信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

白駒池の周辺をあるく

2021年08月28日 | 自然

白駒池周辺のシラビソやコメツガの原生林はコケに覆われた緑の世界です。


高見石に向かう歩道脇で見つけたコケの中の白い花はミヤマウズラです。
コミヤマカタバミの閉鎖花でしょうか、初めて見ました。


原生林内の倒木の上に生えた地衣類のウグイスゴケ、結構目立ちます。


イワダレゴケとベニタケの仲間の共演です。


シラビソの幹にひと際目立つ黄色、ハナビラダクリオキンでしょうか。
担子菌の一種で橙黄色のゼリー状物体は子実体、いわゆるキノコとのことです。


神秘的な原生林に似合うギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)です。
果実の裂けた株があり(右下)覗いてみると蒴果、ギンリョウソウは液果です。


高見石から見た高見石小屋と原生林に囲まれた白駒池です。


その白駒池に降りてきました。


白駒池のほとりにあるバイケイソウの群落、のきなみシカに食べられています。
バイケイソウは毒草、以前はシカも敬遠していたのですが、野生のたくましさです。


セイタカスギゴケとコセイタカスギゴケの見分け方を教わりました。
葉のすらっとした長い方が前者、こじんまりした短い方が後者だそうです。
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夏の高原に久々の青空

2021年08月21日 | 自然

令和3年8月19日木曜日、久々に見る夏の高原の青空です。
湯の丸スキー場のヤナギラン、2段目を咲かせており、もう少し楽しめます。


ヤナギランが大好物のイブキスズメの幼虫、ずいぶんと大きくなりました。


高原の花は夏から秋へと移り始めワレモコウが青空に向けて花穂を伸ばしています。


チョウ達も久々の青空に大喜び、ノアザミの花の蜜を仲良くいただいています。


満開の花の重みで傾くマルバダケブキに雲の流れも同調しています。


青空に突き上がるアキノキリンソウと白雲、右手にはハナバチが訪花中です。


久々の青空で嬉しくなり、シシウドの花の『青空花火』を楽しみました。


通りがかりのお嬢さんも『青空花火』に挑戦、テレビ記者の誘いの一コマです。


ジジ、ババと孫一家、青空が広がる篭ノ登山で夏休みの思い出作りです。


午後からの高原は雲に覆われて来山者も減り、木道はカップル1組の世界です。


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納涼、軽井沢自然散策

2021年08月14日 | 自然

すごい量の水が激しく流れ落ちる様は迫力満点、竜返しの滝です。
中軽井沢から旧三笠ホテル前を通り、白糸ハイランドウエイに入ります。
入って間もなく左斜めにある駐車場に車を止め、信濃路自然歩道を歩きます。
弾力のある土の遊歩道は木々に囲まれ、自然味たっぷりです。


白糸の滝入口の店、名物はイワナの塩焼き、おやき、白糸湧水とうふ、とか。
入口から清流沿いに滝まで150mほど、せせらぎの音を聞きながら登ります。
小さな2連の滝、皆が足をとめて覗き込み、テンショウンが上がります。
白糸の滝はいつでも大賑わい、軽井沢町屈指のいやしの名所です。


岩肌から湧き出た水は高さ3m、幅70mの湾曲した岩壁に沿って落ちます。
幾筋もの白絹をたらした清水のカーテンの白糸の滝、清涼感いっぱいです。


涼風にススキの穂がゆれる小浅間山(標高1655m)から望む浅間山です。
小浅間山は浅間山の南斜面に出来た寄生火山、峰の茶屋登山口から約1時間です。
山全体は火山礫から成り、草木が少なく眺望は抜群です。


追分宿から石尊山方面に登り約2時間、濁川の赤滝(血の滝)と源泉です。
鉄分が多く、湧出してしばらくすると酸化して赤褐色の水となります。
血の池周辺の湧水群が濁川となり、下流の広大な水田を潤すのだそうです。


散策中にたくさんのキノコや山野草に出会いました
手のひら以上に大きいキノコ、ハナビラタケにムレオオイチョウタケです。


3種類の見た目がそっくりのシダが隣り合って生えていました。
オシダの群落に混じるミヤマクマワラビとツヤナシイノデです。


水辺の暗がりにキツリフネが咲き始めました。
岩場の暗がりにはイワタバコが星形で紫色の花をたくさん咲かせています。


米粒を付けたママコナ、シモツケソウは葉が裂けますが似たシモツケは楕円形です。
ヤブハギはヌスビトハギと葉の付き方が違いますが、花や果実は全く同じです。


ヤマクワガタ、茎には開出毛があり蒴果の基部は広いくさび形です。
クワガタソウは茎の毛が屈毛で、蒴果は三角状扇形です。

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真夏に見た鳥、虫、花

2021年08月07日 | 自然

ツバメが群れをつくる季節、電線に集まって毛づくろいをしています。


子供達、一休みした後は、家の壁にへばりつく訓練でしょうか。


こちらは、石垣にへばりついて耐えているように見えます。


まだまだ生まれて数カ月、かなりお疲れの様子です。


こちらは、近所のお寺さんの裏山で子育て中のシロサギ、大騒ぎをしています。


タンポポの種が舞い降りたと思ったのですが、なんと昆虫でした。


昨年の夏に玄関先で見た昆虫の名前がようやく分かりました。


堤防に育つウマノスズクサと、それを食べるジャコウアゲハの幼虫です。


里の夏の花、存在感抜群のヤマユリです。
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