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長野県指定の天然記念物『広河原の洞穴群』を目指し、下仁田・臼田線を走ります。
佐久市臼田の城山北交差点(R141)を左折し、道草しながらの運転でも1時間程度です。
途中、雨川ダムの青い湖面、田口峠の絶景、九十九折りの坂道などが楽しめました。
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この日の集合場所、県道沿いにある『広河原の洞穴群』の案内板はすぐに分かりました。
早朝のためか静まりかえった集落、その上にりっぱな楼門を構える禅昌寺がありました。
禅昌寺入口の反対方向にも案内板があり、そこを登ると石仏群が山道で迎えてくれます。
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略図をつくってみましたが、洞穴の位置と名は一致していないかも知れません。
特に、七宝穴、屏風穴、蝙蝠(コウモリ)穴、地獄穴、極楽穴、の辺りはあやふやです。
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禅昌寺入口の案内板から15分ほど歩くと、沢の水が白糸のように落ちる滝に着きます。
洞穴へは、落ち葉の積もる獣道のような足下のおぼつかない岩肌を登っていきます。
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入口は狭く、背のリックはおろし、念のために命綱をセットして探検です(「蛇穴」?)。
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お地蔵さんと標柱の前を左に曲がり、最も大きいと案内されている「本穴」へ入ります。
中には3つの地下湖があり、弁天池・御渡池・桟織池との名が付いているとのことです。
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画像左の洞穴は「屏風穴」でしょうか、岩壁がそびえ、狭い空間を全身で這い登ります。
右は細い穴が地底に続くので「地獄穴」か、そして頭上には石仏、まさに“地獄に仏”です。
案内標柱は朽ち、洞穴内の特徴から名に思いを巡らしてミステリー気分を盛り上げます。
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洞穴内は狭く入り込み、かなりスリリング、ぶら下がりにほふく前進は当たり前です。
鍾乳洞ですとこうはいきませんが、ここは硬い岩石の洞穴、探検隊員絶好の見せ場です。
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いくつかの穴にはコウモリがお休み中、ライトをあてても爆睡です。
コウモリの眠る下に糞を見つけました。(この洞穴は「蝙蝠穴:コウモリアナ」なのかな?)
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洞穴内の生き物探しも楽しみ、岩肌にはカマドウマ、小さな飛び回る虫もいっぱいです。
ザトウムシ・カタツムリ・ムカデなどの仲間、白い毛の生えた物体は生物でしょうか。
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植物では、硬い岩層を突き抜けた根、誰かに持ち込まれたドングリが発根しています。
画像右下は、洞穴内で希に見られるつらら状を呈する岩肌で、長さは10cmほどでした。
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「奥の院穴」から見た、屏風・蝙蝠・地獄・極楽穴群の岩壁、木の葉が落ちてよく見えます。
洞穴と石仏が織りなすワクワクワールド、安全装備と三点確保の岩場歩きで楽しめます。