信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

白い花咲く6月の野山

2020年06月13日 | 山野草

「ワォー」と叫びたくなるほどの白花の存在感でした。
レンプクソウ科ガマズミ属のヤブデマリ(藪手毬)です。


白色の大きな装飾花が縁どり、真ん中にいくつもの両性花をつけます。
装飾花は5個で、うち中心の1個が極端に小さく仲間の種との見分けが容易です。


同じくレンプクソウ科ガマズミ属のカンボクです。
似ていますが、5個の装飾花は同じ大きさで、3裂する葉が特徴です。


エゴノキ科エゴノキ属のエゴノキ、公園などでも植栽株を見かけます。
名の由来は、果実を噛むと舌や喉がえぐくなることからだそうです。


バラ科カマツカ属のカマツカ(鎌柄)、材が丈夫で鎌の柄に用いたことからとか。
蕾はまん丸、開花すると長い雄しべが20個と3個の花柱が現れます。


アジサイ科バイカウツギ属のバイカウツギ、お馴染みの花木です。
花言葉は気品とか、梅の花の雰囲気を持つことから梅花空木です。


ハイノキ科ハイノキ属のサワフタギ、花冠より長い多数の雄しべが目立ちます。
果実の熟す秋、藍色がかった瑠璃色の実は神秘的です。


バラ科コゴメウツギ属のコゴメウツギです。
雄しべは10個で花弁より短く、雌しべは1個で直立します。


梅雨入り3日目の今日は雨、水かさが増した近所の川の両岸は白い花が満開です。
アジサイ科ウツギ属のウツギです。


ウツギは卯(う)の花とも呼ばれて親しまれ、初夏の風物詩でもあります。
♪♪卯(う)の花の匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて・・夏は来ぬ♪♪
ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギの見分け方の一つは花糸の翼の形だとか。

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