シソ科タツナミソウ属のタツナミソウ、白波が立っているような花模様です。
近隣で見られるタツナミソウ属の見分け方です。
他の仲間は、茎の毛の向きでおおよその見分けがつきそうです。
ヒメナミキは、花冠長約6mmの淡紅紫色を帯びた白色の花を咲かせます。
特徴は、葉腋に1個ずつの花をつけることと花冠筒部の曲がりが少ないことです。
葉は長さ1~2cmと小形の三角状卵形で、葉、茎ともほとんど無毛です。
小さい萼ですが、タツナミソウ属の特徴の2唇形と背の突起物が目立ちます。
タツナミソウ属のヤマタツナミソウ、姿勢よく真直ぐ茎が立ちあがります。
タツナミソウとの花での見分けポイントは、花冠の基部の曲がりで、60度です。
茎や葉での見分けポイントは、茎の毛が上向きで、葉の鋸歯が尖ることです。
近隣にエゾタツナミソウの観察記録があるのですが、まだ見たことがありません。
本種はヤマタツナミソウの変種で、葉の両面にはほとんど毛がないとのことです。
タツナミソウ属のタツナミソウが、花をにぎやかに咲かせています。
花冠の基部で90度に曲がって直立します。
見分け方表の「タツナミソウの他の仲間」も同様に90度に曲がります。
茎葉もヤマタツナミソウとは異なり、茎の毛は開出で、葉の鋸歯は丸いです。