たない花が多いのです。




ユリ科のニラの花です。
とう立ちした蕾の花茎は、シャリッとして歯ごたえがあり美味しい食材です。
画像のように花が開くと花茎は硬くなってしまいます。




シナノキ科のシマツナソの花で、モロヘイヤの名称で食材として流通しています。
モロヘイヤはエジプト生まれで、アラビア語の王様の食べる野菜という意味だとか。
猛暑で元気に育ち、夏ばて防止効果と独特のねばりけは血糖値の上昇を抑えます。



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実生山野草13-5

2013年08月03日 | 実生
8月に入って暑い中、実生山野草もさまざまです。




隣の家のぶどうの樹の下のヤナギランは、毎年元気良く咲いています。
今年はその種をいただいて7月13日に播きました。
ヤナギランの発芽は早く、7月25日には発芽が始まりました。
すでに本葉も見えております。
我が家の標高は約600m、里生まれのヤナギランが来年は咲くでしょう。




昨年の秋に種を播き、今年の春に植え替えた苗が順調に育っております。
マツムシソウ、ムカゴトラノオ、ヤブレガサ、ソバナ、ミヤマカラマツ、
オミナエシ、ゴゼンタチバナ、コキンレイカなどで、ムカゴトラノオは穂を出しています。




昨年秋に3粒の種を播いたリンネソウです。
2株が発芽し、今のところ機嫌良く育っています。
花は昨年の画像です。




春はすこぶる順調に蕾を持ち上げていたシラヒゲソウです。
この暑さで弱り始めています。
朝日が3時間ほど当たる場所に置いてあるのですが、さらに日陰に移します。




この春に種を分けて頂いたシキンカラマツです。
2年ほど前の種だそうですが、90粒播いて23株が発芽しました。
6月29日に播いて7月17日に発芽が始まりました。




学校のトチノキの実が鈴なりです。
秋が楽しみです。
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