信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

お餅つき

2013年12月28日 | 
年末年始の9日間長期連休が始まりました。
年の瀬の家庭行事はなんといっても大掃除とお餅つきです。
お餅つきはいとこの家でお世話になり、大人数で毎年恒例のお祭りです。
ふかし方やつき方で忘れることも多くマニュアルを作ることになりました。




ポイント1:餅米の準備
①餅つき前日に水でトギ、樽に入れ1晩水に浸しておきます。
②餅つき当日、餅米をふかす15分ほど前にざるで十分に水を切ります。
 今年は水切りざるをセットし忘れてしまいました。
 水切りをしないと、うまくふけなかったり、餅が柔らかくなりすぎたりします。
③3升セイロに網目の粗いフキンを敷き、餅米を入れ、上部1cmほど残します(2)。
④中心に穴を掘り、中央に蒸気が通りやすいようにします(3)。
⑤フキンをきちっと閉じて、セイロへの餅米のセットが完了です(4)。



ポイント2:餅米を蒸かす
①薪を用意して釜戸に火を入れ、8分目ほど水をいれた釜をかけて蓋をします(1)。
②釜のお湯の沸騰を確認して、セイロ1段目、2段目とセットをします(2,3)。
③今年は35分を蒸し上がりの目安としています。
 最初のセイロは時間になったらフキンを広げ、食べてみて蒸し程度を確認します(4)。
 蒸かしたての芳ばしい熱々餅米は早朝の冷え切った身体に元気をくれます。
④蒸し上がり順は図で示したとおりです。
 1と2のセイロをセットし、1のセイロが最初に蒸し上がりますので餅つき器に移します。
 2のセイロを下に下げ、上には新たな3のセイロを乗せます。
 この繰り返しで蒸していきますが、釜への足し湯はこまめに行います。



ポイント3:餅つき
①餅は電気餅つき器でつきますので、器械が動かないように縛ったり重しを乗せます(1)。
 臼と杵でつくほうが餅つきらしいのですが、大変疲れますので電動にお願いします。
②セイロから餅つき器に蒸かし上がった餅米を移します(2)。
 ついている途中、しゃもじなどでは塊からはみ出た餅米を押し込むなどの調整をします。
③10分~15分で丸くツヤツヤに輝いてくるとつき上がりです(3)。
④熱々のつきたて餅を素早く持ってのし板に移します(4)。



ポイント4:のし餅、切り餅
①3升分の餅が入る型枠を取り付けたのし板につき上がった餅を乗せ、平らにのします(1)。
 型枠は13mm厚の材を使い78cm×45cmの大きさにしてあります。
 大変に手の熱い作業ですが、素早さが重要です。
②のした餅は少し固くなるまで半日ほど置きます。色つきの餅は豆餅です(2)。
③包丁で切れるようになったら、物差しに包丁をあてて65mmの幅に縦切りです(3)。
④縦切りにされた餅を何枚か重ねて45mm幅に切っていきます(4)。
⑤切り口が柔らかく粘つくので片栗粉をまぶします。
 片栗粉は保存中のカビの原因になるようですが、冷凍保存ですので問題ありません。
⑥ポリ袋に20枚ほどの切り餅を入れて閉じ、全てを冷凍庫に入れて終了です。

ポイント5:用意する餅米の量
①1升当たりの重さは白米で1.5kgほどですが、水に浸すと約3割り増しとなります。
②今年は3升セイロで5.5杯を餅にするため20kgの白米を用意しました。
 20kg÷4.5kg=4.44杯×3割増し≒5.8杯の予定でした。
③ところが、実際は6.8杯できましたので、原因はなにかを考え中です。




餅つきといえばあんころ餅やきなこ餅です。
のし餅よりやや柔らかめにつき上げた餅を、丸く手で千切ってあんこの中に入れます。
用具をかたづけた後は、お餅をごちそうになり今年の収穫と健康への感謝祭です

 
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2013おとぎの森

2013年12月21日 | 風景
当地の里も雪化粧の朝を迎えました。




ヒイラギナンテンにうっすらと雪が積もりホワイトクリスマスを演出しています。
こんな寒さの中でも花穂を伸ばし、早春の開花に備えています。
ヒイラギナンテンは葉がヒイラギに似、ナンテンとは同じメギ科です。




今年も近所のエクステリアで、電飾おとぎの森を創作し住民を楽しませてくれています。
漆黒の空に天の川が瞬いています。




子供からお年寄りまでたくさんの人が集い、
寒さの中に輝くイルミネーションの世界にひったっています。




今年の目玉の一つはりんごの樹のようです。
暖色系がひときわ目立っています。




赤く熟れたりんごの下で鹿が遊んでいます。




エクステリアの2階から見た画像で、左が昨年で右が今年です。
今年の二階からの眺めは全体に青色系が目に飛び込んできます。
森の入り口の「珈琲はうす」や「水車小屋」は昨年とかなり雰囲気が異なります。
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師走に咲く花

2013年12月14日 | 植物
今朝の気温はマイナス1℃、霜の花が開く初冬の朝です。
庭にはなごりの花が霜をちりばめながら咲き続けています。
近所には冬の花が盛りで、ほのかな香りを漂わせています。




