信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

新年を迎える準備万端

2022年12月31日 | 風物詩

氏神様の鳥居に新しい大しめ縄が飾られました。
しめ縄は、この世と神様の世界を区切っている境界線のようなものだそうです。


大しめ縄作りには、材料の稲ワラを前日に用意しておきます。


大しめ縄づくりのスタートです。
わら束を二つに分け、左巻きで1本に寄り合わせ(綯う:なう)ます。

綯い始めのころは数本のワラを加え、徐々に加えるワラの本数を増やします。


中間ではかなりの量を加え、その後は減らして細くしていきます。
左のように余ったワラが飛び出しますので、鋏で切ってきれいにします。


2本の大しめ縄の溝に3本目を右に撚(よ)りながら左巻でねじ込みます。
かなりの力が必要で数名で奮闘します。


鋏でていねいに飛び出たワラを切って仕上げます。


大しめ縄は基の方を東側(向かって右)に向け、中心を仮止めします。
両端を縦の柱と横梁の交差するところに一回転して縄で固定します。


仕上げは、紙垂(しで)とぼんぼり状の飾りを取り付けます。


表柱には、竹、松、ごぼうしめ縄、ミカン入れのワラ篭を取り付けます。
これで新年を迎える拝殿の準備が出来上がりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとぎの国昼から夜へ

2022年12月24日 | 風物詩

電飾おとぎの国の昼と夜の顔比べです。
ここの主エクステリアマートの「珈琲はうす」です。


漆黒に包まれるころ電飾が灯り「珈琲はうす」が浮かび上がります。


国道8号線を背にした駐車場の脇には親子の雪だるまが並びます。


闇がすべてを覆い、きらめく舞台で主役の歌が聞こえそうです。


おとぎの海に出没した、初おめみえの海賊船、夜の顔が楽しみです。


なんとも楽し気な海賊船でペンギン達も見とれています。


庭ではゴジラとモスラの激戦です。


ゴジラの口から発射される光線の種類によって、モスラの色が変わります。


クリスマス寒波到来の今日24日はホワイトクリスマスになりました。


♡♡♡ ホットな気分でクリスマスイブ ♡♡♡
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏緑性のハナワラビ属

2022年12月17日 | 山野草

名前のとおり夏に茂るハナワラビ属の2種類です。


似た2種類の見分けの一つは、羽片下部の小羽片の葉柄の有無です。
ナガホノナツノハナワラビの小羽片の基部は小羽軸に流れるようにつきます。


次に胞子葉ですが、ナツノハナワラビは羽片の柄が明瞭で3回羽状に分岐します。
ナガホノ・・は2回羽状に分岐し、名前のとおり長い穂状に伸びます。


葉裏の毛の状態も違い、ナガホノ・・は長い白色の毛が目立ちました。
なお、ナガホ・・は1株しか見ていませんので、本種の特徴かは?です。


3回のハナワラビ属で登場した種類の見分け方のまとめです。


大きくは、夏に茂るか冬に茂るか、また、柄の状態で見分けます。


冬に茂る種類は、次に羽片の先が丸めか尖るかで見分けます。


また、縁の鋸歯の状態で見分けます。


羽片が尖る種類は、胞子が散布された後の胞子葉の状態で見分けます。
胞子葉が翌春まで残るか、年内に倒れて枯れるかで見分けます。
また、現在は観察中ですが栄養葉の色も見分けのポイントです。


里は13~14日に雨、14日の夕刻に晴れ上がり雪山が姿を見せました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゾフユノハナワラビ

2022年12月10日 | 山野草

初冬の菅平高原の林内に冬緑性のハナワラビの仲間がたくさん見られます。


葉の縁は細かい鋸歯があり、小羽片は込み合っています。


葉柄にはたくさんの白色の毛が生えています。
シダの先生に伺ったところ、エゾフユノハナワラビと教えていただきました。


隣に生えていたこの株は、葉柄の毛が少ないのでフユノハナワラビ?
お伺いしたところ、これもエゾフユノハナワラビだそうです。


フユノハナワラビとエゾフユ・・、葉の形も鋸歯もよく似ていそうですが。
標高の高い菅平にフユノハナワラビはないだろう、とのことです。


これは標高700mほどの株ですが、葉柄に毛もありエゾフユ・・としました。
フユノハナワラビは長野県の南部(南信)で見られるとのことです。


こちらは、三方ヶ峰の登山口で標高2060mの株、ヤマハナワラビかな?
先生からは、エゾフユ・・としておけば間違いないとのことです。


検索表をみると、ヤマハナワラビの小羽片はほぼ全縁とのこと。
全体的に丸めな葉ですが、縁には鋸歯が見えエゾフユ・・に納得です。


話はガラッと変わりますが、3日の週刊上田の1面です。
人の親子とニホンカモシカの親子の出会い、すばらしい‼ 千載一遇の一枚。


女の子には、この画像のように間近に見えたことでしょう。
数年前に三方ヶ峰や池の平湿原を縄張りとしていた親子です。
ひょっとしたら、お母さんニホンカモシカは同じ個体かもしれません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬緑性のハナワラビ属

2022年12月03日 | 山野草

近所の公園の林床で、秋から翌春にかけて毎年見られるハナワラビ属です。
翌春まで胞子葉をピンと伸ばしていることからオオハナワラビと思われます。


葉はやや草質の明るい緑色で、羽片の先端は鋭く尖ります。


小羽片の縁の鋸歯も尖っています。


葉柄は緑色で白い毛がたくさん見られます。


緑色の葉に混じって赤色の葉の株や緑と赤の中間色の葉をもつ株があります。


10mほど場所を移すと、赤色の株が落葉に埋もれるようにして数株が生えています。


胞子葉は倒れ始めていますので、翌春までは残りそうもありません。


葉は草質で表も裏も赤褐色から赤紫色、羽片の先端は尖っています。


小羽片の縁の鋸歯も尖っており、緑色の株とほとんど同じように見えます。


葉柄は赤褐色で、毛の生え方は株によって違いますが、わずかに見られます。
アカハナワラビを候補に、翌春の胞子葉の有無や葉の色を確認してみます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする