信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

チダケサシとチチタケ

2016年08月27日 | 山野草

7月中旬頃から淡紅色の花で高原を彩る「チダケサシ」、漢字で書くと「乳茸刺」です。
チダケサシは一帯に普通に見られ、茎葉が少なく細くて丈夫な茎を垂直に伸ばします。


お盆の頃に出る野生のキノコ「チチタケ」、ダシが濃く季節の野菜との煮物は逸品です。


チチタケは「乳茸」と書き、傷がつくと乳のような液を出すことからこの名があります。


チダケサシの名の由来は、採ったチチタケを茎に刺して持ち帰ったことによるとのこと。
試してみると、チダケサシの茎は刺しやすく、チチタケは固めなので壊れず、納得です。

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ワタの花が咲きました

2016年08月20日 | 家庭菜園

今年の1月、畑に植えられたままで冬を迎えたワタを見つけ、種子をいただきました。
ワタはアオイ科ワタ属の植物で、種子の表面に生じた綿毛は綿として利用されます。


ワタの発芽適温は20~25度ということで、高い温度が好きな植物のようです。
ポリトンネル内で育苗し、5月25日には双葉の間から本葉が見えてきました。


夏になるとどんどん大きくなり、8月20日現在で160cmほどの高さになりました。


そして、なんとも優しい、透きとおるような淡いクリーム色の花を咲かせます。


花を開いた翌日、花はクリーム色からピンク色に変わります。


さらに10日後、膨らんだ果実の中には種子や綿毛の基が、秋には綿が獲れそうです。


家庭菜園で育てているアオイ科の2種類、ワタと同じく優しい花を咲かせています。
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湯の丸高原花便り8中

2016年08月13日 | 山野草

真夏の湯の丸高原登山道沿いに咲くラン科植物は6種類ほどがあります。
水ノ塔山の「キソチドリ」と「ミヤマフタバラン」、ほとんど気づかれていそうもありません。
池の平一帯には「ホソバノキソチドリ」がニョキニョキと顔を出し、名を知る方も多そうです。


見晴岳のシャジュクソウの中にある穂状の植物は何かと訪ねられ、見にいってきました。
か細い穂に点のような小花「ホザキイチヨウラン」、お尋ね人の方よくぞ目に留めました。
「エゾスズラン」は別名アオズズラン、30-60cmと大型で見つけやすいランです。


見分けの難しいツレサギソウ属の中では特徴的な「ジンバイソウ」と「オオヤマサギソウ」。
ジンバイソウは、ほぼ同形同大の葉が茎の基部に2枚つき、葉縁が波打ちます。
オオヤマサギソウは、側萼片が半切り卵形、葉は不同の2,3枚が離れてつきます。


今年は雪解けが早かったためか開花時期が早く、秋の花々が次々と花を開いています。
9月には花がなくなるのではと心配です。


平成28年8月11日(木)山の日
湯の丸スキー場の「ヤナギラン」は今が見頃、遠方の山は、湯ノ丸山に烏帽子岳です。


小烏帽子岳を望む分岐点に数株のヤナギランが咲き、期間限定のビュースポットです。
根子岳や四阿山をバックにして、青空に伸び上がる赤紫色の長い花穂を撮ります。

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子らを迎える高原の花

2016年08月06日 | 山野草

池の平湿原・三方ケ峰の周遊道は、安全・安心・花いっぱいのコースです。
標高約2000mの池の平駐車でバスを降りた子供たち、集会後に広場で記念撮影です。
広場横は「イタドリ」の花盛り、名の由来は“痛取り”ですが、実際は???です。


ピンクの花、『なでしこジャパン』の話題で子どもたちとの距離接近を図ります。
ほとんどの子供たちは「ナデシコ」と初対面、花に興味をもってもらえたかな。


班に分かれて出発、黄色い花の「マルバダケブキ」が豪華に迎えてくれます。


花の紹介写真と見比べ、植物名についての意見交換、「ニッコウキスゲ」に決定。
後ろのほうで、おせっかいを我慢して覗かせてもらい、思わずニンマリです。


木道の池の平湿原、「ノアザミ」や「ノハナショウブ」が遠くからも目立ちます。



登り道では花の話題で一呼吸、・・『歩く姿はユリの花』・・子供たちには受けません。
ではと「クルマユリ」の名の由来を話すも、葉の形は“王様のパンツ”だと子供達。トホホ・・


三方ヶ峰近くの湿地に咲く「バイケイソウ」、大きい株ですが、目もくれずに進みます。
花に興味がある子供は少なそう、私もそうでしたので、案内にはあの手この手です。
コース内では最も高い雲上の丘(標高2110m)には「ヤナギラン」が咲き始めました。



村界の丘では2mに達する「シシウド」と背比べ、名はシシのように大きなウドと説明。
ウドを知る子から食べられるかの問、ノーですが、案内人には問の声がカンフル剤です。


挫けそうになったときに思い出してもらえるよう、『根性の樹』との記念撮影です。


約2時間ほどの山歩き、リフレッシュしてもらえたか、足取りは快調な様子です。
「アキノキリンソウ」が黄色い花を開き、無事の到着を迎えています。
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