信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

八丈島で出会った植物

2019年04月27日 | 旅行

セリ科シシウド属のアシタバ(明日葉)、似たハマウドも同様の場所で見られます。
見分けは、茎を切った際に出る汁の色で、アシタバは黄色、ハマウドは白色です。


始めて見る植物が多く、「八丈島の植物ガイドブック」にお世話になりました。
バラ科キイチゴ属のカジイチゴとハチジョウクサイチゴ(八丈草苺)です。
見分けは、前者は葉が掌状に3-7中裂で茎に刺無。後者は葉が3小葉で茎に刺有。


スミレ科スミレ属のシチトウスミレ(七島菫)、タチツボスミレの変種です。
母種に比べ、葉に光沢があり、托葉が大きく切れ込みが粗い特徴が見られます。


スミレ科スミレ属のアツバスミレ(厚葉菫)、スミレの海洋型だそうです。
母種に比べ、葉が厚く光沢があり、シチトウスミレとともに多く見られます。
両者の見分けは、茎の有無、葉の形、柱頭の形、側弁の毛の有無などです。


タデ科イタドリ属のハチジョウイタドリ(八丈虎杖)、イタドリの変種です。
母種に比べ、大型で葉に光沢があるとのことで、確かに光っています。


アジサイ属のガクアジサイとラセイタタマアジサイ(羅背板玉紫陽花)?
花がない時期ですが、葉の大きさや厚さ、ざらざら感からラセイタ・・かな。
ラセイタタマアジサイはタマアジサイの変種で、伊豆諸島固有種だそうです。


キブシ科キブシ属のハチジョウキブシ(八丈木五倍子)です。
キブシに比べ、花序が大きく、ごつい花だなあと思って調べてみると本種でした。


ウコギ科タラノキ属のシチトウタラノキ(七島楤木)、タラノキの変種です。
伊豆諸島固有種で、茎や葉にほとんど刺がないのが特徴です。


カヤツリグサ科の伊豆諸島固有種は、ハチジョウカンスゲやオオシマカンスゲ。
シダ植物は、大きなヘゴから、小さな伊豆諸島固有種のハチジョウウラボシ。
帰化植物も多く、アカバナルリハコベやマツバウンランが花盛りでした。


バラ科サクラ属のオオシマザクラ(大島桜)、伊豆諸島準固有種です。
ソメイヨシノの親であり、桜餅の葉にも使われなど、人と関りの深いサクラです。
主な特徴は、葉、花、芽などが無毛、葉の鋸歯の先が糸状に伸びることです。



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里にも山にも春が来た

2019年04月20日 | 風景

ノルディックウォーキングの4月の例会は、さくら祭りで賑わう上田城址公園です。


津金時のカタクリ山野草祭、赤紫色のカタクリと白色のアズマイチゲが満開です。


檀家の皆さんが丹精込めて手入れをした寺の山に春の喜びがいっぱいです。


さてこちらは、志賀草津高原ルートの冬季間閉鎖ゲートのある「陽坂」です。


この日は「雪の回廊ウオーキング」、ゲートが開き山は冬の眠りから覚めました。


10kmの道のりに疲れ始めた参加者ですが、カモシカの姿に元気注入です。


渋峠の県境の白線で「おこみん」とミス志賀高原が迎えてくれました。


ここで昼食、ネマガリダケご飯&同味噌汁、キノコそばに野沢菜漬と蕗煮です。


峠を出た12時45分の山の気温は12度、今の山としては非常に暖かい好天です。


この日(4月18日)の最高積雪地点の雪の高さは5m60cmだそうです。
翌日19日から車両乗り入れ、志賀草津高原ルートの春は「雪見」から始まります。
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八丈島で出会った動物

2019年04月13日 | 旅行

花盛りのオオキバナカタバミにやってきたのは、セイヨウミツバチです。


ハチジョウクサイチゴの白い花を覗くと、黒色のアリが蜜に群がっています。


アツバスミレの前に止まるチョウは、ツバメシジミのようです。


大人気の、じっちゃんと子ヤギです。


黒毛和牛への餌やり体験、今日はオオバヤシャブシの若葉(画像右)です。


ホテルの支配人が飼育するというジャージ牛、南国情緒たっぷりの牧場です。


乗ることが許されている大きなウミガメ、公園の方に見送られ竜宮城へ出発です。


貝殻探しに海岸を覗いたのですが、どこも溶岩に覆われた厳しい海岸で断念です。


土産店に並ぶ貝殻と、展示された八丈島近海産のハチジョウダカラです。


帰宅後、手持ちの貝殻と土産のフリージアを飾り、旅の思い出記念撮影です。
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八丈島うまいもの巡り

2019年04月06日 | 旅行

八丈島の焼酎は、商人だった流人が、芋焼酎の製法を伝授したのが始まりとか。
今の八丈島では、芋と麦がブレンドされた独特の焼酎が幾種類もあります。
その一つ「八重椿」、麦の飲みやすさと芋のコクや旨さが楽しめます。


八丈島の代表的な名物のひとつ「くさや」、ごちそうを前に皆しばし様子見です。
ところがなんと、最近はソフト仕上げとか、旨みを残して匂いは少なめなのです。
一口食べ、これは焼酎のお供にと即決し、真空パックを土産にしました。


八丈島で評判の「あそこ寿司」さんで、「島寿司」をいただきました。
寿司ネタを醤油漬けにし、やや甘味の強い酢飯に練りがらしを使っています。
ネタの色から「べっこうずし」とも、画像の左の2個がそれです。
右下はホテルの島寿司、ワサビの定位置に黄色い練りがらしが見えます。


岩海苔は高級食材、土産店などでは「島のり」の名で出ています。
採取適期は大シケの2月頃だそうで、採れる日はほんのわずかとのことです。
寿司店の大将が、大切な乾燥岩海苔を、自慢そうに見せてくれました。


手に載せたレモンは、LLサイズで600百円、高いと思いながらもお土産に。
夕食で出された島のレモンが美味しくて、あちこちと探していたのです。
商品名は八丈フルーツレモン、樹上完熟果実はマイルドで皮まで食べられます。
確認はしていませんが、農家の温室で見た「キクチレモン」だと思います。


熟すと赤い実になるパッションフルーツは、トケイソウ科の果物です。
食べるのはゼリー状の黄色い果肉で、芳醇な香りと鮮烈な酸味があります。
香りも酸味も強いことから加工用が多く、ホテルではムースをいただきました。
八丈島での栽培は一時期衰退してそうですが、最近は盛況だそうです。


民家の周辺にバナナの樹を見ると、南国気分が高まります。
八丈島ではモンキーバナナとか三尺バナナとか呼ばれているそうです。
皮が薄く、強い甘味が特徴だとか、残念ながら味見はしていません。


アシタバの別名はハチジョウソウ、まさに八丈島を代表する植物で野菜です。
伊豆大島産のものを「赤茎」、八丈島産のものを「青茎」と呼ぶそうです。
大越でアシタバ摘み取り体験、株の中心の若芽を摘むようにと教わりました。


アシタバの加工産業はこのところの健康志向ブームで、大忙しの様子です。
社長さんは八丈島の“ジャパネット” とか、絶妙な語り口で客を引き込みます。
画像上は試食品、高血圧予防やミネラル豊富などに誘われて買い込みました。


アシタバは味に独特のクセがあり、このクセを抑える調理法が多いようです。
ホテルでは、蟹味噌やマヨネーズ和え、椿油で揚げた天ぷらなどが出されました。
離島時には空港で明日葉ラーメンを食べ、明日葉づくしで元気いっぱいです。










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