白駒池周辺のシラビソやコメツガの原生林はコケに覆われた緑の世界です。
高見石に向かう歩道脇で見つけたコケの中の白い花はミヤマウズラです。
コミヤマカタバミの閉鎖花でしょうか、初めて見ました。
原生林内の倒木の上に生えた地衣類のウグイスゴケ、結構目立ちます。
イワダレゴケとベニタケの仲間の共演です。
シラビソの幹にひと際目立つ黄色、ハナビラダクリオキンでしょうか。
担子菌の一種で橙黄色のゼリー状物体は子実体、いわゆるキノコとのことです。
神秘的な原生林に似合うギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)です。
果実の裂けた株があり(右下)覗いてみると蒴果、ギンリョウソウは液果です。
高見石から見た高見石小屋と原生林に囲まれた白駒池です。
その白駒池に降りてきました。
白駒池のほとりにあるバイケイソウの群落、のきなみシカに食べられています。
バイケイソウは毒草、以前はシカも敬遠していたのですが、野生のたくましさです。
セイタカスギゴケとコセイタカスギゴケの見分け方を教わりました。
葉のすらっとした長い方が前者、こじんまりした短い方が後者だそうです。