花びらも雄しべも霜で凍てついたエゾムラサキツツジの花です。
通常の開花期は4月から5月ごろですが、この株は毎年春と秋に花を咲かせてくれます。
エゾムラサキツツジは北海道で自生種が見られる半常緑低木です。
北海道勤務時にいただいた苗を父に贈った株で、もう30年ほどこの庭を飾っています。




白花と赤花のイワカラクサです。
アルプス原産の高山植物ですが、この株は園芸種でこぼれ種からの実生です。
春から咲いていますが耐寒性が強く未だに花を数輪つけています。




南アフリカ原産の多肉植物マツバギクで、主に春~初夏にかけて咲きます。
耐寒性の強いデロスペルマと耐寒性の弱いランプランツスの2種類があるそうです。
画像の花は耐寒性マツバギクと呼ばれているデロスペルマ属の1種でしょうか。




白く小さなビワの花が咲き始めました。
バラ科の常緑高木で、冬になると枝先に白色の五弁の小花をつけ、芳香を漂わせています。
当地ではこの季節に花を咲かせる趣のある樹として庭にも植えられております。




ヒイラギは漢字で「柊」と書き冬の花の代表です。
キンモクセイよりやや淡泊なほのかな香りの白い小さな愛らしい花です。
葉は鋭い棘を持ち、「悪魔除け」の御利益があるということです。
このことから、庭木として玄関に植えることが多い樹です。
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剪定シーズン到来

2013年12月07日 | 果樹類
12月に入り落葉果樹の剪定が始まりました。



剪定を急ぐ落葉果樹はくるみで、12月に入り早速、剪定講習会が開かれました。
くるみは落葉後まもなくして水揚げが盛んになりますので、年内に剪定を終わらせます。
画像の左下は、枝を切って10分ほど経った切り口ですが、すでに水が滴り落ちています。
こんなに水を揚げて厳寒期に凍らないものかと心配ですが、蜜のように甘い水です。




画像はくるみの枝先です。
左は、花の咲く芽がついた枝で結果枝と呼ばれ、♂印が雄花で♀印が雌花になります。
子供のバンザイポーズを連想させ、楽しく画像に納めました。
右は、元気よく上に伸びている枝で徒長枝と呼ばれ、先端の芽は尖っています。




画像はその年に伸びた勢いの良い枝の先を1/3ほど切取る「先刈り」された枝です。
一昨年先刈り位置下の芽から太い枝が出て、その枝を昨年先刈り位置で切っています。
それによって、今年はたくさんの結果枝が発生して花芽をつけ、来年は実を結びます。
頂芽優勢という性質があるので、今年も最上部の芽からは元気な枝が伸びました。
今年伸びた枝は赤線の部分(外に向いた芽の2cmほど上)で先刈りします。




従来、くるみは剪定を行わないで自然形で伸ばし放題にしておりました。
最近は病害虫対策や毎年平均して実が成るように剪定が行われるようになりました。
東御市はくるみの栽培暦は長いのですが、剪定はこれから取り入れる技術です。
研修会では農業用高所作業機も繰り出し、樹全体の剪定方法の説明です。




いとこの畑のくるみも早速に剪定を済ませました。
定植2年目の樹ですが、左図が剪定前で右図が剪定後です。
中心の主幹を3mほど伸ばし、主枝を4本にすることを想定して育成しています。
主枝は、地表1~1.5m上に第1主枝、その後0.5~1mおきに第4主枝まで作ります。




寒くなる前に両親が大事にしていたカキの木も剪定をしました。
カキの枝は折れやすいと言われますが、画像左のように枝の股は簡単に裂けます。
剪定作業は木の枝に足を掛けることなく三脚を用いて安全に作業します。
右図はカキの枝先で、花芽を含む芽か葉っぱだけの芽なのか形では区別がつきません。
くるみ(結果枝)と異なり、前年の芽から伸びた新しい枝に花芽が付きます(結果母枝)。
花芽は、前年の枝の先端の芽から出た枝ほどつきやすく、4芽くらいまでにつきます。




枝がかなり込み合っているので、しっかり剪定をしようと思います。
まず、剪定の目標を収量優先か作業性や安全性を優先するのか決めます。
作業性と安全性を優先し、樹の下の植物の種類に合わせ射し込む陽の量も調整します。
結果母枝を残しながら、立ち枝、たれ枝、かげ枝、2重枝などを切り取り整理ます。




剪定後のすっきりした枝の状況です。
不必要な枝を整理しまだ混んでいるので、枝の密度を減らして隙間を増やします。
また、更新が必要な古い枝を切り詰め(切り戻し)、新しい枝の発生を促します、
結果母枝として残した枝の枝先は切りません。




ウメの木も剪定をしようと枝の整理を始めたところ、ちょっとした発見をしました。
「モズのはやにえ」でしょうか、トカゲがウメの小枝に刺さっています。
秋の風物詩とはいえ、正面画像はかなりグロテスクでしたので背面からの画像です。
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